アルナのクラス異動決戦
--フリージア--
アルナさんを私専属のメイドにしました。
そして、対人恐怖症対策で平日はお城に放り込んでそこに勤めてる人たち全員に色々とお世話と教育、恐怖症対策諸々をまとめてよろしくとお願いして数日が経過しました。
で、アルナさんはどうやらおっぱいからミルクが出る体質らしいのです。
元々は数日に1回趣味で吸わせてもらってたんだけど、ミルクが出るようになってから、定期的に吸い出さないと体調を崩してしまうようになったんだとか。
で、数日に1回趣味で私が吸っていたことと、アルナさんとしては恥ずかしいからおっぱいを吸う唯一の存在&その事実を知ってる存在である私だけにその吸い出しのお願いをしてきました。
もちろん嬉々としてOK出しましたよ?
なので、朝起きたときと、寝る前、それと2~3日に1回はお風呂で吸います。
意外とおいしい。
おまけにアルナさんのおっぱいは現段階でEだというのに未だに成長中。
なので、好きなだけ揉んで好きなだけ吸ってる私。
最近凄く調子が良いんですよね。
しかも、気持ちよさそうにうっとりしてるアルナさんを眺めてるだけでも眼福。
時々体をビクンビクンさせてるのは何なんでしょう?
その後はいつもパンツを履き替えてますけどそう言う儀式ですかね?
ついでに、足腰がその後はガクガクでした。
教えてくれませんでしたけど。
それはさておき
特訓は順調ですよ?
人間相手に凄く慣れてる人たち総勢でアルナさんをあらゆる方面からひたすら構いまくってるので大分対人恐怖症はマシになったようです。
おまけにメイドとしての部分と家事全般を含む周囲の世話などの教育は、特に教え込むのに周囲が必死になってる模様。
ついでにしょっちゅうおっぱい揉まれてるっぽい。
あのおっきなおっぱいが目の前で揺れてたらそりゃあ揉みますよね、うんうん。
男性陣は一切触らず眼福とばかりにガン見してるそうですが、触ってないのでOK。
魔法戦などの実戦の方ですが、そっちも順調ですよ。
ノクスさんを筆頭にがっつり騎士団のみんなが模擬戦をしまくってるそうなので。
ノクスさんも念動の魔法に興味津々で模擬戦をしながらどんな魔法なのか実際に味わいつつ、アドバイスをしたりしてるらしい。
アルナさんも大分人相手に慣れてきたこともあり、みんなの癒しとして、そして後輩として可愛がってもらってるようです。
それは良かった。
まぁ、なぜか私がお願いした段階でやる気満々だったけど、気にしない。
平日、学園で私が授業を受けている間は、対人恐怖症対策でアルナさんはお城にいますが、休みの日は私が町中を連れ回して色んな人と会話をさせつつ、模擬戦をしてます。
彼女との模擬戦は面白いんですよね。
あの子は自分が危険な状態になるか、なろうとすると無意識に防御したり、念動を発動させる。
自身を強化して硬化して防いだり、魔法そのものを空間に留めたりしてます。
後、移動中に私が攻撃した時なんて空中で突然横に行ったり上に行ったり下に行ったりと動きがすっごい変則的になる。
それと思ったことは、彼女がしゃがみ込んで頭を抱えてる状態で小さく?と言うより丸くなると防御が通常よりも頑丈になる。
彼女自身が動こうとしないと防御だけになりますが防御に関しては闘いながらの時の2倍くらいの硬度になります。
下手すれば無意識の状態の方が強いかも知れません。
で、闘いながら念動について調べて分かったことがいくつか。
まず、対象は自身が目視しないと駄目。
次に、止める対象は魔法だろうが物質だろうが生き物だろうが特に制限はなし。
