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カタクリの町での久しぶり~その8~

1話前の後書きにおまけ小話を追加しました。


--セイ--

みんなの活躍とリアちゃんの頑張りのおかげであの超大型のスタンピートは無事に解決した。

それによって、全員疲労困憊だったけれど、ハディさんが進化したりといったびっくりなこともあった。


そして、リアちゃんが一番の問題だった。


「うぉぉい!しばらく寝ますって説明になってねぇよ!せめて何で寝るのか言ってくれよ?!それ聞いたってわけわかんねぇよ!おぉい!」

一生懸命リアちゃんの声にならない話しを聞いたグリムさんが嘆いている。

うん・・私もそれは言いたい。


で、リアちゃんの治療をしているんだけど・・何これ!?

ぱっと見は、軽い擦り傷や切り傷・・まぁ、全身だから軽くはないけど・・そんな状態なんだけど体の中がボロボロ。

まるで、出力が大きすぎてそれに耐えきれなかったような状態。

それに、私がどれだけ浄化魔法や回復魔法、治癒魔法を額に魔方陣を発動させて覚醒状態で発動しているというのにただ吸収するだけで全く治療されている様子がない。

どれだけ込めても同じだった。


ホントに何で!?

こんな症状生まれて初めてだよ!?

実家の資料でも聞いたことないよ!?


そうだ。

「ユウ、ユウなら分かる?」

「魔法関連は分からないけど、肉体関係でなら・・なんとなくだけど。」

「教えて!早く!」

リアちゃんの治療は1分1秒を争うから早く情報が欲しい。

「もしかしたらリアは、リミッターを自力で解除しちゃったんじゃないかと思う。」

「リミッターって・・まさか、肉体のリミッターを!?」

「うん・・リアの過去を聞いてるとその辺りのたがが外れていてもおかしくなさそうだと思ったんだ。」

確かにユウの言いたいことは分かる。

リアちゃんはとんでもないレベルで痛みに強い。

だから、肉体のリミッターを無理矢理解除して痛みを無視して普通なら出せないほどの威力を出していたことも納得する。

そして、今の症状もそれだと納得する。



「なんて危険なことを!」

なら、肉体自身が持つ治そうとする力を治して強化してあげることが先だね。

そして、思いつく限り治して治して治した。


すると、リアちゃんが突然ふわりと光ったかと思うと・・・・









「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「ねぇ・・・ユウ・・どう思う?」

「うん・・・みたままとしか言いようがないかな。」

うん・・現実逃避しているのは我ながら分かってるけど、なんでリアちゃん突然にゃんこになったの!?

おまけに、緑っぽい色のにゃんこって珍しい色をした仔猫。


わけが分からないよ!?


