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閑話-スピリット・レスティング-

--フリージア--

ふと気付くと知らないところでした。

たくさんの悪魔を殲滅して、何かの条件が満たされたとか言われ、お休み開始と言われて、気付くと噴水と森が広がるだけの空間にいました。

で、虹色の小鳥さんたちに埋もれてる。



というよりさっきから白い糸が・・ん?

これ、私の髪ですか?


みたいですね。

私の髪ですね。

身長は・・縮んだっぽいですね。

けど、おっぱいはおっきくなりました。

お母さんよりはちっちゃいですが、私の身長といいますか体格からすると十分おっきいですね。

なので、身長が低いのは気にしないことにします。



どこかに鏡とかありますかね?


あぁ、あっちに噴水があるので水面で確認しましょうか。

どれどれ?


髪:ほんのりと紫がかった白から藍色がかった白へと変わっていく色

瞳:右、淡い紫苑色。左、純銀

羽、背中から上へ弧を描き、外側の上半分が黒(呂色)で、そこから下に向かって濃い本紫、濃い竜胆色へと徐々に変わってゆく


って感じですね。



で、背中に生えた黒い翼が収納できなくなりました。

出しっ放し限定のようです。

それと、持っていた武器が杖と蛇腹剣の2つだったはずが、杖1本になってました。

おまけに、身につけていたアクセサリー関連が一切合切消えてますね。


ふむ?

カードさん、何か情報あります?

私のステータスと併せて教えて下さい。






名前:フリージア・クラリティ・エトワール

ランク:SSS(二つ名=魔鏡姫/夜叉姫)

パーティ:ハリーファ(リーダー)


体質:ほぼ不老

性別:♀

年齢:15

種族:能天使(始祖)

身分:クラリティ王国公爵、クラリティ王国魔術師団長、癒しの都”ルナール”領主

職業:賢者、協奏師

副職:刺繍屋

称号:英雄賢者の正統後継者、神子クテン、断罪者、転生者(月神朔)、変幻自在、合法ロリ、隠れ巨乳


属性:常闇

体力:B

魔力:Burst

攻撃:C+

防御:D+

俊敏:D

練度:EX


攻撃1:【影操作】【常闇纏】【影移動】【影爆弾シャドーボム】【影光線シャドービーム

攻撃2:【想像強化】【人形劇(極)】

特性:【魔力の申し子】【防御の申し子】【技の申し子】

補助:【内外念話】【指揮】【変身】

自動:【仮想頭脳】【仮想図書館】【脳内ネットワーク】【神の意志】【氷結地獄フリージングヘル

覚醒:【守護者召喚】【自己強化】


衣類:天魔の羽衣シリーズ

武器:賢神の仕込み杖

乗り物:飛行艇”フルール号”

装飾:教会の腕輪(EX)、クラリティ王国公爵家の証(儀礼剣)

写真:フリージア、ペチュニア、イリス


契約

【幻獣】八咫烏:カルナ(二つ名:守護鳥)

【幻獣】ガルディエーヌ・キャット:シャスティ(装備:黒月)(二つ名:逆鱗)

【妖精王】ロワ・ゲル:スイ(二つ名:緑の災厄パンドラ

【使徒】ウールバイパ:ラナ(二つ名:陰の守護者)

【幻獣】アダマンタイトドラゴン:ハディ(二つ名:堅牢)

【神獣】ティグリスリオン:黄昏


加護

ペチュニアの愛、神々の代行者、天界の愛し子



種族

能天使(始祖)

天使の翼を持つ種族であり、死後は天界で働くことになるが天使の階級により対応する内容が異なる。

能天使とは、秩序を乱す悪魔を滅することである

始祖とは、堕天使ではないのに黒い天使の翼を持つ非常に珍しい存在

進化時に吸収した

”体質:悪心撃滅”

”技:【影翼】【侵食】【拡張】【奉納】【鉄壁の心】【月翼】”