ただし、魔法を止めた場合、動きを止めるだけでそこで魔力供給をきって魔法を消したり、逆に魔力を増やして威力を上げること、それと、その魔法の姿形を変えることは出来る。
一応動きを止められた際は、魔力制御の上手さ次第では抗うことは出来るけど、一切効かない!なんてことは基本的に無理なようだ。
それと、それを発動させる範囲は上達すれば広がるみたいだけど今のところはせいぜい半径10メートルほどのようだ。
私が影さんや、触手さんのように一度に出せる数が上達次第で増やせるのと同じようだ。
けど面白い。
彼女との模擬戦は本当に面白い。
魔法で止められたときに抗う時なんて供給する魔力量を増やして、それを魔力制御で無理矢理動かしたりする時なんて普段の魔力制御の練習よりもよほど身になるし実戦形式だし。
それに、彼女との接近戦はとても興味深い。
私も一応扇は扱うけど、メインで扱わないから技術としては多分彼女の方が上。
と言っても、扇子を広げて切り裂き、畳んだ状態でたたきつけ、突きを放てば意外と威力が出る。
1つの武器で結構バリエーションが豊富だし、彼女には決まった型がないから右手、左手のどちらを使うかはその時次第だし、瞬時に利器、鈍器を切り替えることも出来る。
まぁ、私は面白いんだけど、彼女からすると私との模擬戦は相当恐ろしいんだそうな。
技術というか実力は伸ばせるのは確からしいけど色んな意味で怖いんだって。
何ででしょうね?
彼女が言うには、どう猛な笑みを浮かべながらエグいポイントを狙ってくるとか、時折放たれる威圧が怖いとか言ってたけど。
だって、強い人と面白い戦い方をする人との戦いは面白いんですよ?
後、悪心退治ですね。
そんな感じなので私は朝学園に行く前と帰った後の2回、実戦訓練をしてましたが、その片方は彼女のために時間を空けている状態です。
-人間相手はどうですか?-
「はい・・まだ怖いですけど大分慣れました。」
お城に放り込んでから3日ほど経過したところで現状を本人から聞いてみた。
ノクスさんたちからも報告を受けてるけど一応本人からも。
ふむ。
ノクスさんが言っていたことと大体は同じようですね。
一応返事は出来てるし、戦いもまずまずらしい。
時折不意打ちで攻撃してみてるらしいですが、危機察知能力はかなり高いらしくほぼ確実に防御してるらしい。
一応言いますと不意打ちと言っても過度なスキンシップらしいですよ?
あのおっきなおっぱいを狙ったらしいです。
邪なモノを感じ取ったのか何なのか瞬時に念動で動きを止められ、身体強化をして速攻で逃げられるそうです。
それが面白いことに、エッチなことを企んでると100%防いでるんだとか。
そう言う技を覚えたのか聞いてみたところ
【危機自動感知】
自身に関するありとあらゆる危険なことに該当するものは全て無意識でも感じ取ることが出来る。
対象は、自身にとって不快なモノ全て
【脱兎のごとく】
自分にとって不快であり、危機・危険と判断することを察するとその直後に逃亡、もしくは相手を撃退か行動不能にさせる。
こんなのを覚えたらしい。
これ、2つとも自動的に発動してることもそうだけど、組み合わせが良い。
どっちもいじめによる影響だと思うけど、危険なことや嫌なことを勘でも無意識でも察してそのまま逃げるか相手を動かないようにする、もしくは撃退。
つまりは、彼女に対して不意打ちは絶対に不可能と言うことになる。
これ・・・凄いことなんだよ?
かなり強力な組み合わせなんだよ?
不意打ち無効化の最強コンボなんだよ?
分かってる?