そして、突然リアちゃん(にゃんこ状態だからリアにゃんと呼ぶ)をするりとリアちゃんが扱う影の魔法みたいな黒くて透明感のある何かにするりと包み込まれてしまった。


この黒くて透明感のある球体の中でリアにゃんが中央でふわりふわりと浮いた状態で昏昏と丸くなって寝続けている。

けれど、とりあえず治療を続けようとしたけど・・



「っ!・・え!?どうして!?」

「セイ、どうした?」

「リアちゃんがこの状態になってから魔法が弾かれるんです。」

「え!?」

「嘘だろ!?」

「っ!・・やっぱりそうです。どの魔法を使っても弾かれます。」

「っ!・・セイ、これ触れる?」

「え?・・っ!・・嘘、触れない。」

ユウも私もリアにゃんの入った球体が触れない。

触ろうとしたらパンッ!と弾かれた。


「っ!マジだ・・触れねぇ。」

「え?」

カルナさんたちですら触れることが出来なかったのになぜかアルナさんだけが普通に触れた。

しかも、普通に抱きかかえている。

「え?なんでアルナさん触れるの?」

「えと・・私に聞かれても・・」

「それよりも、これ何なの?私、今まで見たことも聞いたこともないんですけど。」

「僕も初めてだよ。みんなはある?」

イリスさんがそう言うと全員が首を横に振る。

「リアが猫の姿になったのは、おそらく【変身】って技だとは思うが、この球体は分からん。」

「カルナさん、リアちゃんのその【変身】って?」

「その仔猫の姿になることで自身のあらゆる部分を癒す速度を速めるんだ。」

「自分を治すことに全力の状態なんですね?」

「あぁ。黄昏、何か知ってるか?というより分かるか?」

「ふむ・・フリージア様は今は常に魔力が枯渇している状態故に詳しいことは分からぬが、少なくとも悪いことではないことは分かる。」

「駄目な状態じゃないってことなんだな?」

「うむ。どれほどかかるか分からぬが目を覚ますまで待つしかあるまい。だが・・む?」

「どうした?」

「フリージア様の位が高まっていく?」

「くらい?って?」

「あらゆる生物には、位があるのだ。わかりやすい例を言えば、冒険者ランクだ。それと同じように、様々な種族ごとに上下関係がある。それは、同じ種族間でもだ。」

「一般兵、班長、副団長、団長って感じですか?」

「詳しくは知らぬが、それと同じ認識で構わぬ。だが、フリージア様の場合、その位の上がり方が尋常ではないのだ。」

「1つ2つ程度では済まないくらい上がっていると言うことですか?」

「うむ。魔力が枯渇している状態故に細かいことは分からぬが・・。」

「黄昏、もしかしてリアちゃんは種族進化をしているってことは考えられるかい?」

「種族進化・・おぉ!そうであった。フリージア様は種族進化の条件がほぼ揃っている状態故に種族の部分がおかしくなっていた。それが、今回の戦いによって条件が達成されたと考えればつじつまが合う。」

「それに、魔力が枯渇しているのもさっきまでの戦いのことを考えれば至極当然だ。・・なら、待つしかないんだね。」

「とりあえず、リア様が無事で良かったです・・。」

大事そうにリアにゃんを抱えているアルナさんが泣きそうな顔で撫でてる。


「だとすれば、どうしてアルナさん以外全員触れないんでしょうか?」

「そこなんだよ。アルナ、何か心当たりはあるかい?」

「え?・・・・あれば既に伝えていると思うのですが・・。」

「そうだよね・・それもそっか。」



とりあえず、私たちは後片付けなどを領主さんと次期ギルマスさんに任せて宿に帰り休みながらリアにゃんの怪我などの状況をイリスさんとカルナさんたち獣魔チームに報告した。

・・実の父親だから細かい部分まで把握しておきたいって言ってたからね。


けど、なんでアルナさんだけなんだろう?


とりあえず、リアちゃん早く起きてね。







--アルナ--

リア様が仔猫になっちゃいました。

そして、なぜか私だけが触ることが出来る。

私は、早々に宿の個室に籠もりました。

いつも私はリア様と一緒のベッドで一緒に寝てました。

今はリア様はこの球の中にただただ眠っている。

その球体は触れるとふんわりと温かい。


さみしい。

さみしいですよリア様。


・・けど、何で私だけ触れるんだろう?





んー、考えても分からないのでそこは気にしないことにしましょう・・というか、そうするしかないですし。



リア様・・・。

さみしいです・・。

けど、いつまでもリア様に心配かけちゃ駄目ですよね・・頑張りますから。

だから、早く目覚めて下さいね?


それに、私はリア様にたくさん助けてもらったので今度は私がリア様を守る番ですもんね!





・・ちなみに、セリカちゃんより色んなエッチ用の魔道具をもらいました。

何で持ってるの?

それと何で私にくれるの?

もらってどうすれと?

え?使え?

私、自分を慰めるなんてことしたことないんですけど・・ま、まぁ、リア様におっぱい揉まれたり吸われたりされたせいで私・・乳首が性感帯になっちゃった気がしますけど・・おかげで、リア様に軽くつままれるだけでパn・・下着を履き替えないとならないような状況になります。



・・・けど、セリカちゃんはどこからこんなにたくさんエッチな道具を見つけてくるんだろう?

それと、よくそうホイホイ気軽に買えるよね?

