フリージアへのお詫び
-ラウ-
リア様の祖先についてを初め、ペチュニア様と英雄賢者様との関係などが判明した。
そして、俺たちは狐の姿をしている(現在人間の姿)上位精霊のリフ様から聞き、お詫びに関する本題に話しの続きを聞く。
で、その本題を聞く前にすごく気になったことがあったから思わず聞いた。
「そういえば、リフ様・・英雄賢者様のこととリア様のことを知っているのは先ほどのやりとりで分かりましたが、ペチュニア様のことはどうしてご存じなのですか?リア様は直接ペチュニア様と会ったことがないのですよ?」
そう。
ペチュニア様はリア様を産んだ直後に亡くなっている。
しかも、さっき聞いた内容はカルナさんたちも知らなかったこと。
つまり、そう言う情報をリア様から引き出したという事実もあり得ない。
「あぁ、実は彼女のことは聞いたことがあるんだよ。」
「そうだったのですか?」
「あぁ。だが、少し言葉が足りなかったね。我らの仲間を彼女に救ってもらったことがあるんだよ。私は又聞きだ。まぁ、彼女はかなり有名らしいからかなり長い期間でよく仲間たちから聞いた話の多くは彼女のことだったよ。数年前まではね。」
「え?」
「なんとなく知ってるだろう?この里に住む生き物たちは人間にとってはとても珍しい存在だ。故に、狙ってくるアホがいる。違法奴隷とか言うのと同様に捕まえるアホがいたんだ。で、彼女と偶然知り合った当時捕まっていた仲間の1人が藁をも縋る思いで彼女に助けを求めたらしい。結果、彼女はその場でぶち切れて我らの仲間を1人残らず強奪し、それらをやらかした奴らを全員ボコボコにして手足の1本や2本は使い物にならなくしてやったらしいよ?人間界では、そのついでに違法奴隷のやりとりをしていた奴らがひどい目にあった後にしょっ引かれたり、その違法奴隷になった被害者たちもまとめて救出されたりと大陸全土で大騒ぎになったモノだ。
あのときはなかなかに愉快だった。彼らのことを珍しいとも思わず普通の友人として普通に会話をして純粋に怒ってくれた。そして、完膚なきまでにたたきつぶしてくれた。彼ら自身の悔しさや憎しみもあっという間に吹き飛ぶほどのやらかしだったらしいよ。故に、我らは人間全てが悪だと思わなかった出来事でもある。」
「だから、リア様のこともあんなことがあったと言っても受け入れて下さったんですね。」
「直接見てまさか我らを救った2人の人間両方の子孫だったとは予想外だったがね。しかも・・・・彼女の娘とは思えないくらいおとなしい子のようだ。過去の出来事が関連していることも承知だが・・。」
「俺も同じ気持ちです。・・話しの続きをお願いしても?話を逸らした張本人が言うのもアレですが」
「構わないよ。私も説明しておくべきだったからね。まず、フリージアはかなり身体能力が弱いようだね。それで片腕を失っている・・おまけに純粋な後方支援専門になっている故に、伸び率もそっち方面はかなり悪い。おまけに体調も過去のそれのせいで全快には常になりきれてないようだからね。とりあえず、片腕で両腕分の力を出せるようにしておこう。」
「そんなことが可能なのですか?」
「私の加護は、弱い部分を補うモノなんだ。他にも身体能力の部分はある程度は強化出来ると思うよ。ないよりマシ程度だがね。腕のことに関しては、ちょっと私の加護を弄って追加させる感じだね。」
「なるほど。」
「それと、彼女自身の力がまだ中途半端になっているようだからね。ここにしばらくとどまり、その力を解放させるように特訓をしよう。これに関しては、自分自身で頑張ってもらわねばならないからね。」
「ちなみにどのようなモノか教えて頂けますか?」
「詳しい部分は力が解放されないと分からないよ。ただ言えるのは、この子の影が他よりも濃い理由はその力が影響しているといっておこうか。」
「リア様が陰魔法の使い手だから陰が濃いのではなく、その解放されていない力が制御されていないか不安定になっている為にこうなっていると?」
「そういうことだ。後は、この地でしばらく過ごせばこの病弱な部分も多少は和らぐだろう。まぁ、状態異常に掛かりにくかったりちょっとの怪我が影響して体調を崩したりという部分が軽減される程度だがね。」
「完全に治すことは出来ないのでしょうか?」