・・分かってないね・・だって本人は、キャーキャー言いながら周囲のモノを念動で投げつけるか、念動で相手本人を空中ですっごい速度でシェイクしてたりしてるし、終わった後は周囲の状況を見てあわあわしてるから凄いとは思ってないけど。
で、この2つなんだけどどうやらメイドたちのせいみたいなんだよね・・。
彼女のおっぱいがあまりにもおっきくて形も良く、肌とか弾力とか色々と凄いからそれをうらやましい・・とは思わずなぜか堪能したいと考えたらしく、結構な頻度で揉んでるらしい。
稀に顔を埋めてパフパフしてるらしいけど。
男性陣はそんな女性陣を見て微妙に距離を開けてるし、私直属だからそんなことするはずもなく(私直属じゃなくてもしないと断言された)女性陣をどうにか止めようと頑張ってるけどすっごい眼力で睨まれ、あきらめてるらしい。
まぁ、視線を逸らそうとしてもどうしてもおっきな果実がゆっさゆっさしてるから視線がそっちに勝手に戻るらしいけど。
男性陣は、それを繰り返して煩悩と闘ってるグループと、抗うのを辞めて眼福とばかりに眺めてるグループと、模擬戦だの特訓だのに気合いを入れ直して煩悩退散と叫んでるグループに分かれてるらしいけど。
アルナさんのおっぱいは色んな意味で最強らしいです。
で、そんな肉食系メイドさんたちにたっぷりと揉まれ、汗を流すためにお風呂に強制的に攫われて更に揉まれ・・を繰り返していく内にこのまま流されると何か失ってはいけない何かを失ってしまうと本能的に思ったらしく、これまでいじめられていた時に無意識にしていた防御が自身の現在の実力とかみ合い、強制逃亡出来るようになったんだとか。
まぁ、メイドさんたちは鍛えるついでという名目で常に虎視眈々とアルナさんのおっぱいを狙ってます。
だというのに・・
-それでも、私は揉んでも良いんですか?-
朝と夜、時折お風呂で舐めて吸ってもしてますよ?
しょっちゅう私は、お家でその巨乳を手で楽しんで顔を埋めてます。
「リア様だとなぜか安心感と言いますか、幸せな気持ちになれるんです。」
なぜかほっこりとした表情で顔を埋めて両手で楽しんでる私をお膝に乗せて抱きしめつつ頭を撫でてる。
そう言うモノですか?
「・・妹か子供がいたらこんな感じかな。」
ぽつりとつぶやいてる彼女の表情はとても優しいモノでした。
私はあえてなにも言わずに楽しむことにしました。
余談だけど、そのメイドさんたち、私相手だとそんなことはしませんが着せ替え人形になります。
とにかく色んなのを着せては脱がされを繰り返してます。
で、着せるたびにキャーキャー言って喜んで、脱がせてはうっとり・・を繰り返してる。
まぁ、楽しそうで何よりですよ?
「それで、リアちゃん。アルナさんはどう?」
-大分使い物になれる程度にはどうにかなったと思いますよ。-
「そっか・・よかった。」
「思ったより・・と言うより予想以上に対人恐怖症・・治るの早かったけど何したの?」
学園で勉強しながらお話し中です。
-お城の中に放り込んだだけですよ。-
そこにいる人たち全員にお願いしましたと併せて言うと、なぜか引きつった表情になるみんな。
なぜに?