その勇気を分けて欲しい。

というよりどれだけ持ってるの?

え?シリル君との毎晩のプレイに使おうとしたら即却下された?

けど、隠し持って、隙を見てそれを使ってやろうと企んでるの?

・・・シリル君、許嫁のセリカちゃんに毎晩食われてるんだね。

普通は男女逆じゃないかと思うけど・・深くは追求するまい。




後、なんで私に毎晩のプレイを話しに来るの?

毎晩プレイした内容とかどんなプレイが好きか好きだったかとかの猥談をされた私は、どう反応すれば良いの?

あ、シリル君が顔を真っ赤にして凄い私に謝りながらセリカちゃんを脇に抱えて持ってった・・。

セリカちゃんは・・あぁ、気にしてないなぁ・・隙あらば襲う気満々って顔だ。

シリル君も苦労してるなぁ・・けど、そのせいで保護者にしか見えないんだよなぁ・・言わないけど。


ちなみに、2人は私よりも年上だけどなぜか君付けとちゃん付けがしっくり来たのでそう呼んでる。

・・内心では年下扱いしてる気がするけど気にしない。




ちなみに、日中リカルさんがやけに普段よりも優しくしてくれるようになったのは私が寂しがってるのを気づいてくれて気を使ってくれてるのかな?

だとしたら、嬉しいな//

例え、仲間意識だけだったとしても・・ね//


だからセリカちゃんは、私相手にそのエッチな道具を使おうとしないで下さい。

私は、エッチは嫌いじゃないけど欲求不満じゃありません。

ちなみに、そんなセリカちゃんからエッチな道具が定期的にプレゼントされるようになり、それを捨てることも使うことも出来ずにたまっていくのはここだけの話。











「とりあえず、協力感謝する。報酬だが、まず全員ランクを1つずつ上げることになった。その中でも、シリルとセリカは1つ飛ばしてAランクだ。そして、今回あのスタンピートをほぼ1人で壊滅させたお嬢ちゃんは、最高ランクSSSへあげることが決定した。」

おぉ!

リア様、ついに冒険者ランクが最高ランクに!


「あんなバカでかいやつを1人で倒したこともそうだし、1人であの大群を7割以上壊滅させただけでも十分だ。それに、最後サクッと潰してたあのゴーストっぽいやつはデビルレイスというんだが、そいつは通常攻撃はどんな技も無効化しちまうし、1晩で大陸が滅ぶと言われるほどかなりヤバイやつだったんだ。そいつも1人で倒した。そして、戦闘以外に関しても、日頃の行動だけで十分だ。よって、最高ランクに昇格することが決定した。」

「最後のお化け、そんなにヤバイやつだったんだ・・」

「だな。師匠があまりにもサクッと終わらせるからただの残りかすと思ってた。」

シリル君とセリカちゃんがそんなことを言い合う。

うん、私も同じこと思ってた。

そしたら、イリスさんが苦笑いをしながらその疑問に答えてくれた。

「敵にしたら運がなかったんだろうね。リアちゃんのあの蛇腹剣は別名、悪魔滅殺剣だから。リアちゃんからしたら、そんな名前だし、とりあえず突き刺してしまおうと思ったんだろうね。」

「え・・師匠の蛇腹剣ってそんなに凄い武器だったんですか?」

「悪魔特化の武器だったんだ・・。」

「まぁね。元々は我が家で色々と実験していた末に産まれた偶然の産物だったんだけどね。まさかこんな形で役立つとは思わなかったよ。」

そういえば、リア様の蛇腹剣は浄化の魔法を限界ギリギリまで強化したらどうなるかっていう実験をしたら偶然生まれたんだって聞いたことがあったかも・・。


で、冒険者ランクのSSSは、貴族の中でも侯爵と同じかそれよりもちょっと上くらいの扱いになるほど凄いモノです。

そのため、SSより上になるには、各国の王族数名以上と各ギルドのギルドマスター、各教会のトップより了承が取れないと認められないモノなんです。

そして、SSSだとその認めさせる人たちの人数が2桁は必要なんだとか。


「けど、たった1晩でよくそこまで出来たね。」

「アレだけの大規模だったんで何があったか、どうなったか問い合わせは来てたんでその報告をまとめて頼んだんですよ。それに、お嬢ちゃんは元々知名度が高かったので、反対意見なんぞ一欠片もありませんでしたな。むしろ、推薦する側が多かったですぞ。」

