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アルナの魔法

--アルナ--

セイちゃんとフリージアちゃんの協力によって私はどうやら無事に処置は完了して魔法が使えるようになったらしい。

処置をするときにものすごい激痛が走ると聞いていたけど、どうやらセイちゃんの魔法で痛みを感じにくくしていたらしい。

それが、あの意識がぼんやりとした感覚のようだ。

「二人ともありがとう!」

私は2人を抱きしめる。

「えへへ。気にしないでください。・・・わぁ、おっぱいすごい」

-うまく言ってよかったです。-

照れくさそうに私の感謝を受けつつ私の胸を堪能してるセイちゃんといつものペースで私の頭を撫でながら抱きしめてくれるフリージアちゃん。


・・フリージアちゃんの方が年下ってわかってるけど、時々年上に感じるこの包容力というか安心感は何なんだろう?




「無事にうまくいったみたいだね。」

-パパお帰りなさい-

「うん、ただいま。2人ともいらっしゃい」

うん・・いつ見てもイリスさんは美人だ。

フリージアちゃんと並べると破壊力がすごい。

「お邪魔してます。」

「お邪魔してます」


「イリスさんも、皆さんもありがとうございました!」

「僕たちは何もしてないよ。対応した2人に感謝を告げたらそれでいいよ。」

「それでもお世話になったので」

「そっか。ならその気持ちは受け取っておくよ。」

「魔法を使ってみたいだろうけど、処置したばかりで疲れてるだろうし時間も遅いから明日改めてね。」

「はい。私も今はまだ不安定な気がするので止めておきたかったので。」

何というか、暴発させそうな気がする感覚っていうのかな?

力加減を失敗しそうなんだよね。

翠さんが言うには、魔力を体の外に出せるようになったばかりで予定よりも大量に外に流れやすくなってるからなんだそうな。

それは一応明日にでもなれば落ち着くらしいので、とりあえず安心。





その日の夜、私はフリージアちゃんの歌を子守唄代わりに聞きながら安らかに休みました。

うん・・・ホントに癒しの歌だよ。

フリージアちゃん改めてありがとう。

あなたは私の救世主で天使。


その日の夢はとても穏やかで幸せな夢だったよ。

こんなに幸せな夢は久しぶりだったなぁ。





翌朝、朝ご飯や身仕度を調えた後、庭に出た。

-おそらく魔法は発動出来るようになっているようなので、ステータスの部分も文字化けは治っていると思います-

「うん、わかった」

私はギルドカードを起動させる。







名前:アルナ

ランク:D

性別:♀

年齢:13

種族:人族

職業:メイド

称号:おっぱいメイド、絶望を知る者、変態ホイホイ(巨乳バージョン)、癒しを求めし者


属性:念動

体力:B+

魔力:S

攻撃:D

防御:A-

俊敏:D

練度:C


攻撃技:【魔力強化】【魔力硬化】

武器:【杖】【棒】【棍】【鞭】【扇】

補助技:【奉仕】【格闘技】【隠密】






あ、属性がちゃんとでてる。

魔力って、確かAだった気がするんだけどいつの間に増えたんだろう?

色々頑張った影響なのか武器は色々扱えるみたい。

・・けど、扇って暑くて仰いでるときにおふざけでこっそり武器にならないカナーとか振り回したことがあるだけだったんだけど・・。

・・けど、称号・・・ひどくない?