はノーコストで常時発動している状態だが、翼は収納することは出来ない。



体質

ほぼ不老

寿命が通常の50年が1年分に相当するほど肉体の時間は遅くなり、年齢問わず若い姿で居続けるため、老衰であっても見た目は老けることは皆無

だが、見た目がそれ以上成長することはスタイル以外は一切なし


属性

常闇

陰属性が破邪の力を常に纏ったことにより進化した

それにより、魔力を扱うだけでも常に破邪の力が同時に発動する


称号

変幻自在

どんな武具・道具もたやすく扱うことが可能であり、どのような技や技術・技能も身につけやすくなる


合法ロリ

どんなに年をとっても幼い姿でいる者の証であり、常に若々しいお肌と見た目を持つことになる

また、肉体の変化を含む、身長と体重などの見た目の変化全般全てはあきらめましょう


隠れ巨乳

読んで字のごとく大抵の服を着ると胸は対して大きいと思われにくくなる

身長は無視して胸が大きくなりやすいが、常識の範囲内に留まる


【影爆弾】

影の球体を作り出し、ダイナマイトのようなすさまじい威力を持った魔法

魔力を込めれば込めるほど威力は強くなるが、最低でも一撃で半径10メートル以内は消し飛ぶ


【影光線】

名前のごとく影で作り出したビーム

まっすぐにしか飛ばすことはできないが、貫通性は抜群


【想像強化】

あらゆる魔法、技を繰り出す際、その対応する動作に沿う能力を強化する

意識すれば意識したことが自身のことであればどんなことでも強化出来る


【魔力の申し子】

【衝撃波】【性質変換】【覇気】【威圧】【怒号】を統合したことにより、魔力を扱ったあらゆる事象を扱うことが可能


【魔重力】

自身の魔法、または魔力の重力の倍率を上げることが出来る。

重力の比率は自身のイメージにより調整が可能。


【人形劇(極)】

自身の魔法で複数の生物を創造した際、それぞれを自由に個性を持たせ、操ることが出来る。

その個性に関しても特に意味はなく、この魔法を発動させた者を裏切ったりするようなことはない。

あるとすれば絶対無比の忠誠心のみ。(対象は、発動させた相手のみ)

喋ることは出来ないが、歌うことによって周囲へ影響を与えることは可能

最小サイズは手のひらサイズだが、最大サイズは半径30メートルまで可能

数は、最大サイズであれば20体、発動者と同じサイズであれば100体、最小サイズであれば10000体まで可能


【常闇纏】

【影操作】により生み出された影を自身がしていた箇所に【氷結地獄】と共に纏わせることが出来る。

【氷結地獄】を纏っても使用者はその影響を受けることはない

【影操作】より威力は同等の魔力量で2倍は高まる


【怒号】

【咆吼】の上位版であり、怒りの感情が高ければ高いほど威力は上がり、相手を恐慌状態にさせる

威力が上がれば相手の鼓膜破壊も可能


【防御の申し子】

【魔力反射】【物理反射】を始めとした、守ることに関するあらゆる魔法や技を扱うことに長けており、鍛えれば成長しやすくなる


【技の申し子】

【武具の申し子】【暗器】【合気】【アクロバティック】【騎乗】【射撃】を統合し、ありとあらゆる武器、防具を扱うことに長けており、それ以外にも様々な技術・技能を扱うことにも長けている。

それらに関して鍛えれば成長しやすい


【仮想図書館】

膨大な知識を脳への負担を一切なく納めることが可能であり、忘れることはない


【脳内ネットワーク】

【心の瞳】【ショートクさんの耳】【心の歌】【読唇】【速読】【視力適用】【思考加速】【思考負荷軽減】【考察緩和】【悟り】【立体交差並行思考】を統合し、それらの技1つ1つの威力が統合前より上昇している