「難しいね。肉体を使った戦いに関連する職業であればその辺りの補正も掛かってどうにかなっただろうが、この子に関してはどこまでも後方支援か遠距離特化だからね・・・けど、普通の生活を送る中での万が一の怪我等に関しては全く問題ないくらいだよ。この子は運が良いことに回復関連が効きやすい体質のようだからね。君たちの支援や補助があれば問題ないさ。」
つまりは大けがやかなりひどい状態異常にならなければ基本的に問題ないくらいにはなると言うことか。
状態異常に関してはラナさんがいるからどうにかなるし、リア様自身の加護の影響で回復関連は効きやすいし、状態異常に対する耐性も作られやすいし、体制の強化もなりやすい。
だが、今はそれが発動する前の段階だ。
どんなに強くなろうとも今はそうではないのだから。
頑張ろう。
「とりあえず、私の加護を先に渡しておこう。その方がこの子の回復も多少は早まるだろう。」
そう言うとリフ様はリア様の額に軽くキスをした。
ふわりと数秒だけ光った。
「これで完了だ。で、しばらくこの精霊樹の中、つまりここで寝泊まりをしなさい。ここが最も力の濃い場所だ。と言っても、特訓はあくまでもついでだよ。コツを掴ませる程度にしかしないし、この子が望まなければ何もするつもりはない。」
確かに。
俺でも分かる。
ここはかなり神聖な雰囲気などが濃い場所だ。
それに、無理強いも俺自身もさせたいとは思わないから賛成だ。
「では、お世話になります。」
俺たちはしばらくここでお世話になることになった。
リア様・・早く起きないかな。
加護ってどんなものだろうか。
左腕を失ってリア様の心は大丈夫だろうか・・・うぅ・・・心配だ。
・・・で
「それにしてもかわいいな。」
そう言いながらとても幸せそうにリア様のほっぺをつついたり頭を撫でたりしてる。
うん・・。
気持ちは分かる。
俺も結構な頻度で頭を撫でてあげたりすることは多いし。
だが今は、ほどほどにしてあげて欲しい。
寝ているんだから。
まぁ・・正しくは気絶してから目を覚ましていないのだが。
そういえば・・
「リフ様・・そういえばどうしてずっとリア様を抱いたまま魔力を流しているのですか?」
流すと言うより、リア様に流し込んでいるように感じたから聞いてみた。
「言っただろう?私の加護は身体能力の補助をするようなモノだと。」
「はい。」
「だからね。私の加護を持つ相手に直接魔力を流すとその間だけ身体的な治癒能力とかを強めてくれるのさ。」
「そうだったんですか?」
「まぁ、基本的に精霊という存在は自身の加護を持つ相手に対して直接魔力を流すとその加護に沿った範囲でそれに関連する何かを強化してくれるモノさ。滅多に私みたいな存在には会わないから知らないことが多いだろうけどね。」
「えぇ・・初耳です。」
「まぁ、色々と人間は面倒だからね。内緒にしててくれ。」
「もちろんです。」
「それにしても、祖先が祖先ですごいけど、その周囲にいるメンバーもただ者じゃないね。フリージアはホントに世界に愛されているようだ。」
「え?」
「知らなかったのかい?まずカルナとシャスティは幻獣、そして翠は妖精族だろう?まぁ・・ラナに関しては植物よりではあるが、精霊と動物との境目でもあるから何かと言われると困るが。」
「翠さんはなんとなく知ってましたが・・・カルナさんにシャスティさんはそうだったんですか?翠さんと同様妖精族くらいかと思ってましたが・・・」
「あぁ・・俺等に関してはラウが知ってるとおり世間的にもバレれば面倒くさいだろ?」
「そうですね・・妖精族と言うだけでも珍しいのに幻獣となると・・」
「まぁ、そういうことだ。今後もよろしくな」
「にゃう(リア様のために頑張りなさい。)」
「はい。こちらこそ。」
まさか、カルナさんとシャスティさんが幻獣だったとは。
妖精族へ進化した中でも珍しい種類になってるくらいだと思ってたが・・・カルナさんとか脚3本だし。
元々、魔物や動物は強くなり、魂の位も上がると進化することがある。
魔物からは、魔物としての範囲で収まることが多いが、一定基準を超えると幻獣になることがある。
そこに、人の姿に近い存在になったりするといわゆる魔王とか言われるような人型の魔物になったりする。
まれに、最初から人の姿に近い存在も至りはするが。
ついでに言うと、動物から妖精族そして、精霊になることが多いが、まれに妖精族にならずに精霊になることだってある。