「リアちゃん・・かわいく首かしげてるけど、やり方がえっぐい」
「それ、下手すればトラウマになって引きこもりになるよ?」
-大丈夫ですよ。人間相手になれてる人たちが揃ってますし、何かあれば私がどうにでもします。まぁ、アルナさんを怖がらせたらお仕置きですけど。-
「リアちゃんのお仕置きかぁ・・・怖いわぁ。」
「でも、言われて見るとあそこにいるメンバーは元々貴族や王族とか凄い人たち相手に仕事してる人たちだから対応には慣れてないと駄目だったね・・職業的に。」
「そっか。そのくらい出来ないとあっという間に首だもんね。」
そう。
メイドさんも執事さんも騎士さんたちも強さも器用さも職業的な技術も必要だけど、一番必要なのは相手を不愉快にさせないことであり、スマートに仕事をこなすこと。
相手の感情くらい読み取れないと仕事が出来ない。
だから出来て当然。
-と言うわけでネルさん。-
「んー?」
-明日の午後。アルナさんのクラス異動戦を行なわせるのでその準備をお願いしてもよろしいですか?-
「こっちは構わないけどそれをする本人は大丈夫?」
-既に仕込みは済んでいるので問題ありません。その程度のこと出来なくて何が私専属のメイドですか。-
「おー。それでこそ我が国の姫様ー。」
-血筋的には違っていませんが、公爵です。-
「リアちゃん・・ツッコミを入れるのはそこなの?」
「フリージアさんがそう言うんだし良いよ。」
-それで、対戦相手についてですが1つお願いがあるのですが。-
私は対戦相手を指名した。
「それ・・色んな意味で大丈夫?」
-これは、彼女が自身の過去を払拭するチャンスです。そして、周囲の認識を改めさせるにはこれが最も良いと考えています。-
「・・確かにね。わかった。」
私の提案を聞いてネルさんは納得してくれました。
そして、その翌日の午後
私は、午前中いっぱい基礎訓練を行なっていたアルナさんを学園の訓練場に呼び出した。
「リア様・・クラス異動戦を本当に今日行なうんですか?」
(コクリ)
「うぅ・・・私、リア様に弄ばれる程度しか出来ない未熟者なんですよ?」
すっごいビクビクしながら私を抱きしめて泣き言を言うアルナさん。
ちなみに制服(青)を着てます。
訓練場を取り囲むようにいるのはこの学年の生徒と先生たち総勢。
すっごいびびってるけど、周囲の観客はアルナさんに見惚れてる人が結構多かったりする。
私のところで住むようになってから食事から睡眠時間に体調管理、運動(と言う名の訓練)にストレスがほぼない環境と揃っているのでお肌も髪の質も凄く良くなってますから。
ストレートに言うとばさばさの髪はサラサラととてもきれいになり、お肌もかさかさしてるのはなくなりぷるんぷるんになってる。
なので、周囲からは地味だけど胸がデカいという印象から、美人でスタイル抜群とランクアップしてるからです。
本人は全く気づいてないけど。
まぁ、言うつもりもないし。
「アルナさん数日ぶりだね-。」
「ネルさん、こんにちは。」
ふむ。
普通に挨拶はとりあえず出来てますね。
それに気づいたネルさんは密かにうれしそう。
「元気そうで何よりだよ。」
「リア様のおかげです。」
「そっか。ちなみに言うと、君の実力、俺と良い勝負が出来るレベルは普通にあるよ。」
「え!?」
嘘だあり得ない!と顔に書いたアルナさんを見て苦笑いをしてるネルさん。
「じゃあ、聞くけど。魔法の天才でぶっちぎりの実力のあるフリージアさんが雑魚相手に弄ぶような弱いモノいじめをするような子だと思ってる?」
「そんなことありません!悪ならば徹底的に精神的に潰してからとどめを刺しますが、弱いモノいじめなんて無駄なことをするはずがありません!」
「でしょ?けど、それならアルナさん、君との模擬戦の時のフリージアさんの様子はどうだった?この子のことだからつまらなければ速攻で潰すか体力も精神力も絞りきるまで淡々と続くだけだと思うけど。」
「リア様は楽しそうにどう猛な笑みを浮かべたままです。」
なぜか密かに震えてる・・けど、私は抱っこされたまま。
「ほら、分かってるじゃん。フリージアさんが好敵手と認めるほどの実力を持ってるんだよ。言い方は悪いかも知れないけど、弄ばれる程度の実力は最低限あるんだよ。」
「あ」
「ね?少しは自信が持てる?」
「ありがとうございます。」
「早速じゃが、クラス異動戦を開始する。」
学園長のおじいちゃんがそう宣言すると周囲からは歓声が上がる。
「今回の対象者は、4年生アルナ。おそらく皆も知っているとは思うが、彼女は基礎の身体強化以外が出来なかった。じゃが、例の件をきっかけにSクラス1年生のフリージアによって無事に魔法を扱えるようになった。」