何これ。



おっぱいメイド

豊満な胸を持つモノだけが許される。

多少の失敗もその胸によってどうにかなるが、常にラッキースケベを求める者たちが集うので大変スリル溢れる人生となるでしょう。

年をとっても垂れない形の良いコンディションばっちりな素晴らしいおっぱいを維持してくれるでしょう。

やったね♪



絶望を知る者

・かなり悲惨な過去を持つ者に送られる。

・周囲の人が優しくなりやすく、運が良くなる。


変態ホイホイ(巨乳バージョン)

巨乳好きが集まりやすくなる。

巨乳好きから守ってもらえるのに加え、おまけしてもらったりと良いこと尽くしだが、常にラッキースケベを求める者たちが集うので大変スリル溢れる人生となるでしょう

おっぱいは正義


癒しを求めし者

あまりにつらい人生を送った影響により、動物や年下の子、とにかくかわいいモノが大好きになった証

かわいいモノに癒されると精神面の回復が早まり、かわいいモノを助ける際に通常よりも魔力消費が2割ほど減る。

カワイイは正義



やったね♪じゃな~い!!

・・意外と良いんだけど・・・どうしてこう、おっぱい好きが集まってきそうなのが揃ってるのかな・・。

しかも、ラッキースケベを求める変態が常に集まるとか・・はぁ。

だとしても、この説明文・・最後の一言が凄く余計なお世話だよ!!

・・まぁ、この胸が垂れないのは・・・ちょっとありがたいけど・・・うん。


で、技は見てわかるのは分かるけど、この辺りはなんだろう?

・・ちょっと前までなかった気がするんだけど、フリージアちゃんたちの治療のおかげでまとめて出てきたのかな?



【魔力強化】

魔力を体に纏わせることによって通常の身体強化の1.5倍の威力で、身体能力を強化することが出来る。

魔力消費は通常の身体強化の0.7と大変エコである。



【魔力硬化】

魔力を体に纏わせることによって自身の体を硬化することが出来る。

纏わせる魔力量に併せて威力は変化する。

※胸は柔らかいままなので安心して下さい。



【奉仕】

真なる主に対して、奉仕するとその主の精神的癒し効果がささやかながら高まる。

奉仕の内容によっては絶大な威力を誇るが、真なる主以外には今一で、下手すればストーカーと変態が増えるので気をつけましょう。






・・・・こう・・どうして癖のあるのが増えるかな!?

ま、まぁ・・魔力強化と硬化は凄くありがたいんだけど・・って、これ、私がこれまでされてたのにあまり怪我しなかったのってこれが原因だったんだ?

だとしても、ステータスのばらつきがひどい。

なんて言うか、攻撃出来ないのに防御と体力だけが高いって感じが・・はっきりといじめられる対策って感じだよ・・。

まぁ、不幸中の幸いなのかな。

そのおかげでいじめられても骨は折れなかったし、表面的な怪我だけで済んだし。

って言うより・・真なる主かぁ・・・。

見つかるかな?



-どうでしたか?-

あ、そうだった。

「うん。念動って言うのだったよ?・・なんだか分かる?」

よく分からないんだよね。

-翠ちゃんは分かりますか?感覚的には分かるのですが説明しきれなくて・・-

なんとなくでも分かるんだ・・さすが。

私なんてさっぱりなのに。

-念動、念力とも言われてて、要するにモノを自由に動かす魔法だよ?-

自由に動かす?

・・はぁ、対したモノではなさそう。

と少し落ち込んでいたら翠ちゃんが私の頭に乗って説明する。

-勘違いしてない?これ、とんでもない能力だよ?-

「どういうこと?」

-念動を持たない人・・つまりは普通の人が例えばあの羊サイズの岩を動かすとしたらそれ相応の身体能力と魔力、どちらもとんでもない量が必要になるのはわかる?-

「わかります」

大きさだけじゃなくて重さも考慮しないといけないからそれはもう大変。

-けど、念力は大きささえ把握すれば重さは完全に無視して宙に浮かせることが出来るんだよ?-

・・え?

-それに、普通なら複数個を浮かせるとしたら全部を細かく把握しないとならないけど、これは細かく把握しなくてもどれがどのくらいあるって軽くで済む。ざっくりこの空間内の全てのモノを浮かせるってイメージでも魔力量さえあれば軽く出来るんだよ?-


え?

え?