「あぁ、なるほど」

リア様はしばらく旅をしていたからあちこち町や村には寄ったことがあったらしいし、普段からの評価は偶然通りすがった旅人などからも一目で分かるほどの美少女だし、依頼者からの評判は凄く高いしね。

それと、リア様が個人でしている刺繍も縁起物という意味でも刺繍の腕としても他国からわざわざ大金を積んでお願いする人も少なくないってイリスさんから聞いたし。

こんな形で日頃の努力は活かされるんだね。

これこそ、シリル君が言うところの情けは人のためならずって言葉だよね。


「で、報酬金なんだが、染め物の国-ヴェルヴン-でやりとりされることになった。」

「ヴェルヴンかい?」

「えぇ。あまりにも大金だったものでこの町ではどうにもならずになぁ・・。一応、そちらが売ってもいい物だけ換金することになっておりますぞ。それと、急ぎはしないからどこかで立ち寄ってくれれば良いそうです。」

「そうか。分かったよ。じゃあ、そうさせてもらうよ。」

「だが、それとは別でこれはこの町からの報酬金です。受け取って欲しいと領主様より預かってます。」

今日はその後片付けなどで領主様と次期ギルマスさんは不在にしているそうです。

「うん。」

金貨が、500枚でした。

すっごい大金・・初めて見る光景・・。


「本当にありがとう。1度ならず2度までも救ってもらって感謝する。」

「うん、その気持ち確かに受け取ったよ。」

「故にな、シャスティ。お主、送らずとも構わんぞ。」

「よろしいのですか?」

「あぁ。のんびり旅をしてみたかったからな。それに、丁度護衛代わりに同行する予定の連中がいるんだ。」

「先客がいるのですね。分かりました。」

「すまんな。それに、この町を救ってもらっただけで恩をもらいすぎだ。」

「それなら。」

「じゃあ、見送れない代わりにこれを受け取って欲しいな。」

するとイリスさんは公爵家の証であるコインを渡しました。

「よろしいのですか?」

「一応、僕からの紹介があったって言う証拠だよ。手紙よりも効果的だろうから。」

「なるほど。では、ありがたく頂戴しますが、緊急時以外は極力使わないようにします。」

「それでいいよ。」

マルスさんはさすがだなぁ。

普通なら喜んでホイホイ使っちゃうこともおかしくないのに出来るだけ使わないようにするって速攻で断言しちゃうんだもの。

だからこそ、この町でギルマスになれたんだろうし、慕われてるんだろうね。

で、イリスさんもそんなマルスさんの気持ちを汲んでそう言う返事をしたんだと思う。


ちなみに、マルスさんが都ルナールへ到着するのは丁度1年後であり、そこでこのカタクリの町で学んだことを活かして都の経理関係を管理する筆頭として都人の皆さんのリーダーとして勤めてくれるようになるのはまた後日。





そういえば、しばらく自分のステータスをまともに見てなかった気がする。






名前:アルナ

ランク:S(二つ名=守護メイド)

性別:♀

年齢:15

種族:人族

職業:メイド

称号:おっぱい百合メイド、絶望を知る者、変態ホイホイ(巨乳バージョン)、癒しを求めし者、天使(始祖)に仕えし者


属性:念動

体力:A+

魔力:S+

攻撃:C

防御:SS+

俊敏:D

練度:S+


攻撃技:【魔力強化】【魔力硬化】【射撃】【身体強化】【身体硬化】【守護】【貫通強化】【打撃強化】【斬撃強化】

武器:【杖】【棒】【棍】【鞭】【扇】

補助技:【格闘技】【隠密】【絶倫】【威圧】【合気】

自動技:【奉仕】【危機自動感知】【脱兎のごとく】【限定版以心伝心】


装飾:クラリティ王国公爵家のコイン

武器:聖魔の黒壇扇子


主:フリージア・クラリティ・エトワール






数値はリア様のおかげですごく上がってる。

技も、何というか念動は技として表示されないから良いとして、私の攻撃や守りをサポートする感じのものが増えてる。

増えてるのはこのくらいかな。

【身体強化】【身体硬化】【守護】【貫通強化】【打撃強化】【斬撃強化】【合気】【限定版以心伝心】


ん?この守護と限定版以心伝心って何だろう?