【氷結地獄】

自身の魔法に氷結と風を常に纏わせている

自身の魔法に相手を引きずり込むと相手は地面だろうが壁だろうが全く関係なく飲み込まれてしまう


【仮想頭脳】

脳にかかるありとあらゆる負荷を半減させる

使用すればするほど負荷の軽減量を増やすことが可能であり、【思考加速】と同じ効果を発動可能となる



覚醒

【自己強化】

自身が扱うありとあらゆる魔力を扱った技、魔法が強化される


衣類

天魔の羽衣

全体が白をベースとした衣服一式

袖無しタイプの膝上10センチほどの長さのワンピースであり、全体は若干藤色がかった白だが、縁や胸元からまっすぐ下にかけた部分はやや明るめの灰色がかった色をしている

→美しいスタイルを保ち、魔法を行使する際の負荷を軽減してくれる

脇から腕の甲まで広がるフレアタイプで袖だけのタイプであるスリーブ

→魔法を放つ対象を狙いやすくなり、袖部分には多少の小物を収納することが可能

やや水色がかったオーバーニーソックス

→脚全体の美しいスタイルを保ち、脚を扱った技を行使する際の負荷を軽減してくれる

銀色がかった白いすね中央辺りまであるレースアップ・ブーツ

→足腰の負担を軽減し、疲れにくくしてくれる

やや暗めの白銀色のサッシュベルト

→ちょうちょ結びをした状態で腰から膝まで伸びる部分は肩から背中の負担を軽減してくれ、武器の装備も可能

上記装備一式を装備した際の状態での能力

あらゆる攻撃に対しての防御が自身のステータスの2段階分アップさせる。

魔力を込めると更に防御をアップさせることが出来る。

身につけた対象のスタイルや身長ぴったりに自動的に変更され、汚れも魔力を込め、きれいにしたいと念じれば簡単にできる。

装着者が死に至る、または直結するありとあらゆる全ての現象・事象を無効にする。

身に纏うことであらゆる疲労が軽減される

着心地も非常に良く、のぞき見防止機能が付いている



武器

賢神の仕込み杖

大人1人分の長さのある青さを残した生の木の色をした仕込み杖

蛇腹剣の状態では、刀身部分だけが白銀色となる

杖最上部には、フリージア、英雄賢者、流星姫の魔力が結晶化した魔宝石で出来た、八重咲きのペチュニアの花が1輪咲いている。

グラデーションに外側から内側にかけて淡紅色から浅緑色に変わっており、非常に純度が高く透明度は高い。

花部分に魔力を込めることで杖から蛇腹剣へと変化させることが出来る

剣の状態と鞭の状態の切り替えは、剣の状態のグリップ部分へ魔力を流しながら念じることで切り替えが可能

契約者以外の人間は誰1人として触れることも干渉することも出来ず、無理矢理しようとすると対象者とそれらの仲間全員から辞める意思が芽吹くまで魔力を奪い続ける。

→対象が魔力が枯渇しても辞める意思が芽吹かなければどれだけ距離が空いても奪い続け、奪った魔力は杖を強化させる。

契約者の負担にならない程度の思考関連の能力、魔法の威力、発動速度、魔力、練度、魔力回復速度を向上させる。

契約者の思いと努力、ステータスの高さに比例して向上比率は上昇する。

※この花は、杖の状態では開花し、蛇腹剣の状態では蕾となる

魔力を込めると通常の1.5倍の威力で発揮され、邪な思いすらもこの剣で貫けば強制的に反省させることが可能。



【使徒】ウールバイパ

真っ黒なふわふわな毛並みを持つ30センチサイズの蛇(毛の長さは、5センチほど)

姿形をマフラーマントからニット帽、ストールに変化させることが可能

ありとあらゆる状態異常などの体に悪いモノは全て自身の糧とし、自身の毛を針のように鋭くさせることが出来る

ささやかながら浄化魔法と怪我の治療も可能



加護

母の愛

母の溺愛、流星姫の過保護を統合し、ペチュニアの想いが天元突破したことにより、統合前よりも効果が強くなっている


神々の代行者

天界に住む神々に愛され、実力ともに認められた証であり、天界との繋がりが強くなり、運が良くなる


天界の愛し子

天界に住む者たちから世界中の精霊、動物たちに愛される者へ送られる証であり、自身の第一印象が悪いように思われることは特殊な性癖の持ち主以外は皆無




私の種族が天使族の1つである能天使になったようです。

しかも、その中でもトップである始祖というもの。


後、武器が1つになってたり、ラナちゃんが進化してたり装備品がお靴含めて一式セット扱いになってたり、色々と強化されてたりしてるみたいですね。

翼がしまえなくなった理由は、私が天使族になったからが原因みたいですね。


後、私の属性も進化してるみたいです。

そのあたりは、感覚でわかりますし、今は魔法が使えないのでそのうちですね。



後、カードさん、ほかにも情報あります?