他にも、精霊ではなく幻獣になったりするケースもあるので、どこからどうなるとは正直言い切れない部分が多い。
簡単にまとめると
動物→妖精→精霊
動物→妖精→幻獣
動物→精霊または幻獣
魔物→幻獣(獣の姿が多い)
魔物→魔王(人の姿に近い何かが多い)
まぁ、こんな感じだ。
だが、魔王に関していうと、魔物から進化したケースと、人が悪の心に染まり、強くなることで魔族となり、更に進化してなるケースもあるから、魔王は魔物の進化系だとシンプルに言えないことが多い。
世間的には知らないやつが多いがな。
と言っても、魔王のすべてが悪とは正直言いきれない。
何せ、魔物から魔王へ進化したとしてもそれが悪の心かどうかなんて魔物次第だ。
人の場合は悪の心に染まって進化したが、魔物に関してはただ人型に近い存在に進化したというただそれだけなんだから。
それと同時に、魔族が全て悪とも言い切れない。
自らの意思で魔族になった場合は確かに悪だが、その魔族から産まれた子供は絶対に悪とは限らないからだ。
例えるなら、ろくでもない人間の子供が絶対にろくでもないとは言い切れないのと一緒だ。
人格を育てるのは環境と周囲の人間と自分自身の考えによって変わるからな。
反面教師と言う言葉もあるくらいだ。
獣魔契約というものがあるから、魔物全てが悪とは言い切れない。
ちなみに言うと、人は、魔族以外に進化することがある。
魔物やそのほかの種族と比べるとほとんどないがな。
なにせ、全員サイドだし。
超越種だとか、悪サイドだと魔族とか、逆に善な方向だと聖人種とか魔物以上に種類が多い。
つまりは、その人がどの方面に特化して進化したかによって変わるのだ。
例えるなら、魔法も上位へ昇華するのはその人次第だから、どのような魔法に進化するかわからないのと一緒だ。
だから、人の進化について研究してるやつは意外と多いが、まだまだ種類が増え続けているため、魔法同様、終わりが見えない研究としても有名。
ちなみに、その研究の末で判明しているのは今この世界にいる獣人や竜人などのような存在はそんな人が進化したのが祖先であり、始祖だと言われてたりする。
まぁ、人も魔物も何が最初だったのかとかはよく分からないがな。
要するにこういうことだ。
こういう話がある。
大人の鳥が先か、卵が先か。
最初にどちらがいたのかということだ。
どちらも片方がいなければ産まれることは出来ない。
考えてもしょうがないし、遠い昔なんて知らないがな。
今を生きてるんだし、考えて分かることじゃないしな。
リア様は・・・どうなるんだろうなぁ。
ほとんどの人間が進化せずに終わるから何とも言えないけど。
まぁ、俺には関係ないことだ。
リア様が楽しく平和に過ごせるならどこまでもそばにいて守り、支えてやるだけさ。
自称兄としてな。
で、それから俺たちはリア様の看病をリフ様、翠さん、ラナさんに任せつつ、しばらくリフ様にいろんな昔ばなしを聞いていた。
ちょうどその日の夕方を過ぎ、夕ご飯を食べ終え、そろそろ寝ましょうか?というところでリア様は目を覚ました。
ぼんやりとした表情でリフ様に抱っこされてるため、リフ様と目が合った。
「お?おはようさん?もう夜だがね。」
「・・・・・・」
「私はリフだ。よろしく」
「・・・・・・」
「ちょ、調子は・・い、いかが・・か・・な?」
「・・・・・・」
「か、かわいいね!」
「・・・・・・」
「・・・・」
リフ様が若干涙目でちらっと俺たちを見る。
その表情は、誰がどう見ても助けを呼んでる表情だった。
リア様はというと、ピクリとも反応せずに無表情でぼんやりとした表情でジーっとリフ様を凝視している。
何をどう質問しても、しゃべりかけても視線をピクとも動かさずにガッツリ観察されてる。
一応俺たちも話しかけてるんだが・・・ガッツリ拝んでるようで・・・どうしよう。
リフ様・・よくわかりませんが、リア様が満足するまで拝まれてください。
-フリージア-
目を覚ますとほんわかと心の中まであったかい気持ちに包まれていた。
目をあけて最初に目に入ったのは、白っぽい金色のサラサラでまっすぐな髪と金色の瞳、そして狐さんの尻尾と耳のおっぱいがおっきいお姉さんだった。
声も見た目もすっごい美人さんだなぁと眺めつつ、観察する。
どうして抱っこされてるのかとかはとりあえず置いておく。
おっぱいは写真で見たお母さんと同じくらいかな?