【守護】

自身が守ろうとしたときに、守ることに必要な能力がその思いに比例して強化される。



【限定版以心伝心】

自身が主と定めた相手限定で考えていることや望んでいることが手に取るように把握できる。



おぉ。

これはいいかも。

というより一番下にリア様の名前が入ってる。

これは、私が真の主をリア様って決めたからかな?

うん、たぶんそうだね。


それと、称号になんか増えたり変化したりしてるけど・・何これ。




おっぱいメイド→おっぱい百合メイド

豊満な胸を持つモノだけが許される。

多少の失敗もその胸によってどうにかなるが、常にラッキースケベを求める者たちが集うので大変スリル溢れる人生となるでしょう。

年をとっても垂れない形の良いコンディションばっちりな素晴らしいおっぱいを維持してくれるでしょう。

やったね♪

~追加項目~

更に、自身の真の主が同性で尚且つ肉体関係になりたいと思っているか、そうなるのも悪くないと割と本気で考えている。

というよりこの称号をもらっている時点ですでにギリアウトである。

大丈夫!相手も悪くないと思ってるから!




うっさい!

余計なお世話です!

というよりアウト言うな!

私も自分で分かってるから!

だってリア様は超絶かわいいんだよ!?

おまけに毎晩私のおっぱい揉んだり吸ったりしてくるんだよ!?

そのたびに極上スマイルを頂くのに加えて、あの可愛いかわいい超かわいい寝顔も超至近距離で拝めるんだよ!?

しかも、寝ぼけたお顔も超絶かわいいけどその時にチューしてくれるんだよ!?

そうならないのがおかしいよね!?


・・・コホン、落ち着け私。

とりあえず、見なかったことにして次に行きましょう。



天使(始祖)に仕えし者

自身の主が天使族であり、始祖級の天使族の中でもトップに君臨する者に最も信頼され、仕えることが許されている者へささげられる。

主と関わりのある内容であれば天界との交信できる確率が上がる。

ついでに、玉のようなお肌を維持してくれる。



え・・何これ。

これ、文面から推測するとどう考えてもリア様のことだよね?

だって、ステータスにもリア様の名前があるし、私自身リア様以外に仕えるつもりは微塵もないし。

確かにリア様って黒いけど天使の翼生えてたし、天使並にかわいいけど。


・・しかも今、リア様は進化中疑惑でにゃんこ状態でお休み中・・・・え?

マジですか?

私、とんでもないこと気づいちゃった?

それと、私だけがリア様を触れるのはこれが原因?





とりあえず、リア様と付き合ってるおかげですっかり習慣になっている教会へのお祈りをしましょう。








で、ふと気づくと周囲は上も下も周囲も全部真っ白な謎空間にいました。


え?

ここどこ?

さっきまで教会にいたのになんで私こんなところにいるの?





で、不意打ちよろしく私はいきなり襲われました。

こんな一言を添えて。

「巨乳メイドのアルちゃん発見!そのおっぱいもいっただっきま~す♪」

「キャァァァァァアアアアアアアア!!!!!!!」

産まれて初めて心の底から絶叫しました。

それと、リア様が成長したらこんな感じっていう超そっくりでおっぱいが大きい(私並かも・・)その人に見惚れたり驚いて固まってる間にあっさりと捕まり、文字通り食べられました。

上も下も全身くまなく堪能されました。


不覚ながらすっごく気持ちよかったです。

おまけにリア様そっくりでこんなに表情がクルクル変わるのに加えてあんな色っぽい表情やすっごい上手だったから余計に気持ちよかったです。


で、現在はそのリア様のそっくりさんに正面から抱き着かれ、私のおっぱいに顔をうずめてパフパフして堪能されてます。

・・さっきまでアレだけ楽しんでたのにまだ私を堪能し足りないんですか?