----

世界の声を表示いたします

----


≪エクストラミッションを達成!これより完全回復・治癒、成功報酬の獲得、最適化を行なった後に進化を開始します。その後再度最適化を図るため、期間は、不明。負荷を軽減させるため【変身】を強制発動し、スリープモードを開始致します≫




≪称号:英雄、悪魔殲滅者、変幻自在、一騎当千、合法ロリ、神々に愛されし者、精霊に愛されし者、アイテムマスターを獲得≫

≪称号:狩人、アームズマイスター、アイテムマスターが変幻自在へ統合されました≫

≪称号:英雄、悪魔殲滅者、一騎当千が断罪者へ統合されました≫

≪称号:母の溺愛、流星姫の過保護を統合し母の愛を獲得≫

≪称号:幻獣の家族、変態紳士ホイホイ、神々に愛されし者、精霊に愛されし者が統合され、天界のアイドルを獲得≫


≪属性:破邪を獲得≫

≪属性:陰、破邪を統合・・成功しました。属性:常闇を獲得≫

≪属性:常闇の獲得により【氷結地獄】を獲得≫


≪技:【影爆弾】【影光線】【怒号】【爆撃強化】【魔重力】を獲得≫

≪覚醒:【自己強化】を獲得≫


≪技:【並列思考】から【立体交差並列思考】へ進化≫

≪【精神統一】から【悟り】へ進化≫

≪【圧縮記憶】から【仮想図書館】へ進化≫

≪【思考速度上昇】から【思考加速】へ進化≫

≪【人形劇】から【人形劇(極)】へ進化≫

≪【影纏】から【常闇纏】へ進化≫


≪武器系統技、を全て統合し、【全武具】を獲得≫

≪【全武具】【武器舞踊】【武器舞踏】を統合し、【武具の申し子】を獲得≫

≪【武具の申し子】【暗器】【合気】【アクロバティック】【騎乗】【射撃】を統合し【技の申し子】を獲得≫

≪【切断強化】【貫通強化】【硬度強化】【束縛強化】【圧縮強化】【心意加増】【爆撃強化】を統合し、【想像強化】を獲得≫

≪【思考負荷軽減】が【思考負荷激減】へと進化致しました≫

≪【考察緩和】が【考察負荷激減】へ進化致しました≫

≪【ショートクさんの耳】【読唇】【速読】【視力適用】【思考負荷激減】【思考負荷軽減】【考察負荷激減】【悟り】【立体交差並列思考】【一点集中】を統合し、【脳内ネットワーク】を獲得≫

