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陰の支配者-私の保護者は猫と鳥-  作者: ミコト
最終章-異世界組攻略編-
161/177

アルバトロスへの宣戦布告に向けて、当事者を扱いてます

微妙に短いです

--フリージア--

久しぶりに学園に通い、色々とお話ししているうちに私は卒業後、学園長のお手伝いを偶にですがすることになりました。

まぁ、やることはほとんどないようなものらしいですし、公爵家のお仕事の大半はリムさんがしてくれるので手も空いてますし、領主になると言ってもそっちもほとんどやることがないので問題なしですけど。





そして、本日は学園がお休みで、城下町をアルちゃんたちとともにフラフラと食べ歩きをしています。

で、途中でシルちゃんが踊りながら歌ってました。

なんと言いますか、雰囲気はライブ状態。


そんな雰囲気にさせている原因は、脱走組で、現在はパーティ”シュバルツ”のメンバーです。

そして次に、クラン”シリル親衛隊”のメンバー。



今は、Make You Freeっていう歌とOne Day One Dreamとclockwork planetっていう歌をシルちゃんが歌ってます。

最初のは、聞くところによると「You still have lots more to work on」って時折しゃべるスポーツの青年のお話で、もう一つは、白いオオカミ?犬?の獣人と巫女さんとのバトル&恋愛のお話と、歯車の町と地獄耳の少年のお話?なんだとか?


タクミンが、有名な話だと言ってたので、知ってる人は知ってるのでしょう。

なんか面白そうなので、いつかどんなお話なのか教えてもらいましょう。


それにしても相変わらず、シルちゃんは器用ですよね。

全く違う人の声で歌ってます。

まぁ、シルちゃんが持つ【虹色の声】っていう技らしく、どんな性別や年齢、性格の人の声でも自在に扱えるようで、その技を巧みに操るところからついた二つ名が”音の支配者”

おまけにシルちゃんは軽業師でもあるからアクロバットな動きはお茶の子さいさいですから、踊りもバリエーション豊富で上手なんですよね-。


で、今はとても楽しそうに歌って踊ってるわけですが、それを見てキャーキャーと黄色い声(声に色はあるの?)をあげてる一部(と言うか女性陣のほぼ全員)と、ノリノリでテンションが上がってる人たち(これは全員)と言う状態。

その光景は、路上で演奏して盛り上がる・・という状況ではなく、ライブというお金を払って歌って踊るアイドルを楽しむ状況です。

実際、シルちゃんは入場料?とかは取ってないようですが、代金代わりにお金をシルちゃんに渡してから去る人はむしろ全員で、場合によってはお金を払うから歌いに来てくれ!っていう人は実はすっごい多い。

特に多いのは、貴族より誰かしらの誕生日だったり記念日とかでサプライズゲストとかで登場して歌って欲しいとかシルちゃんが出している絵本を演技して欲しいっていう人が実は多いです。


それと同時に、シルちゃんとセリちゃんは、実力もあると私の弟子と言うこともあり有名です。

なので、護衛とかを頼む人も多いので、その2つを合わせてシルちゃんとセリちゃんはすごい引っ張りだこなんですよ?

まぁ、それに本人たちも顔は整ってますからね。


そのせいなのか、シルちゃんの称号にアイドルと言うのが増えたとかなんとか。

で、タクミンが言うにはそうやってオタクという趣味に没頭する人たちは増えていくのだとか。

ふむ?

ついでに、シルちゃんのファンが増えて、シリル親衛隊が増殖したりするのも当然の流れだとシュバルツのメンバーは語るようです。



そしてふと気付くと、パーティ”シュバルツ”とクラン”シリル親衛隊”のメンバー同士が仲良くなり、ともに依頼を受けたり、情報交換をするようになってるのはまぁ、目指す先が同じと言うこともあり、言わずもがな。

で、最近では周囲からは同じクランだとか同じパーティに合併されたとか言われる有様です。



で、そのパーティ”シュバルツ”のリーダーとなり色々と忙しいタクミンですが、魔術師団が共同で開発したアイテム”支援の巧みゴーグル”のおかげで、メキメキと実力を伸ばしています。