-それよりも、ステータスで確認した?名前見てわからないからって飛ばしてないよね?-

うぐ・・見てなかった。

「・・すみません。見てなかったです」


改めて確認




念動

対象物の大きさを把握することで自由に宙に動かすが出来る。

また、一定空間内全てを浮かべることも、自身を宙へ動かすことも出来る。

一種の空間魔法で、一定の範囲の空間を支配する。




・・なにこれ。

空間魔法の一種?


-わかった?一般属性はないけど、モノを動かすことに関すれば大陸1も余裕でいけるんだよ?だから、建物ごと動かすことも、自身が空を飛ぶことも出来るんだよ?-

「・・・これと同じか似たような能力を持つ人って・・翠さんは見たことありますか?」

つい敬語になる

-一応あるけど、数十年前に1人だけだよ。-

フリージアちゃんが翠さんは500年以上長生きしているんだと聞いている。

その翠さんがそう言うってことは相当珍しいモノだってことだ・・。

「翠さん・・フリージアちゃん・・私の魔法の師匠になって下さい。」

-私は構わないけど弟子にならなくて良いよ。聞けば教えるから-

-しばらく家で過ごすのですから弟子入りせずとも教えますよ。-

「はい!よろしくお願いします!」

口にはしないけど、報酬としてこの胸・・好きなようにして下さい。



で、特訓は早速始まった。

木材、石材、岩にテーブル、椅子ととにかくいろんなものを大量に並べてある。

それを1つずつ浮かべ、宙に留める。

しばらくしたら宙で動かす。


これを繰り返すだけ。

ちょっと失敗するとあらぬ方向へ飛ばしてしまうから1つずつ順番に。

一応フリージアちゃんの結界で包まれてるからけが人が出ることはないけど。



で、フリージアちゃんと翠さんのアドバイスはすごくわかりやすいんだけど・・・特訓はハードだった。

常に何か浮かべて操れとか、魔力は空になるまで頑張れとか、周囲への警戒を怠るなとか・・とにかくハード。

しかも、限界ギリギリ越えるくらいの部分を常にキープして指示が飛びまくるし、時折陰さんたちからの攻撃が飛んでくる。

まぁ、蹴りとかパンチで、当たっても痛いというより・・その・・妙な気持ちになる。

お尻とかおっぱいとか脇とか太ももとかひゃんって妙な声を出したくなるようなところをすっごい狙われる。

フリージアちゃんが言うには、変態が集まるのでそう言うアタックを想定しているらしく、さっさと自力で対処出来るようにならないと世の男共にもっとすっごいエッチなことをされるよ?と真顔で言われたので、すっごい必死です。

頑張らないと!頑張らないと薄い本よりエッチなことになるのはいやぁ!

されるとしたらフリージアちゃんとかだったらなぁ・・・・



・・


って!

何を言ってるの!?

相手は年下!同性!!



けど、私は世間的には魔法を扱う範囲でのステータスは凄く高いらしく、魔力制御の練習しか出来なかったこともあって意外とスムーズにいった。

道具を複数浮かばせたり、指示されたモノだけ動かしたり、宙で操るときに指示された通りに動かしたりと繰り返す。


で、夕方頃になるとシャスティさんやハディさん、フリージアちゃんに私自身も浮かばせて動かすことになってすっごい大変だった。

主に怪我させたら大変!!ってことで。

私自身は良いんだよ、無駄に丈夫だから。

相手はこの国のお姫様だよ!?

大丈夫って言われてても気にするよね!?

別の意味でプレッシャーがやばかったよ。



でも、空を飛べるのって凄く気持ちが良いんだね。

で・・フリージアちゃん・・君はホントに天使だったのね・・。

普通に背中から黒い羽が出てきた普通に飛んでたよ。

おかげで飛び方もカルナさんと一緒に教わったよ。




そんな感じで魔力制御の基礎練習も空いた時間に必ず行ないながら魔法の特訓は続く。

その日の夕方に、フリージアちゃんとセイちゃん、魔術師団の女性3人と一緒にお風呂に入りました。


「アルナちゃんってホントおっぱいおっきいよね。」

私が怖がってしまうので、不用意に近づかないけどすっごい私の胸・・見られてます。

で、フリージアちゃんとセイちゃんはどうしてそんなに隙あらば私の胸を揉むのかな?