「はぁ//何気にイリス以外と初めてセックスしたけど女の子同士も悪くないわね。」

え?

今聞き捨てならないセリフが聞こえましたよ?

「え!?アレだけ上手だったのに初めてだったんですか!?」

アレだけ手慣れた感じで何度もイカされたのに!?

「ん?経験はと言われると1人あるわよ?旦那限定で。」

「じゃあなんで私食べられたんですか!?」

操はきちんと旦那さんに捧げて下さいよ!!

というより同性でのプレイが初めてとか言いながらすっごいノリノリでしたよね!?

「だって、私の好みドストライクだったんだもん。あぁ//このおっぱい良いわぁ。」

とか言いながら私のおっぱいに顔を埋めて揉んだりしてる。

・・あの、さっきから揉んだりするのはもう諦めたので良いですけど、乳首をクリクリしないで下さい。

地味にイッてますから。

「素直に感謝できない誉め言葉ですね・・というより、私とほぼ同じサイズのおっぱいご自身でお持ちじゃないですか。」

私もそのおっぱい楽しみましたけど、自分のを堪能して下さいよ。

「何を言ってるのよ。おっぱいは、好みの相手のおっぱいだから良いんじゃない。自分のを楽しむなんてそれこそ1人でエッチするときの性感帯の1つなだけじゃない。自分のをただ揉んでても楽しくないわよ。」

「くっ!わかってしまう自分がいやです!というより私、1人でエッチしたことないのでわかんないです。」

実際大きさ関係なくリア様のおっぱいは最高でしたけど!

「え!?普通するわよ!?毎日家の子にアレだけイカされてたのにその余韻を楽しむように1人でエッチしないの!?あんなに良い感じの道具もいっぱい持ってるのに使わないの!?勿体ない!」

「ちょ!?なんで知ってるんですか!?」

「良いわよ!しばらくリアちゃんはお休みモードだし、あれらの道具の楽しみ方から1人でエッチする良さをしっかり教えてあげるわ!」

「え!?遠慮します!!」

「気にしない気にしない♪」

いたずらっ子な表情でうっとりとした様子で私を押し倒した。

というよりずっと私・・私のスキルをフル活用して逃げようとしたけどそれすらも速効で対策されて捕まってます。

なんで私の不意打ち無効コンボがあっさりと無視されたのに加えて、私のどんな技も全部赤子の手をひねるようにあっさりと対処されるの!?

「私が気にするんです!」

「じゃあ、言い方を変えるわ。私が楽しみたいからエッチしよ♪」

結果、逃げられませんでした。

しっかり教え込まれました。

私の体に直接・・・OTL



不覚ながらやり方も自分が気持ちいいポイントもすごくたくさん覚えてしまいました。


うぅ・・リア様ごめんなさい。

私穢れちゃいました・・。


「大丈夫よ。女の子同士だから膜は破ってないし、破るようなやわなプレイは教えてないわ。膜を破るようなプレイは好きな男の棒だけにしなさい。」

「ぶふっ!」

この人リア様と真逆だぁ!!

中身がきれいに真逆だ!!


「よくわかってるじゃないの。あの子はイリスにそっくりなのよ。見ればわかるでしょ?私と似てるのは見た目だけよ。中身は性格を含めて全部イリスに瓜二つよ。」


って、さっきからすごい聞き覚えのあるセリフばかりが飛んでくるし、リア様そっくりで中身が真逆って・・・まさか。


というよりずっと声に出してないのに会話が通じてるって・・・この人何でもありですか?