そう言われると驚きの感情と共にざわめく。
「そして、その力をコントロール出来るよう特訓した結果、今回の試験を受けさせることになった。彼女が今回の試験にクリアすればSクラスへ昇格となる。」
驚愕!という感じの感情が訓練場を埋め尽くす。
「静まれ!疑問に思うのであればこれからの戦いを見て判断せい!」
おぉ。
さすがおじいちゃん。
あっさりと周囲が黙った。
「で、本来であれば教師を相手に闘うことになるのじゃが、彼女は例の件で同学年が特に印象が悪い故、予定を変更して彼女1人 VS Sクラスを除いた4年生全員と闘ってもらう。」
「私聞いてませんよ!?」
アルナさんがツッコミを入れた。
「む?これは、お主が抱っこしておる主からの提案じゃが?」
「リア様!?」
そう。
これが、私がネルさんにお願いしたこと。
-この程度出来なくて私のメイドが勤まるとでも?-
「うぐ・・で、ですけど・・・私ごときがあんなにたくさんのあの人たちに勝てるわけがありませんよ・・。」
はぁ・・。
しょうがないですね。
-命令です。あの雑魚共を潰してこい。-
「ムリですよぉ!!」
-それが嫌なら私と殺し合いをしましょう-
「頑張ります!!」
速攻でやる気になった。
後、追撃でアルナさんの耳元で囁く。
「これに勝てればどんな願い事も1つだけ叶えてあげますよ。」
「っ!?」
チュッとほっぺにキスをついでにしておくと、驚きの表情になってる。
「そ、そ、それ・・・ほ、ほほほ、んとで、でででっすか!?」
かみかみですね。
-嘘は言いません。エッチなことでも強力な武具でも暗殺でも何でも良いですよ。私の持てる力と交友関係全てを使って叶えてあげましょう。-
「っ~~~~~~~!」
声にならない悲鳴を上げるアルナさん。
「が、頑張ります!!」
予想以上に気合いが入りましたね。
さてさて。
どんなお願い事をされるのやら。
それと、本人は気づいてないけど家の魔術師団のメンツと良い勝負が出来てる時点でこの学園の生徒ごときに負けるわけがないんですけどね。
本人がすっごい弱気でいつまでも自分は弱いと思ってるから分かってないけど。
そんな感じで訓練場中央へ足取り軽く去って行くアルナさんの背中を眺めていると
「リアちゃん・・何を言ったの?」
引きつった表情になってるセイちゃんに聞かれたので
-1つだけ願い事を叶えてあげるといっただけですよ-
「そ、それ・・究極の技だよ。」
「そりゃあそうなるよ・・」
はて。
どうして、そんなに引きつった表情になってるんでしょうね?
「フリージアさんとしては、実際彼女の実力はどのくらい?本人は恐ろしいくらい消極的だったけど。」
-意識的に対処してる分だけでも、家の魔術師団のメンツとの模擬戦に普通に紛れて互角に対処出来てますよ。-
やっぱり、アルナさんの魔法は元から強力だし、本人も上手に扱っている。
おまけに、本人の性格とその魔法がマッチしてるからあっという間に強くなったんだよね。
・・本人気づいてないけど。
「それ、相当だよね?」
自身の属性であれば手足のように扱えるメンバーが揃ってますからね。
と言うより、元々は王様を初めとした国を守るための部隊だから強者なのは当然なわけですし。
「けど、意識的だとってどういうこと?」
-彼女がこれまで経験したいじめが影響しているのか無意識に防御とカウンターをしてるんですよ。なので、不意打ちは100%通用しません。下手すれば無意識の状態の方が強いです。-
「不意打ちが絶対に効かないって・・それ、とんでもないよね?」
「そんな凄いことが出来るのに本人はあんなに?」
(コクリ)
「扱う属性もそうだけど、練度も防御もかなり高そうだし、それに併せて不意打ち無効かぁ・・凄いね。」
-なので、今回の戦いで、かけらでも気づけば良いなと思ってたりもします。後は、自分をいじめていたメンバーをフルボッコにすれば少しは自分は強いんだと自覚するでしょう。私のメンバーの中で揉まれ続けてるから感覚がおかしくなっているだけなんですから。-
「あー。」
「リアちゃんのメンバーの中で比べるのと世間的に比べるのとじゃあ圧倒的に差があるもんね。それを分からせる機会としては丁度良いね確かに。」
頑張って調子に乗ってるそいつらの心をへし折ってやりなさい。
--アルナ--
うぅ・・・。
リア様の提案で、まさか同級生全員とまとめて闘うことになるなんて・・。
いや、確かにリア様を筆頭にこの国でもトップクラスの人たちにたくさん教わったし、鍛えてもらったから多少は強くなってるとは思うけどさすがにこの人数はムリだよぉ。
・・・ま、まぁ・・リア様に囁かれた一言でコロッと流されてしまった私も私だけど。
だってしょうがないよね!?