いや、構わないんだけど、特にフリージアちゃんは暇なときは常に揉んでるよね?

ホントおっぱい好きなのかい?


・・・ちなみに昨日の夜、寝ぼけたフリージアちゃんに私の胸を吸われたのは私だけの内緒ごと。

意外と上手だったよ//

母乳はでないよ!?

でも、赤ちゃんを育ててたらこんな感じかなって思っちゃった。


「・・どうしてこんなになってしまったのか私にも・・」

「リアちゃんのお母さんも巨乳だったよね。」

「そうなんだ?」

「すっごい美人でおっぱいおっきくて魔法の天災だったそうですよ?」

フリージアちゃんのお母さんは難産で既に亡くなられているらしい。

・・だからかな?

フリージアちゃんが他人の不幸に敏感なのは・・。

実際、私の心の傷を察しているのか常に私に抱きついてるし(胸は常に同時に揉まれてるけど)


「へぇー・・・天才じゃないの?ニュアンスが違ったよ?」

「ほへ?あってますよ?」

「うんうん。あの方は間違いなく天災だったね。」

「そうですね。」

全員が納得顔。


え?

どれだけ凄い人だったの?

-お母さんは見た目は凄く私そっくりらしいです。中身は真逆で、一度キレると町1つを自身の魔法だけでぼろぼろにしてたそうなので。全員巻き込んで-

「え、えぇ・・」

そのたびに後処理に引っ張り回されて大変だったとお姉さんたちはしみじみとつぶやく。

・・フリージアちゃんそっくりで暴走癖あり?


・・・全く想像がつかない。

けど、瓜二つだったらしい。


どれだけ美人だったんだろう。

会ってみたかったな。




「けど、まさか念動って魔法だったなんて驚きだったね?」

「えぇ。私も驚きました。」

「一般属性がでなかったのは当然ですよね。ジャンルが違うんだもの。」

「だとしても、使いこなせばどんなモノも動かせるので凄いですよ?自身も飛べるわけですし」

-私のように翼があるわけでもないので私以上に物音はしませんね。-

「確かに。・・・いいなぁ、おっぱい」

私の魔法の話しは良いから・・セイちゃん・・あなたはまだまだ幼いだけだから将来的にはおっきくなるから・・。

にしても、この子たちホント私の胸、よく揉むね・・。




それから、お風呂から上がり夕ご飯を食べて翠さんに軽く勉強を教わってから屋上でフリージアちゃんの歌声を聞きながら星空を眺めている。

・・ずっとスルーしてたけどどうしてアニマルルームウェアなの?

・・構わないけど。


あ、セイちゃんとユウ君は夕ご飯を食べたところで帰りました。


ホントこの歌・・癒しだなぁ。

ずっと見守りたいし、守りたい。

それに、この恩を返したい。


何だろう・・この気持ち。

結婚とかの好きでも、家族の好きでもない。

似てるけど違う。


フリージアちゃんの歌を聴きながらぼんやりと考えていると翠さんが話しかける。

-アルナは、対人恐怖症を治したらどうするの?-

「そりゃあ、お邪魔になるのでここを・・」

そう言いかけてふと思う。

そうだ。

今ここにいるのはフリージアちゃんの厚意。

その理由がなくなればここにいたら駄目・・それは当たり前・・・だって、部外者なんだから。


けど、離れたくない。

フリージアちゃんと一緒にいたい、傍にいたい。


あ、そっか・・。

私は・・









フリージアちゃん直属のメイドとして一生傍にいて支えたかったんだ。


丁度歌い終えたフリージアちゃんに

「フリージアちゃん・・・いや、フリージア様、お願いがございます。」

(?)