まぁ、本人からの希望で私がメインで影さんを数人がかりでとことん実践形式で扱いてるだけですけど。

魔力制御のムラをとことんなくさせ、私が影さんで1対多でのバトルを何度も行い、戦術もコロコロ変えてるだけですけどね。

後は、団員たちに属性魔法の扱いの教育とパパによる弓の技術の特訓という感じ。

とはいえ、割合的に言うと私のが半分で、その残り半分を更に半分ずつで団員分とパパという感じです。


と言っても、あまり根を詰めても私がめんどくさいので、数日に1回私が扱いてる感じですけどね。

毎日はしませんよ?

私も忙しいですし、タクミンも彼女であるカナミンといちゃつきたいだろうし、と言うことで数日に1回半日使ってぶっつけで模擬戦をしているわけです。

間休憩はないですよ?

だって、実践に休みなんてないじゃないですか。

なので、とことん追い詰めて限界状態でもきちんと戦えるようにしてるんです。


あ、ちゃんと手加減はしてますよ?

タクミンの限界より一歩上を常にキープしてますから。


で、その合間にニッシーが鍛えて欲しいって言ってきたからタクミンと同じ感じで数日に1回半日ぶっつけで模擬戦をしてます。


いやー、2人とも面白いですよ?

遠距離メインということもあって、タクミンは近接戦闘は最低限で時間稼ぎをして、中距離から遠距離は弓、近距離だとスリングショットをメインに使ってる感じで、

ニッシーは、とことん接近戦なので、遠距離からの攻撃の回避と防御ができるようにガンガン私が狙い撃ちをし続けながら、影さんたちとの乱戦をさせてます。


シュバルツのメンバーだとこの2人が一番戦いでは、熱心かな。

他のメンバーは、私に頼むほど熱心ではないですが、その分いろんな人と模擬戦をしてるようです。


まぁ、週に一度は、シュバルツメンバー全員VS私で、模擬戦をさせますけど。

理由は、連係プレイを鍛えるため。

個々人が鍛えた結果、強さのバランスが以前と変わり、チームプレイに支障が出た!と言うパターンは意外とあったりしますからね。


最近だと、悪魔の超大型スタンピートを1人でほぼ壊滅させたことが、後を引いて絶対に敵対するなとそのときの録音の魔道具付きで知らされてるので私に喧嘩を売る人はほぼいません。

ちなみにその魔道具は、ごくごく一部の上層部にしか見せられないように権限をかけてます。

ついでに言うと、権限がない人(身分と言いますか役職が不十分な人ということ)が見ようとするとおなかがピーになっちゃいます。

おトイレが近くなるんですよ?

しかも、前兆なんてなくいきなり波のとっぺんさんです。


なんか、早速その被害に遭った人がいたらしいですけど、その後は録画の魔道具を見ただけで顔を青くしたとか・・トラウマになったっぽいです?




今は、シルちゃんたちを勝手に異世界規模で誘拐してきたアホのアルバトロスを殲滅するための準備(情報収集含む)をしているところですが、私としてはパパが率先して笑顔で進めてるので私自身はシュバルツのメンバーを扱くことをメインに、異世界規模で連絡できる魔道具開発に忙しいのです。

最終的なキーは、

あっちの世界にいるシルちゃんたちのご両親がシュバルツのメンバーを思う気持ちの強さと

シルちゃんたちの故郷を思う気持ちの強さ、

そして、それぞれの思いが道のように繋がるようにすることです。


その繋がればお話ができるようになるという感じの魔道具になる予定です。

ですが、繋がった後でお話ができるようにする・・欲を言えば顔を見せられるように映像を映せるようにする部分も必要になります。


それに関しては、録画・映像再生をするための魔道具自体はあるのでそれを改造する感じになります。

それに、想いを具現化させ、異世界規模で通信できるようにする仕組みを組み込む必要があるんです。

そのためには、空間魔法と私の魔法による”思いを形作る”ものを組み合わせる必要があります。

私の魔法自体は、元々作ることに関して特化してますが、実際はものすごく幅広く応用が利く魔法なので、想いを具現化させる部分は、私の想いによって形作るようにさせる他すべはないと私は思ってます。

なので、現状は空間魔法の仕組みを勉強中なんです。

後は、シルちゃんたちの故郷がどんなところか、そして、通信をすると言う道具はとても豊富だったらしいのでそれらの情報も教えてもらっている感じです。

今は少しでも情報が欲しいところですからね。


とはいえ、慌ててもしょうがないので、調べ物・・と言うより読書してることが最近は多いです。

まぁ、アルちゃんのお膝の上で愛でられながらおっぱいを枕にしてる状態ですけど。

究極のクッションですよ?