リア様の声ってハスキーボイスだし、美少女だから囁かれるだけで心が蕩けちゃうよね!?
しかも言われたことが何でも1つだけ願い事を叶えてあげるだよ!?
男女関係なくやる気満々になるのは当然だよね!?
・・・後で、そんなお願い事は相当仲がいい人限定にするように徹底させないと駄目だね。
危ない・・主にリア様の貞操が。
で、目の前には殺る気満々な同級生一同。
うぅ・・。
実際、殺人は駄目というルールだからあり得ないけどそれでも徹底的にとっちめてやるという雰囲気がバリバリ伝わってくるよぉ・・。
まぁ・・主に殺気立ってる理由は・・。
「無能な貴様ごときがなぜあの方の傍付きでいられる!」
「そうだそうだ!」
「だというのになぜ俺等はボコボコにされないといけないんだ!おまけに実家からはお叱りを受けるし、我が家は赤字も赤字で真っ赤だ!」
あぁ・・・・そういえば、徹底的に搾り取るとか言ってたっけ・・イリスさんが。
おまけにリア様が公爵家に喧嘩売ったから怒ってる的なことを付け加えてたりしてたし。
「何か言ったらどうなんだ!」
あ、考えごとしてたら返事がないとキレられた。
「気がついたときには既にリア様が率先して潰しにかかっていたので存じ上げておりません。」
「ふざけるな!」
ふざけるなと言われても実際そうだったし・・・目を覚ましたら言われたこととその他諸々は事後報告だったし。
「それに貴様ごときが魔法を使えるようになっただと?嘘も大概にしろ。」
「そうだ!貴様ごときが扱えるわけがないだろうが!」
「あの天才様に魔道具か何かをもらってるだけだろう。」
「だろうな。こいつが扱えるようになるはずがない。」
言いたい放題だ。
けど、次の言葉で私はこれまでにないくらい怒りを覚えた。
「どうせ、たぶらかしたんだろう?一応見た目だけは良いからな。」
「だとしても、こんな無能を雇うとはあの姫君も見る目がないな。」
「その程度で天才と呼ばれるならこの国は俺たちだけでもどうにかなるんじゃないか?」
あぁ・・・もうムリ。
「あなた方・・・死ぬ覚悟は出来ているんでしょうね?」
これまでにないほど低い声で私は相手へ告げる。
そっか。
リア様の気持ちがよく分かった。
敵はとことん潰さないと駄目なんだね。
心を壊し、体を壊さないと。
けど、殺したら駄目。
だって、
その程度の絶望を味逢わせるなんて幸運をこいつらに与えることなんて許されるはずがないじゃない。
「ひぃっ!」
「な、なんなんだ・・何なんだよお前は!!」
「それでは試合開始じゃ!」
「舐めるな無能がぁ!!」
同級生が一斉に魔法を飛ばし、武器を構えて全方位から襲い掛かってくる。
私は訓練場のど真ん中にいる。
どうして私はこいつらごときに怯えていたんだろう。
魔法は張りぼてのように脆く、動きが遅い。
武器を構えて襲い掛かってくる奴らも遅いし、隙だらけだ。
リア様の魔法の方が隙がなくきれいだった。
シャスティさんの方が、キレのある動きだった。
ハディさんの方が力強い咆吼だった。
リア様の殺気の方が強かった。
リア様の影軍勢の方が圧倒的に強かった。
リア様の方が先の動きを読めなかった。