私の膝の上で首をかしげつつ私の胸を揉む・・一応真剣なので揉むのは後にして欲しいですが・・まぁいっか。

にしても、無表情でもかわいいなぁ畜生!

「私を・・あなた様専属のメイドとして残りの人生全ての時間・・傍にいさせて下さい。」

私の真剣さが伝わったのか

-忠誠は誓わなくて構いません。常にアルナさん、あなたの意思を第一優先で動いて下さい。どちらも命の危機があればあなた自身の命を優先して下さい。-

「それはっ!」

-私の傍に居てくれるみんなの忠誠は全て取り下げてます。リカルさんも忠誠はせず、自身の意思で傍に居てくれています。・・私自身おそらく今後、とんでもないトラブルにたくさん巻き込まれます。そうなると命の危機も1回や2回ですまないかも知れません。・・それでもですか?あなたの珍しい魔法をおっぱいで十分その恩の分は返して頂きましたので、返すモノはもうありませんが。-

「構いません。あなた様のためにこの命が尽きればそれは本望です。この身はフリージア様に救われましたので。」

たくさん迷惑をかけるかも知れない。

たくさんトラブルに巻き込まれるかも知れない。

命の危機も貞操の危機もたくさんあるかもしれない。

けど。

けれど


それでも、あなた様の傍に居たい。

私は自分でそう言いながら理解した。

そうだ。

私の真ある主はフリージア様ただ1人だと。

そう思うと頭の中で欠けてた1かけらがぱちりと揃った気がした。






-分かりました。あなたを私専属のメイドとして認めましょう。その代わり、私は常に自分のことは自分でするので普通のやり方では足手まといになりますよ?-

「全て覚悟の上です。私自身も今のように甘えてしまうのでメイドとして失格な部分も多くなると思います。」

-それは構いません。実際私の執事として動いてくれるリカルさんもあぁしてかなり自由なので。-

実際、ふはははと小声で高笑いしながら凄い速度で絵を描いている。

さっきも魔法の特訓や料理などホントに自由にしている。

フリージア様が学園で授業の最中は町で売るための絵を渡したり、あちこちで絵を描いたり依頼を受けたりのんびり屋上でひなたぼっこをしてたりとホントに自由だった。

魔術師団のみんなも仕事をしてはいても魔法特訓をしてたり互いにじゃれて遊んでたり、食べ歩きをしたりとホントに自由だった。


けど、凄く活き活きしてたし、フリージア様に対する忠誠は本物だった。

それもすべて却下されてるのでみんな自分の意思で傍に居るんだとか。



「よろしくお願いします・・お姉ちゃん」

フリージア様の地声でそう私の耳元で甘く囁かれ、ふんわりと笑顔を見せてくれた。


その笑顔を私は一生忘れないだろう。


そして、私はフリージア様専属のメイドとなり、家の中にある大きな絵の一部として私も加わることになった。







・・・って

「あの、リア様・・イリス様に言わずに独断で・・よろしかったのでしょうか?」

凄い今更だけど


あ、リア様にそう呼んで良いって許可もらいました。


-構いません。元々そうなるのをパパは想定済みだったようですし、私の意思が第一優先と伺っているので。-

え?

イリス様はそれも把握済み!?

さすが予言者。



-色々と学ぶことも多いとは思いますが、私個人としては魔法の特訓を優先させたいと思っているので。-

「それは私自身もそうです。」

リア様に頂いた新しい力。

そう言ってもおかしくないとても大切なモノなんだからしっかりと扱えるようにならないと。




-それはそれとして、-

「はい」

-私に何か隠しごとがありますよね?-

「うぐ・・どうして・・」

-私にバレないとでも?-

何でバレたの!?

この子・・鋭すぎる。

-私が寝ている間・・私何か寝ぼけてしたんですよね?-

そこまで把握してるの!?