私専用です。

ついでに、人目を避ければ飲み物も出ます。

おまけで言うと、アルちゃんがおパンツを履き替えないとならなくなるという謎の問題がありますけど、本人は恍惚な表情で体をびっくんびっくんさせますけど、本人が気にするなと言うので気にしない。


けど、終わった後はいつも腰ががくがくしてるんですよね-。

どうしたんでしょうかね?

聞いても教えてくれませんけど。



で、アルバトロスのトップの奴らをつぶすついでにそいつらが持ってる資料とか本は根こそぎ没取しちゃおうかと思ってます。

だって、ロクなことにしか使わないのなら必要ないでしょ?

召喚魔法の完全破壊と、それらの資料の没収、そして二度とそんなことを起こさないようにするためにトラウマを植え付ける必要がありますからね。

資料に関しては、元の世界に帰す手がかりになると思うんですよ。


そのためには、シルちゃんたちとシュバルツのメンバーを鍛え上げる必要があります。

シルちゃんたちはもう自身の鍛錬で十分どうにかなる段階に入ってますけど、シュバルツのメンバーはまだまだなので、定期的に扱いてあげてます。

私が扱かない日は、他のメンバーが扱いてくれてるので安心ですね。


この国つぶし計画についてはうちの国の上層部はすでに知ってるのでシュバルツのメンバーを何かしらの形で鍛えるというお手伝いをそっとしてくれてます。

依頼のバリエーションを増やしたり、偶然を装って模擬戦を頼んだり、技術職であれば技とかコツを伝授したり、って感じです。



で、この国を拠点にしている冒険者連中(今回は全部で50人くらい)から模擬戦をして欲しいと言うより実践のアドバイスが欲しいと頼まれ、人数分影さんをその人たちと同じサイズの人型で作り出して対応してあげます。

まぁ、シュバルツのメンツと同じく限界ぎりぎり一歩先の段階をキープして、魔力を大量に絞り尽くすように調整してますけど。

けど、不意打ちでの遠距離の対処は、彼らは慣れてないようなので、遠距離をメインにしているメンツ以外は接近戦のみで対処してます。


それが終われば、私がその人たちの人数分1枚ずつ弱点と無駄な部分や、魔力制御でムラが多いところに、武具と戦術の相性とかをメモした紙と銅貨1枚と交換です。

正直お金はいらないのですが、彼らの気分的な問題らしく、いるいらない渡す渡さないの繰り返しの結果、最低額の銅貨1枚と用紙を交換という感じで決着がついてます。

人によっては、長期間伸び悩んでたりして私のアドバイス(と言うより指摘)をもらって、解決したと狂喜乱舞してる人だと、より多くお金を嬉々として渡してくる人もいたりします。


で、何ででしょうかね?

元々、クテン様と呼ぶメンツがほとんどだったのに髪が白くなって仮面をつけるようになってからは、教会に属しているメンツは相変わらずクテン様のままですが、それ以外の冒険者や国民の皆さんとかはほぼ全員姫様と呼ぶ人がすっごい増えました。