リア様の方が予測出来なかった。
リア様の方が魔法は早かった。
リア様の魔法の方がもろさのかけらもなかった。
私は、私に向かって襲い掛かってくる魔法を全て空中で適当に動きを逸らす。
「うわぁぁ!」
「きゃあ!」
「ぎゃぁあ!」
魔法の軌道を逸らすと武器で襲い掛かってくる相手に向かってきれいに直撃した。
シャスティさんだったら狙おうとしたところで姿をくらましていた。
リア様だったら私に動きを逸らされたとしても速攻で軌道を更に変えて私を狙ってきていた。
こいつらの持つ武器を全て念動で宙へ持っていき、適当に魔法を放っている連中に向かって投げ飛ばす。
リア様との特訓で【射撃】を覚えたから。
「わぁぁああ!!」
「きゃぁああ!!」
リア様だったら完璧に防いでいた。
それどころか、反射して私に打ち返していた。
そっか。
こいつらはこんなに弱いくせに・・たいした実力もないのに傲慢だったのか。
真なる強者はそんなことをしない。
時間の無駄だと知っているから。
その後も相手の武器を奪って念動で飛ばし、飛んでくる魔法の軌道を逸らしてフレンドリーファイアを繰り返していると半数はメンタルが折れたのかギブアップしていた。
元々魔法の軌道を逸らすという技は魔法の師匠であるリア様直伝の技だ。
リア様のように完璧に魔法を打ち返すことが出来ず、防戦一方だったときにリア様に教わった。
確かに相手が1対1だったらリア様のようにきれいに打ち返さないと相手に当たらないけど、今回は1体多。
自分に当たらなければ軌道を少しだけ逸らすだけでも十分相手にとっては脅威となる。
逸らすだけならちょっとしたコツだけで簡単にできた。
で、ほとんどの武器は念動で飛ばしたので訓練場のあちこちに散らばっているけどそいつらは取りに行くことすらしない。
普通なら即座に武器を手にするか、武器なしでも戦えるように意識を切り替える。
ティアさんたちならそのくらいのことは軽くこなしていた。
さて。
とどめといきましょうか。
私がゆっくりと足を運ぶと相手が涙目になっている。
「ひぃっ!」
無意識のうちに威圧が発動していたのだろう。
これもリア様に教わったものだ。
「私のことはどれだけ罵っても構わない。けれど・・リア様のことを・・私の大事な家族を馬鹿にすることだけは絶対に許さない!!!」
私は、お仕置きとして全員を念動で空中でシェイクした。
例え空中で互いにぶつかろうと、地面にたたきつけられては宙に飛ばされ、地面すれすれでストップして再度振り回しを繰り返そうとも。
相手が泣こうがわめこうが続ける。
腕や足を切り落とされないだけ幸運に思いなさい。
そうして、しばらくして相手が全員シェイクされながら白目を剥いて反応しなくなったところで適当に訓練場のあちこちに投げ捨てた。
「勝者アルナ!よって明日よりSクラスへの異動を認める。後で制服を取りに来なさい。金は取らん。今回のご褒美じゃ。」
「はい!」
リア様。
あなた様のメイドとしてふさわしかったでしょうか。
これから頑張りますので私の愛する主として・・そして、魔法の師匠としてよろしくお願いします。
大好きですリア様。