≪【魔力反射】【物理反射】を統合し【防御の申し子】を獲得≫

≪【衝撃波】【性質変換】【覇気】【威圧】【怒号】【魔重力】を統合し【魔力の申し子】を獲得≫


≪【侵食】【拡張】が覚醒なしにより通常状態でも使用可能となりました≫


≪全てのミッションクリアによる報酬獲得を終了≫

≪進化開始前に異物を確認、対象者:フリージア・クラリティ・エトワールの最適化に合わせ、統合・進化致します。≫

≪ウールスフィア、精霊のストール、幸運のイヤーカフを統合進化し、【使徒】ウールバイパへ進化致しました。≫


≪精霊樹のローブ、魔の羽衣、その他の下着を除く装備品を統合し、天魔の羽衣シリーズへ進化致しました。≫

≪聖華の杖、邪滅の蛇腹剣を統合し、賢神の仕込み杖へ進化致しました。≫


≪異物の最適化が完了し、フリージア・クラリティ・エトワールの進化を開始します。≫

≪進化へと必要な素材を確認・・・

称号:絶望を知る者、天界のアイドル

技:【心の瞳】【心の歌】【影翼】【侵食】【拡張】【奉納】【鉄壁の心】【月翼】

武器:聖木の義手

加護:元英雄賢者/現神様のお気に入り、月神桜華の子孫、下位精霊の親愛、上位精霊:リフの溺愛、精霊樹の巫女

体質:悪心撃滅

悪魔討伐

多くの魔物の討伐

人類の救済

崇拝者の存在

救済による助言

称号:絶望を知る者を持つ者の救済

異なる世界の人物の救済

SSS以上の魔力・練度

乙女の純潔を保つこと

真実の愛を知ること

強い家族愛

幻獣、神獣との繋がり

血筋より神へと至りし者:月神桜華、月神朔を確認

全てが揃っていることを確認致しました。≫


≪半異世界人より天使族へ進化致します。≫

≪属性:常闇を確認し、天使族より天使族(始祖)へ進化先を変更致します。≫

≪エクストラミッションを含む全てのミッションをクリアした為、天使族(始祖)より能天使(始祖)へと進化先を変更致します。≫


エクストラミッション

・悪魔の殲滅

・悪魔結晶の末梢


≪必要素材に関しましては、種族特性として吸収統合されます。≫

≪片腕の消失を確認・・復元致します。それにより、色素の喪失を確認・・生命への支障が無いことを確認し続行≫

≪片腕の復元が完了致しました。それにより肉体の若返りを確認、見た目年齢が更に低下・・生命への支障が無いことを確認≫


≪外部より膨大な回復・治癒魔法、浄化魔法を確認・・吸収・・長寿の願いを多く確認・・承認、体質:ほぼ不老を獲得≫

≪能天使(始祖)への進化特典にて、肉体を急速成長致します。寿命への支障を確認し、問題がないことを確認、肉体のみ変化が可能と判断し続行・・成功致しました≫

≪称号:隠れ巨乳を獲得≫

≪神:月神桜華より加護:賢神の加護を獲得≫

≪元神:月神朔より加護:月神の加護を獲得≫

≪天界より加護:天界の愛し子を獲得≫

≪各精霊より加護:精霊の愛し子を獲得≫

≪加護:精霊の愛し子を天界の愛し子へ統合されました≫

≪加護:賢神の加護、月神の加護が統合され、神々の代行者を獲得≫

≪能天使(始祖)への進化が完了致しました≫


≪肉体年齢を全盛期まで成長させることに成功。体質:ほぼ不老により肉体年齢はこの状態で永久凍結されます≫


≪対象者:フリージア・クラリティ・エトワールの疲労、怪我、自己治癒能力の低下、進化による疲労を確認し、完全回復するまでスリープ状態を維持致します≫

≪完全復活させる際の条件として、自己治癒能力の向上も必要となるため、他者からの全ての魔法を含む干渉を拒絶≫

≪自己治癒能力の向上を含めた完全復活の条件として対象者:フリージア・クラリティ・エトワール自身の魔力のみを使用します≫

≪必要量の魔力が不足しています。待機し、回復次第即時使用する為、常時魔力枯渇状態となることを確認・・・・技:【仮想頭脳】を獲得≫

≪【仮想頭脳】により負荷の軽減による肉体の安定化を確認≫


≪魔力回復まで待機し、回復次第続行を継続します≫


≪進化・最適化が完了致しました。≫

≪精神・肉体の回復を開始致します。≫




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すべての世界の声の表示が完了

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ふむ?

やけに技のところがすっきりしたなぁと思ったらそういうことでしたか。

後、無自覚でしたが今なっている種族になる条件・・普通に狙っても無理ですよね?

偶然とはすごいものですねぇ。



だとしても、私、寿命が延びたみたいですね。

というよりすっごい他の人よりものんびりとした感じっぽいですけど。

それと、これ以上成長は無理のようです。

身長もおっぱいもこのまま・・まぁ、おっぱいは私としてはおっきいのでよしとしましょう。

身長は・・気にしないことにしましょう。


とりあえず自分で自分のおっぱいを揉んでみる。


むにゅむにゅ



ふむ?

楽しいけど、アルちゃんのおっぱいを揉んでた方が楽しいですね。

自分のは面白くないとアルちゃんが言ってた理由がわかりました。

私としては、そこそこ面白いですけど。




で、ここどこなんでしょうね?

看板らしきもの発見



どれどれ?



ここはスピリット・レスティング

魂の憩いの場

長期間魂を休ませるときにのみ訪れることが出来る楽園




ほう。

つまりは、進化中でお休み中で、しかも長い間そうなってるとき限定というわけですか。


それと、この小鳥さんのことわかったりしませんかね?

あ、端っこにありました。




イーリスバード

虹色の小鳥であり、この地にしか存在しない種族

なつく数が多ければ多いほど魂が濁っておらず、善人である証



ほう?

珍しい鳥さんなんですね。

まぁ、いいや。




おや?

おっきくて重そうな鉄の箱発見。

何でしょうね?


む?

中に誰かいますね。

つんつん

触れない。

これは、映像ですか?

ですね。


なにやら、難しそうなお顔で話し合ってますね。

ですが、その4人、どこかで見たことのある顔ですね。


どこでしたっけ?