と言うのを、紙と銅貨を交換しながら聞いてみたところ

「あぁ、それは姫様の髪色がイリス様にそっくりだからですよ。あのお方の髪と姫様の髪の色は細かく言うと違いますけど、おおざっぱに言えば白ですから。」

「と言うより、元々の黒髪の印象が強かったせいで、余計に髪が白系統になってイリス様の印象が強くなったって言うのが強いですね。」

「後は、性格とか、内面的な部分がホントにイリス様そっくりなんですよ。」


とのこと。



で、時折鬱陶しいのがいます。

こんなちびに云々とか、噂の大半は自分で流したデマだとか、ランクがSSSなのは伝手だとかなんとか。

まぁ、ランクに関してはギルド全体を敵に回したいのであればそう思えば?と言って、

後は、トラウマが芽生えるまで死ぬか死なないかのぎりぎりをキープした状態で影さんたちを数名、武器を持たせずに殴る蹴るを繰り返し、意識を飛ばさないぎりぎりの状態を維持したレベルの【威圧】をその人たちに向けます。

当然、意識が飛びそうになってたら【威圧】の威力を調整して強制的に起こします。


それを何度か繰り返して、相手がどうでも良い言い訳を言わなくなくなり、うめき声だけになったら完了です。

後は、こんこんと私の実績を語り続けながら、国の外の適当な空間に【影爆弾シャドーボム】を半径50メートルほどを消し飛ばす威力を目の前で披露した後、上空に【影爆弾シャドーボム】を10個ほど作り出した状態で再度尋ねます。


そうすると全員、忠実な下僕になります。

ちなみに、こんこんと言ってる最中にどうでも良い言い訳を言ってる時は、少しでも嘘をつけば全部嘘だと指摘して1つずつ言い直させるのは当然です。


そして、とどめにそこそこ手加減無用なレベルの【威圧】で意識を飛ばして終わりです。

そうしたら、後はどこからかやってくる人たちが笑顔でサムズアップして引きずってどこかに連れて行っちゃいます。

その後はどうなるかは知りませんけど、聞いた話によると始末はしていないらしく、半ば洗脳に近いレベルで強制的に意識改善を行って、慈善活動をさせているのだとか。


そして、そういうことが起こると数日ほど経過した頃になぜかお金が私の元に届きます。

おそらくは、その人の有り金全部ではないだろうかと思いつつ、そのお金は全部適当な場所の食堂でその場にいる人たちに値段分ごちそうします。

そう言う人のお金を手元に持つつもりはないので、速攻で使い切ります。

まぁ、人数的に足りなければ私が出しますけど。

元々お金は使う方じゃないですし、定期収入もありますからね。


だって、私自身稼いでるのでいらないですし、そう言う人のお金を募金はなんか気分が悪いですし?


で、そんなことを繰り返していたせいなのか、人によってはお礼代わりにどこかの町か国から持ってきたのか本をくれる人もいます。

本の内容は、その土地の歴史とかその人がメインに扱うであろう魔法の属性の詳細だったり、魔道具の説明書っぽいやつとかだったりします。


基本的に私は、知識欲を欲していると認識されている影響のようです。

まぁ、ホントに無理して何かしら買ってこないように全員に言ってますし、周囲の人に伝えるようにも頼んでますけどね。


後、人によっては噂話とか近くで起きたちょっとした事件とかの情報をくれる人もいますが、どっちかというとそっちの方がありがたいんですよね。

その辺りの真偽とか詳細は、こっちで調べるのが普通ですし、それが悪であれば滅ぼすのが我が国の性質ですし。





で、ちょっと思ったことをぽろっと目の前にいるカナミンに言ってみる。

{皆さん揃いも揃って私のお仕事を取っちゃうんです}

「え・・えぇっと・・お師匠様はまだ幼いのですから保護者側・・と言いますか、大人側の意見で言うともっと遊んだりのんびりして欲しいんだと思いますよ?」

「あ!じゃあ、お仕事くれなきゃぐれてやるーって、わがままになってみたらどうですか?仕事はやり過ぎは良くないけど、何もないのはアレだし、その辺りの境界線を決めさせるきっかけにはなるんじゃないんですか?」

タクミンがそう言うけど・・・

{実は、それはためしたことがあるです。}

「それでどうだったんですか?」

「その前に何をしたんですか?」

{動きたくないから抱っこして欲しいとお願いして、食べたいものを種類も全部バラバラで言ってみたり、着替えも面倒だから着替えさせて欲しいとか、動きたくないからお風呂も食事も全部して欲しいとか言ってみました。}