「あ、あの・・・もしかしなくてもペチュニア様ですか?流星姫の。」

「ん?そうよ?アレだけエッチなことしたのにまだ気づいてなかったの?もう5回する?」

「しません。」

その手に持ってるぶるぶるする道具はポイしてください。



「ねぇ・・ペチュニアさん・・終わった?もう目も耳も塞がなくても大丈夫?というより入って大丈夫?」

周囲には誰もいないのに男性の声だけがします・・。

「あぁ、忘れてたわ。良いわよ。」

ペチュニア様がそういうとどこからともなく優しいまなざしの男性がやってきました。

黒い髪に黒い瞳で、物語に出てくる王子様ってこんな感じだよね。


「はぁ・・まだアルナさんを拘束してたんですか?」

「良いじゃないの。私の愛娘のメイドなんだから母親である私のメイドでもあるのよ。それに、今しか堪能できないんだから思い切り堪能するのが普通でしょ?」

呆れた表情の男性にそれがどうしたと発言を切り捨てながら私のおっぱいに顔をうずめて揉み続けてるペチュニアさん・・・。


「とか言いながら、貴女はいつも私の部下を不意打ちで(性的に)襲ってると聞いてますよ?」

この人、普通に(性的に)襲ってたよ・・。

「大丈夫よ。ちょっとおっぱいを楽しませてもらっただけよ。全身くまなくあらゆるプレイを堪能したのはイリスとアルちゃんだけよ?」

うれしくない特別扱いです。

「はぁ・・まぁ、嫌がる声は上がってないので大目に見ますが・・全員その後から着替え用のパンツを常に所持するようになったのはどういうこと?」

「私とのプレイに期待されてるってことね!アルちゃんとのプレイは最高だったし今度襲って進ぜよう♪」

うわぁ・・その天使さんは食べられる運命が決まりました。

それと、ペチュニア様の餌食になって百合の世界に引きずり込まれたんですね・・私もですけど。

リア様のおかげで既にそっちの世界の住人だった気がしますけど、とどめを刺したのは間違いなくペチュニア様だ。


というより、ここどこですか?

どうして、亡くなられたペチュニア様が私とエッチなことしてるんですか?

「あぁ・・失礼しました。私は月神桜華。賢神やってます。」

アレ?

その名前聞き覚えが・・って。

「英雄賢者様!?」

リア様の先代様で、ご先祖様!おまけに神様!?

「それで合ってますよ。」

驚きすぎて声が出ない。

それと、ペチュニア様はず~~っと私のおっぱい揉んでるし、パフパフしてるし・・まぁ、いいか。

「って言うより、桜華って賢神だったのね。神は何人かいるのは知ってたけど。」

「元々賢者だったので、その経由でしょうね。」

賢神とは、魔法関連に関わったり、知恵を司る立場の神様らしい。

「ちなみに、僕の先祖というか、先輩に当たるのは月の神である朔様だよ。」

「あぁ、リアちゃんの生まれ変わり前。」

「えぇ。」

今、何気にとんでもない事実を知ってしまったんですけど・・。



「とりあえず、時間も限られていますし聞きたいであろうことにお答えします。」

さすが神様。

何も言わなくてもわかってくれる。


それと、この穏やかで頭の回転の良さと察しの良さはリア様を彷彿とさせる・・やっぱり、血のつながりあるんだね。

「リアさんが今寝続けているのはイリスさんの推測通り種族進化が行われている最中だからですよ。」

「けど、原因はそれだけじゃないのよ。」

「え?どういうことですか?」

「端的に言うと、疲れとかがあまりにもたまりすぎてるのと、魔力の回復と枯渇を何十回も繰り返して、魔力が自然と回復することも無理やり回復させた回数が多すぎて今超絶的に遅くなってるのよ。おまけにリアちゃんってば、肉体の安全装置を外して無理やり強化してたっぽいのよね・・。」

「さらに、進化には、自身の魔力だけで行う必要があります。そして、今回種族進化することとあの悪魔討伐による影響などでステータスの変化や技の習得などが多く、それらの最適化と治療を行うために今も眠り続けているのです。」