あぁ、そうだ。

シルちゃんとセリちゃんにそっくりなんです。




と、しばらく眺めてたら手を振られたので手を振ってあげる。

そして、しばらくお話をしているとほんとに2人の両親だったことが判明。

あっちから突然拉致されたので、あっちは血眼になって探していたようです。


当然ですよね。


なので、私が知る限りの情報を彼らに教えることにしました。

ここは、鳥さんたちをもふるかお昼寝する以外やることがないですから。







--天草夫妻--

我が娘率いるクラスメイトの捜索について國崎夫妻と話し合いをしていたら、テレビに美幼女が現れた。

しかも、その幼女と普通にテレビ会議のごとく話し合いが普通に出来た。

そして、その不思議な現象のおかげでセリカやシリル君たちの居場所が判明した。


まさかの異世界である。

しかも、拉致魔法(正しくは異世界召喚魔法)によって強制的に呼び出されたのだとか。

そこで、シリル君とセリカは本人たちの持つ力が呼び出した奴ら的にはお気に召せなかったらしく転移魔法によって適当にポイ捨て。

そこで、象サイズのオオカミ数十頭に囲まれ、数頭は倒すもやられるのは時間の問題というところでこの子が助け、そのまま弟子として保護してくれたのだとか。


「安心して下さい。何も考えずに呼び出した屑率いる国は私とパパが責任を持って跡形もなく滅ぼして見せます。」

「あ、あぁ・・無理はしないようにね?」

この子・・ものすごく物騒なんだけど!?


「というより、1家族が1つの国相手にどうにかなるものなのかい?」

「私の国は、他の国と異なり身分が高ければ高いほど強いことで有名です。それに、私のパパは天才王子、予言者と言われるほどの天才であり、私個人は身分としても個人的な知名度としても味方に引き入れる人数は軽く数十万は超えることが出来ます。」

どうやら、この子、フリージアちゃんはいわゆる親衛隊のような部隊がいるらしく、この子のファンは世界中にいるらしい。

しかも聞いていると、身分はとんでもなかった


クテン様と呼ばれ、かつては神子様といわれる教会ではトップ

世界中でも実力国家として超有名で敵認定されたら人生終了と言われるほどの大国の中でもトップである元とは言え第一王子の愛娘

そして、その国の魔術師団長

おまけに、領地を持っており、その地には1人で国1つを相手することも可能な実力者が数名いるらしい


さらに本人も、とんでもなく強く、魔境姫や夜叉姫と呼ばれるほどらしい。

どうやら、魔法を扱うことに関しては彼女は世界中でも片手に収まるほどの強さらしく、今こうして強制休暇中になった原因だった魔物というモンスターの群れ2万超えの数の大半をたった1人で削り、その副ボスを自身の獣魔(ペットというか部下的なものらしい)だけで倒し、本ボスを1人で倒したのだとか。

どれだけすさまじいのかは軽く聞いてもすさまじい。

しかも、その2万を超える群れの1体1体の強さもそこそこ高いランクのメンバーしか倒せないほどだったらしい



セリカからは、リアルチートキャラと言われたらしいが、俺たちからすると非常にわかりやすい言葉だ。


というか、この子冗談抜きで家の娘たちの命の恩人じゃないか!

この子がいなければその巨大なオオカミに食い殺されてたときいている。


改めて頭を下げてお礼を言ったよ。

そしたら、面白い経験をさせてもらってるのでかまわないのだとか。


人の上に立つ立場として非常に頼りがいのある子だ。

ほんとに良い子だ。


それから、彼女の父親が情報収集した結果、そんな彼らを強制的に呼び出した国はすでに特定済みで、クラスメイトの状況もある程度は判明しているのだとか。

ただ、問題があるのは、そのクラスが2つに分かれてしまったと言うこと。

「シルちゃんたちの意見とパパの情報収集した結果をまとめると、シルちゃんを尊敬するメンバーと王子(笑)さん率いる拉致魔法を使った国の都合の良い駒メンバーに分かれたみたいです。」

シリル君を尊敬するメンバーたちは、うまい感じに言いくるめて国を出てシリル君たちがいるとされる国に向かっているらしい。


けど、言われてすぐに誰かはわかった。

おそらく、錦君たちのことだろう。

彼らは、まさしくシリル君の弟子ポジションに収まっている友人たちだ。

というより、フリージアちゃんが言うには、

「セリちゃんが言う限り、シルちゃんのことをお兄ちゃんと1回でも呼んだことのあるメンバーが全員拉致魔法の国から脱走してるみたいです。」

あぁ・・シリル君・・同級生からもそんな扱いなのね。


というより、この子の父親・・元とは言え王子様はすごいな。

天才、秀才、鬼才と言われるのもわかる。

情報収集のすごさと、シリル君から聞いたわずかな情報からの推測・・というより推理力。

ほんとに頭が良い。

もし実際に話が出来たのならしてみたかった。

世界が違えど、同じ子供がいて、人の上に立つ立場として色々と話せることがあっただろうに。


今こうして、フリージアちゃんと話せること自体が奇跡なんだそうだ。

この子自身も偶然そこにいたらしいので、狙って来れるようなところではないようだ。


「安心して下さい。クラスメイトさんたちはわかりませんが、シルちゃんとセリちゃんに関しては1人で町の1つや2つは単独で滅ぼせるくらいには強くなってますからちょっとやそっとじゃやられませんよ。」