ちょっとだけお母さんよりおっきいかも。
確かに美人さんだけど、私はお母さんの方が美人だなって思う。
後のこの気持ちは身内びいきと呼ばれるものだって教わりました。
で、眺めているとふと違和感を感じた。
このお姉さん・・・人?
うん・・・何というか人の姿になってるけど本当はおっきな狐さんみたいな感じがする。
えと・・人の姿に変身してるって感じかな?
うんきっとそうだ。
それと・・すごい清らか?な感じがする。
何というか、教会でお祈りしていた時に感じたあの感じに似てる。
もしかして、妖精さんとか精霊さんだったりするのかな?
とりあえず、このお姉さんの抱っこはすごく心地が良いです。
すごい美人さんだってわかるのにおっぱいがおっきいからお顔が見えません。
お顔をゆっくりと見たかったのでゆっくりと起き上がろうとしたけどなぜかバランスが取れませんでした。
その理由はすぐにわかった。
左腕だ。
左腕がないからバランスが悪いんだ。
そっか・・私、生きてるんだ。
片腕をなくしたことは意外にもすんなりと受け入れることは出来た。
カルナたちみんなが無事だったんだから安いモノだよね。
で、周りを見る。
すごく安心した表情のカルナたちがいる。
それと、ここはおっきな木の中の空間にいるみたいです。
すごくおっきい木ですね。
それと、すごく不思議な雰囲気を感じます。
「フリージア・・さん?」
あれ?
私、呼ばれてる?
呼ばれた方を見るとなぜか泣きそうな顔をした狐のお姉さん。
どうしたんだろうかと首をかしげると
「~~~っ!!」
すごく感動したという表情で涙を流しながら私を抱きしめた。
後に、身悶えていたんだとわかりました。
どうやら、私が周りを気にしてる間、このお姉さんはずっと私に呼び掛けたりしてたらしいです。
けど私は気づいてない状態でずっとにらめっこしてたから私がようやく反応したのがうれしかったらしいです。
しばらく抱きしめられながらそのおっきなおっぱいを堪能しました。
で、カルナからはお説教を食らいつつも無理とか無茶をしないでくれと涙ながらに頼まれ、他のメンバーからも似たようなことを言われつつもすごく安心した表情で抱きしめられました。
それと・・
{ラウさん・・この狐のお姉さんはどなたですか?}
「あぁ、彼女はリフ様。この地・・あの狼さんが守っていた場所の主様です。」
{・・・すぐにここから出ないと}
「大丈夫です。しばらくここに留まることになりました。他のこの地に住む方々ともあの狼さんとも了承は頂いてます。」
あれから、かなり長い間寝てたらしく、その間ずっとお世話になってたようです。
{わかりました。}
で、私はリフさんのおっぱいを堪能しつつ、
{リフさんは、精霊さんだったりしますか?}
「・・さすがですね。正解です。」
「ちなみに上位精霊だ。」
あってました。
それと、上位だと・・かなりすごいんですね。
というより、私とお話ができてるのはどうして?
後、どうしてリフさんは下着姿なんでしょうか?