-話して下さい-

超至近距離でじ~っと見つめられると・・美少女過ぎてあらがえなかったよ。


で、寝ぼけて私の胸を吸ってたことを暴露しました。

-なるほど・・失礼しました。お詫びに私のを吸いますか?・・まだまだおっぱいと呼べる代物でもないですけど-

美少女の・・おっぱいを吸う・・だと!?


本音を言うと吸いたい。

だって美少女だもの!

例え年齢的にまだまだ貧乳・・いやいや、慎ましくても!


・・で嘘は一切通じないので正直に

「えと・・吸いたいのは山々なんですけど、私自身、吸われたことに関しては嫌とは思っていません。・・・と言っても、リア様限定ですけど。」

むしろ吸って欲しい。

上手で気持ち良かったから//


-・・では、私も吸いますのでその時は私のおっぱいも好きにして下さい。私が好きにしているのですからお互い様です-

「わ、わかりました」


私・・主のおっぱいを好きに出来る権利を頂いちゃいました。


で、その日からお風呂の時と寝ているときの2回、吸われる日々を送ってます。

私は・・毎日はメンタル的に無理なので数日に1回ほど・・えへ//


当然イリス様にも内緒だよ!?

当然だよ!

言えるはずないし!!!



・・・けど、どうしてだろう。

何か近いうちに妊娠するようなエッチなコトしてないのに母乳が出そうな気がするのは。





とか思って嫌な予感がしてステータスを確認した。

すると。





名前:アルナ

ランク:D

性別:♀

年齢:13

種族:人族

職業:メイド

称号:おっぱいメイド、絶望を知る者、変態ホイホイ(巨乳バージョン)、癒しを求めし者


属性:念動

体力:B+

魔力:S

攻撃:D

防御:A-

俊敏:D

練度:C


攻撃技:【魔力強化】【魔力硬化】

武器:【杖】【棒】【棍】【鞭】【扇】

補助技:【奉仕】【格闘技】【隠密】【絶倫】







補助技で増えてた。

大きなお世話だよ!!


い・・一応・・チェック・・しないと・・うぅ//



【絶倫】

性欲が潤沢過ぎる人のことで、1晩中でも1日中でもバッチこい!

性的なご奉仕であれば、心の底から求めた相手限定で最高の幸せと快感をあなたと相手は得ることが出来るでしょう。

巨乳好きが相手ならその威力は2倍!やったね!

ついでに、妊娠したいときは互いに子供が欲しいと強く念じなければ片方が嫌と思えば100%妊娠しない。

おまけ機能として、母乳が出るようになりました。(味はまずまず)




・・うぅ//

細かい部分の内容は人によって違う珍しい技だったりするんだけど、私エッチじゃないもん!

確かにリア様のおっぱい攻めは気持ち良かったけど//

っていうよりも、やったね!じゃないよ!!

ま、まぁ・・エッチなことで襲われても妊娠しないようにすることは出来るみたいだから悪いことじゃないかな?


・・そんな状況は嫌な相手とか無理矢理とかは絶対嫌だけど。



・・・・・で、確認したら本当に母乳が出ました。



コホン!

忘れよ・・うん。



それから私は、クラリティ王国公爵家のコインをもらいました。

リア様とイリス様との繋がりを証明するモノだからだそうです。

ティアさんたち魔術師団の皆さんやリカルさんたちも持っているそうです。

リア様は儀礼剣というきれいな剣の形でした。

一応刃はつぶれているのでただのお飾りなんだそうです。


なくさないようにしなきゃ。



「改めてよろしくね。」

「はい。よろしくお願いします・・皆さんもよろしくお願いします・・まだ色々と慣れないのでご迷惑をおかけするとは思いますが」

「よろしくねー。」

「よろしくな」

「よろしくお願いします」

「事情が事情ですから。問題ありません。ここはかなり緩いので先輩後輩くらいの距離感で問題ありませんから」

「そうそう。気楽で良いぜ?だから、師団長のことをちゃん付けして普段から抱き枕とかクッション扱いしてても全く問題ない。俺等もある程度の礼儀は守るが、大抵は妹みたいな扱いをしてる節があるし。」