とんでもなく強化されてた。

「そ、そうか・・それなら安心だ。」

簡単に人が死ぬ可能性がある世界らしいし、そのくらい強くなれているのなら安心だ。

それに、彼女も彼女の父親もその部下もいるらしいので身の安全は保証されたものだ。

「それに、最低でもそちらと通信がとれる道具を開発してみせます。最終的にはそちらにシルちゃんたちを送れるように全力で勤めますので。」

「申し訳ないがよろしく頼む。こちらからは何も出来ることがなく、ただ頭を下げることしか出来ない愚かなものだ。」

ほんとにそうだと思う。

まだ10歳をいくつか超えた程度の幼い少女にいい年したおっさんが頭を下げる以外に出来ることがないのだ。

ほんとに情けないと思う。

「そんなことはありませんよ。あなた方のようにそうしてシルちゃんたちのことを強く想っていたからこそ今こうして話が出来たのかもしれません。そうでなければ、今のような奇跡は起こっていませんよ。」

心の強さは、人の純粋な思いはどんなものよりも強く気高いものなんだそうだ。


そうか。

この思いが無駄ではなかったのだな。

「ありがとう。」

「ですので、そちらでも通信道具でなくても構いませんので、シルちゃんたちと強いつながりのあるものを用意して下さい。今のようにこちらの映像がそちらに映すための器となるものがきっと必要になるはずです。」

そうか。

電話で言うところの両方が機器を持っていなければ発動しないのと同じだ。

「わかった。どうにかしてみよう。」

こくりと頷いたところで、画面に砂嵐が走る。

「っ!?フリージアちゃん?」

しかも、その砂嵐はだんだん強くなっていく。

「時間切れのようですね。」

「君は大丈夫なんだね!?」

「大丈夫ですよ。ただ通信がとれなくなるだけのようです。」

「それなら良かった。」

この映像とともに彼女に何かあればそれこそシリル君たちに顔向けできない。

「安心して下さい。月神朔の生まれ変わりとして、ペチュニアの娘としてあなた方の思いを無駄にはしません。」

そう言って、通信は切れた。





「録画は?」

「えぇ。確認しましたがきちんと映ってますわ。」

「こちらもOKです。」

「同じく」

よし。

とりあえず、証拠は残した。

後は、保護者会で見せて現状を納得させるだけだ。

それと、あちらとの通信が出来るようにするための器となるものを作り出さなければ。



「だが、良かった・・あの子たちが無事で。」

「えぇ、本当に。」

「そういえば、最後に言っていた月神朔とペチュニアという名前ですが、あなた?聞き覚えがあるのですけれど。」

國崎夫人がそう言い、國崎さんが何か記憶があるらしい

「そういえば、家の祖先にそういう名前の人がいたな。たしか、普通ではない出来事に巻き込まれた人だったな。」

聞くと、事故死した子がいたらしい。

だが、その出来事には不審な・・というより、科学的にも証明しきれない出来事があったようだ。

「それと、ペチュニアという名前のクォータの子がたしか何代か前にいたな。・・そうか、突然行方不明になったと聞いてたがそういうことだったのか。」

というよりフリージアちゃんは、元とは言え俺たちと同じ世界出身だったんだな。

しかも、半分はこちらの世界の血を引き継いでいた。

どうりで、髪色や瞳の色が異なっていても顔立ちが俺たちと近いアジア系だったはずだ。


「これから忙しくなるわね。」

「そうだな。だが、また彼女と話がしたいな。」

「えぇ。」

先の見えない俺たちに1筋の光がはっきりと見えた気がした。



彼女との出会いが神による結果だとするなら、感謝しよう。


神様

今回のような機会を与えて下さってありがとうございます。

ですので、あの心優しい幼い少女の未来が健やかで明るいものであることを祈ります。

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