「人の考えてることくらいは読めるよ。」
好きなだけ揉んでも吸ってもいいよと言いながら私を抱きしめてくれました。
森の優しい匂いがします。
吸うのは、寝る時にこっそり堪能させて頂きます。
余談だけど、不思議な感じでしたけどおいしいミルクでした。
後、ラウさんが言うには元々リフさんは狐さんの姿で人の姿になれるから今は人型らしいけど、すっぽんぽんで、ラウさんが必死にお願いして服を着てもらったけどこれだったらしいです。
なるほど。
とりあえず、状況を教えてください。
それと・・リフさん・・服を脱がないでください。
ラウさんが何かわかんないけど大変そうなので
何を我慢してるのでしょうかと思って聞いたけど逃げられました・・なぜ?
「というわけで、お詫びとしてリフ様の加護をリアに渡し、その後しばらくここで養生しながらリアの希望次第では特訓もするということになった。」
カルナが教えてくれた。
私が寝てる間は、ずっとここに住んでる子たちのお手伝いとか特訓とかして過ごしてたからみんなとはそれなりに仲良しなんだって。
「それでどうかな?私の特訓・・受ける?」
(コクリ)
受けます。
片腕なくなっちゃって思った以上にバランスとるのが大変なので。
これ以上カルナたちに迷惑はかけたくないし、もっと強くなりたい。
あ、そうでした。
狼さんからの謝罪の言葉は受け取って、その分この里に住む子たちを守ってあげてほしいとお願いしました。
カルナたちからすでに同じことを言ってたようです。
とりあえず、加護が加わったらしいのでその分のチェックからですね。
カードさんお願いします。
「っとストップ!」
(?)
リフさんに止められた。
「はいこれ。」
なんか長ーい布・・えっと・・マフラー?って言うのをもらった。
「正しくはストールね。私の抜け毛と抜け髭だけで作った私お手製だよ。」
それは・・すっごいですね。
「後、門番してた狼の抜け毛も目立たないけど混じってるよ。」
それはすごい・・。
けど、どうしてくれるの?
と首をかしげてると教えてくれました。
「これは、狼のお詫びだよ。後は私が勝手に加えちゃった感じかな。後は、フリージアのご先祖さんと母親の分のお礼かな。」
それなら、本人にしないと意味がないのでは?
と思ってたら
「お礼とかする前にフラフラ~っとどこかに行って、渡せなかったから代わりに受け取って?多分その方があの人たちは喜ぶから。」
(コクリ)
そして、ストールを首に巻き付けて装備完了です。
手触りは狐さんと狼さんの毛で出来てるからフワフワなのに生地は向こうがギリギリ見えないくらいの薄さなんです。
なのにフワフワしててちょっと不思議な感じですが、ほわっと気持ちが良いです。
移動中とかご飯食べてる時以外は、口元を隠すように巻いたら目立ちにくくなるかもしれませんね。
そのようにしておきましょう。
で、そうでした。
カードさんお願いします。
ランク:D
名前:フリージア・クラリティ・エトワール
性別:♀
年齢:5
種族:半異世界人
職業:賢者、協奏師
称号:絶望を知る者、幻獣の家族、変態紳士ホイホイ、英雄賢者の正統後継者、神子
属性:陰
体力:D
魔力:S
攻撃:F
防御:E
俊敏:E
練度:A
攻撃技:【影操作】【魔力反射】【物理反射】【性質変換】
補助技:【念話】【奉納】【心意加増】【精神統一】【アクロバティック】
自動技:【圧縮記憶】【思考速度上昇】【並列思考】【心の瞳】
魔道具:賢者の杖、教会の腕輪(EX)、幸運のイヤーカフ、精霊のストール
写真:フリージア・エトワール、ペチュニア・エトワール
契約
【幻獣】八咫烏:カルナ
【幻獣】ガルディエーヌ・キャット:シャスティ
【妖精】オニキス・ゲル:翠
【??】ウールスフィア:ラナ
加護
母の溺愛、母の過保護、元英雄賢者/現神様のお気に入り
下位精霊の親愛、上位精霊:リフの親愛
やはりストールも出てましたね。
あと、何か技を覚えてるみたいです。