「言われて見ればそれに近いよね。」

「全く・・そう言う場ではきちんとして頂きますが、基本的には彼らが言う通り楽にして頂いて構いません。ただし、怠けは許しませんからね?」

「はい。もちろんです」

「それならよろしい」

ティアさんが一番しっかりして礼儀正しいけど、ホントに気楽で良いみたい。

・・実際、リア様を普通に高い高いしたり抱きしめたりあ~んしたりと結構やりたい放題っぽいし。

・・うん。

あまり硬く考えないようにしよう。

逆に迷惑になるから。


それに、イリス様もリア様とは友達感覚で接しながら身の回りの世話をすれば良いって言ってくれたし。

・・大抵はシャスティさんたちがしてくれてるみたいだけど。

・・ホントに器用な猫さんだよね?







で、現在リア様の抱き枕として翠さんにまとめて包み込まれて抱きしめられてる状態です。

まぁ、私もリア様を抱きしめてるんだけど。


にしても・・ついに私も魔法を使えるようになった。

ずっと夢に見ていたことが現実になった。

凄くうれしい。

けれど、うれしすぎて逆に冷静になってたりする。

それよりもリア様の専属メイドになれたことが一番うれしい。


リア様と出会うことが出来たから今の私がいる。

ずっと暗くてじめじめした人生がリア様との出会いで一気に明るく清らかなモノになった。

こんな素晴らしい日はない。


リア様

これから頑張りますからよろしくお願いしますね。


まだまだ未熟だし、対人恐怖症が悪化してリア様以外と戯れることがホントに難しくなっちゃった欠陥品ですけど、それでも頑張るので今は優しく見守って下さい。

けど、それでも学園はきちんと卒業したいから。

優しくしてくれて、学費も半額にしてくれた学園長の気持ちに応えるためにも。



明日までお休みで明後日は授業がある日。

私は一応休んでも大丈夫なんだけど出来れば早い内に復帰したい。

勉強や特訓はこの家でも十分出来るどころか、学園よりもわかりやすいのに加えてより深く、より広く知識を蓄えることが出来る。

リア様が頭が良いのが凄く理解した気がします。

リア様自身の努力もありますが、とてもわかりやすくて優秀な先生がいたんですね。

私もその生徒の1人。



いっぱい足を引っ張るかも知れない。

たくさん迷惑をかけるかも知れない。

それでも頑張るから。

あなた様にふさわしい存在になるために頑張りますから。




私にとっての希望の光であるリア様。

あなた様は、私にとって女神様であり天使様。

崇める対象であり愛でる対象。


おかしな組み合わせだけど、私にとってはこれであってる。

いっぱい頑張るのであなた様を支えさせて下さいね。



おまけ

フリージア「3月3日は女の子の日?」

カルナ「そうだな」

フリージア「5月5日は男の子の日?」

カルナ「そうだな」

フリージア「じゃあ、4月4日はオカマの日?」

カルナ「・・・言いたい理由はなんとなくわかったが・・オカマ相手に何を祝うんだよ・・。普通、女の子の日であるひな祭りや男の子の日である端午の節句って言うのは、健やかに育って欲しいとかそう言う理由があるが・・オカマの時点で健やかもへったくれもないぞ?波瀾万丈な人生しか見えないぞ?」

フリージア「では、女の子や男の子が自分の性別に飽きてオカマさんに生まれ変わる日はいかがですか?」

カルナ「飽きるな。てか、どうして性別を入れ替えずに中途半端なとこで止まるんだよ。それに、オカマが増殖する日とか・・やめてくれ。鳥肌が止まらん」

フリージア「カルナは最初から鳥さんですよ?」

カルナ「はぁ・・・・・」

フリージア「長いため息ですね」

カルナ「誰のせいだろうな?この天然娘が」

フリージア(?)

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