「うん、つまりは一切動かないからありとあらゆることをやれとか、食べたいのをバラバラでいろんなのをランダムで頼むのは確かにわがままらしいわがままですね。」

「それで、結果はどうでした?」

{・・・喜ばれただけでした。むしろ、過保護に拍車がかかってしまいました。食べ物も頼んだものとプラスしてそれと相性が良さそうなのが一緒に添えてありましたし、お着替えも着替えさせる人の趣味全開な服を着せられて着せ替え人形になりました。むしろもっとわがままを言って欲しいとお願いされました。}

「あぁ・・・バツにはならなかったんだ・・しかも催促してる」

「むしろご褒美」

「まぁ、お師匠様の場合はわかる気がするけど。」

{ついでに言うと、食べ物に関してはお店の方が率先してその日の一番出来の良いものをわざわざチョイスしてただでくれたそうです。}

「そっちも喜んじゃったかぁ・・」

{なので、お仕事を奪われる前にさっさとお仕事を終わらせることにしました。}

「おー強行突破。」

{とはいえ、以前は無理をしていたのは理解してましたし、他の方でもお仕事ができないと国が回らないのも理解しているので今はお仕事の有無はどうでも良いんですけどね。・・卒業後は、更に減りますし。}

「言われてみればそうですね。卒業後は、公爵家のお仕事はグリムさんがメインにするんですよね?」

(コクリ)

と、微妙にまじめ?なお話を終わった後、他愛ない話をしてみる。

ってことで、お付き合いしているというところからカナミンが聞いてきた。

「そういえば、お師匠様ってデートとかは、どんなことをしてるんですか?」

{一緒に依頼を受けたり、食べ歩きをしたりおうちでのんびりしたりが多いですよ。}

「服を買いに行ったりとかは、しないんですか?グリムさんかっこいいし、お師匠様は可愛いからそれでも十分盛り上がると思うんですけど。お金も二人とも余裕ありそうですし。」

{リムさんが、私が一気に何種類もの様々な姿になられると可愛すぎてメンタルが保たないと言ってました。}

「グリムさん・・予想以上にそっち方面の耐性なさ過ぎ。」

「グリムさんって見た目の割に、そういうことに対しての耐性ないですよね?女性とのやりとりというか何というか」

{そうですね。それに慣れさせるために毎日不意打ちでチューしてますけど、毎回顔を真っ赤にしてるんですよね。最近やっとですよ?ほっぺにチューしてお返しに額にチューできるようになったのは・・・5回に1回ですけど。}

「えぇ・・・」

「じゃあ、口にチューはどうです?」

{過去にしたら、しばらくフリーズしてました。しばらくしたら、意識がしばらくないんだが何かあったか?って、その数秒間の記憶もないんです。}

「グリムさん・・どんだけ・・」

{それで、男性のお部屋にはエッチな本が隠されてるとセイちゃんに教えてもらったので、リムさんの好みのタイプの参考になるかと思って、家捜ししてみたんですけどなかったんですよね-。まぁ、途中で見つかって以来、リムさんのおうちではずっと抱っこされてるかお膝の上から下ろしてもらえませんけど。}

「あ、監視がついたんだ。」

{で、ストレートにエッチな本はないのか聞いたら、ないって言われちゃいました・・嘘もなかったです。}

ちっ。

「ないんだ・・。興味はそもそもあるのかな?」

{あると思いますよ?アルちゃんのおっきなおっぱいが揺れると視線が吸い込まれて速攻で視線をそらしてましたから。}

「なくはないね。理性が強すぎるんだ。」

「じゃあいっそのこと大人のチューをしてあげるとか。」

「それやったら、数ヶ月分の記憶飛ばない?」

「いやぁ、通り越して理性が壊れて吹っ切れないかなーと」

{大人のチューとは、普通のチューとは違うんですか?}

「えっと・・タクミ、これ言っても良いのかな?」

「んー・・・やめた方が良いと思う。いろんな意味で怖い。」

「あぁ・・確かに」


結局、大人のチューというものは、リムさんに教えてもらえということで話をうやむやにされちゃいました。




むぅ。



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