数値的には、一部は腕がなくなって下がった分、加護のおかげで上がってプラマイゼロになってるらしいです。
カードさんお願いします。
【アクロバティック】
全身を使った軽やかな動きを出来るようになる。
だが補正なので、自身の意思で動かなければ上達しないが、頑張ればその分上達しやすい。
精霊のストール
上位精霊:リフの抜け毛と守護獣の狼の抜け毛によって作られたストール。
白金色の単色で出来ており、両端には大きなワンポイントを合計2つ狐の全身の座ったような姿の白色のシルエットが描かれている。
デザインとしてはとてもシンプルで、手触りは非常にフワフワと素晴らしいが生地の厚さは透けて向こうが見えないギリギリほどで、サイズはシフォンストールと呼ばれるほど。
効果
身につけた者の気配を初めとした見た目による注目度を半減させる。
周囲の気配や悪意に敏感に感じやすくなる。
上位精霊:リフの親愛
全ての身体能力に補正が掛かるため、通常の1.4倍ほど通常よりスムーズに行動出来る。
勘だよりに行動すると良いことがある。
美人のおっぱいを揉んだりパフパフすると、相手の容認されるとき限定で魔力と精神力の回復を早める。
更に、その行動により相手を魅了することが出来た場合、更に回復力は高まる。(おまけでささやかながら成長促進効果あり)
追加効果:片腕で両腕分のパワーを出すことが出来、両腕分の器用さを片腕だけで出来る。
髪に特殊な癖がつく(修正絶対不可)
うん。
すごいですね。
すごいけどなぜにおっぱい?
今もこうしてカードさんに教えてもらいながらリフさんのおっぱいに埋もれつつ楽しんでますが。
確かに、楽しんでるといつもより体の調子が良い気がしますね。
後、髪に特殊なくせって?
{ラウさん、私の髪・・何か変わったことはありますか?}
「えぇっと・・端的に申し上げますと耳が出来てます・・獣耳」
(?)
「あぁ・・確かに。」
どういうことでしょう?
「フリージアの髪の癖でまるで獣人の耳があるように見えるってことだよ。」
翠ちゃんに鏡を出してもらって見てみると、確かに私の頭には私の髪が両サイドにぴょんと跳ねてそれが獣耳に見える。
抑えたりくしゃくしゃっとしても治らない。
まぁ、いっか。
犬さんか狐さんか猫さんかはどれとも言えないから分かんないけど、ラウさんが言うには私の目は猫さんみたいらしく、その耳?の髪を見ると猫の獣人に見えるかもと言われました。
ちなみに、人の耳はしっかりありました。
それと、お尻には尻尾はありませんでした。
「おや?フリージアのギルドカード自体にも加護のようなモノが掛かっているね。」
(?)
どういうことでしょうか?
「ちなみに聞くが、このカードに表示されているフリージアのステータス以外に教わったりした?」
(コクリ)
色々教えてもらってます。
「それがその加護の効果だ。他のカードはそこまで親切な機能はついていないモノだよ。」
(?)
「そうだよ。そして、もう夜だ。私と一緒に寝ようか。」
(?コクリ)
そして、私は、あれだけ寝ていたのにあっさりと眠れました。
ちなみに翠ちゃんが私を薄らと包み込んでくれながら背中側にラナちゃん、シャスティ、枕元にカルナ、少しだけ離れたところにラウさんって感じでした。
それと、リフさんに抱き枕にされた状態で寝たのでおっぱいに埋もれながら寝ました。
素晴らしかったです。
けど、リフさんはすっぽんぽんじゃないと眠れない体質?らしく(人じゃないしそれもそうかも?)すっぽんぽんな状態で私を抱きしめて寝ちゃったので更にすごいおっぱいはすごかったですまる。
すっぽんぽんじゃないと眠れないから仕方がないですよね。
なので、今だけお母さんの代わりとして甘えさせて下さい。
そんな気持ちをリフさんは察してくれたのか優しく抱きしめて頭を撫でてくれました。
明日からリハビリですね。
左腕なくなっちゃし。
フリージアの髪のイメージは白い炎を操る大剣使いの、ア○セ○スさん。
こ○スバの絵の人がわかりやすい・・かも?