「つまりは、リア様は無茶をしすぎて治している最中で、強くなって技が多いからそれらの整理を行っている最中で、進化中ということですか?」

「軽く言うとそんな感じだね。」

「アルちゃんよくできました。ご褒美にイカせてあげる。」

「遠慮します」

そんなご褒美いりません。

もう私のおっぱいは好きにしていいので(すでに好き放題されてるけど)余計なことはしないでください。

で、慣れてるのか何なのか桜華さんは目と耳をふさいでそっぽ向いてる。


「はぁ・・・それと、アルナさんだけが触れられる原因は、その称号:天使(始祖)に仕えし者ですね。」

「やっぱり・・。」

「それと、アルナさんの体の中にはリアさんの魔力がそのまま残っていることも原因ですね。」

「え?」

「あぁ、たぶんそれあれよ。アルちゃんが魔法を使えるようになった時にリアちゃんに魔力を流し込まれたでしょ?その時のがそのまま残ってるみたいよ?」

「それ、大丈夫なんですか?」

「大丈夫大丈夫。自分で使うことはできないけど、そのおかげでリアちゃんとの相性がバッチリで、限定版以心伝心も手に入ったんだから。あ、もちろん肉体関係も相性抜群よ?」

なるほど・・問題ないどころかいいものなんですね。

というよりリア様の魔力なんだから悪いはずないですね。


それと、最後の一言は余計です。



「あぁ、あまり遅くなっても問題ありますから、そろそろ・・ペチュニアさん。」

「はぁ・・堪能した。また、会ったらエッチしましょうね♪」

「はい!・・・・・・はっ!」

満面の笑みのペチュニア様に見惚れてつい肯定してしまった。

「あはは!やっぱりアルちゃんかわいいわぁ。あ、エッチしてくれたお礼に何か言ってよ。何でも叶えてあげるわよ?」

「あ、魔力を上手に扱うコツが知りたいです。」

「素直になることね。」

「素直?」

「気持ちってね?すごく大事なのよ。大事な人のために頑張ろうとすればその気持ちが強ければ強いほど魔法の威力は高まるモノなの。技術やステータスを上げるのも大事だけど魔力に気持ちを乗せることも大事なのよ。」

「はい。」

「その程度ならもう1個言っちゃいなさい。」

「じゃ、じゃあ・・リア様を包むあの黒いのをなくせませんか?しっかり私が守りますから。」

「良いわよ。それに、その状態でもアルちゃん以外は触れないのは変わらないし。」

「なるほど・・ありがとうございます。」

リア様のことを命がけで産んでくれてという意味を込めてお礼を言うと。

「えぇ。あの子を幸せにしてあげてね。」

「はい!」


その時のペチュニア様の笑顔はとても慈愛に溢れたすごく美しい笑顔でした。




ちなみに、ペチュニア様に性的に襲われたことは内緒にしたけれど、私だけが触れる理由だけは推測という形で称号のことを話して、納得してもらいました。

それと、リア様はちゃんとあの黒いが消えたのでリア様を抱っこしつつ、その毛並みを堪能しました。

うわぁ//

モフモフ。




そして、ステータスには余計なものが色々増えてました。


体質:敏感

すごくイキやすい。

イッた回数だけ肺活量が鍛えられ、腰のくびれが良い感じになる。


【感情強化】

感情の強さに合わせて、自身と敵対する相手に対しての魔力の威力が上がる。



うぅ//

ペチュニア様があ、あんなプレイを私にするからぁぁ!!



・・・それから毎晩セリカちゃんにもらったエッチな道具を使って10回はイカないと落ち着かなくなってしまったのはここだけの話。



うぅ・・//








・・・けど、リア様がホントに内面がイリスさんにそっくりでよかったぁ。




ちなみに、アレだけされたい放題されたけど、現実では数分の出来事だったそうです。

おまけ

リア「・・・」

カルナ「どうした?なんか気にくわないって感じだが」

リア「子供でも守るのが当たり前なのにルールを守らない大人たちが気に入りません。」

カルナ「あぁ・・人としての常識というか子供にまず最初に教える部分だな。」

リア(コクリ)

カルナ「大丈夫だ。」

リア「どうしてですか?」

カルナ「まずな?ルールとは何のためにある?」

リア「清く正しく健やかに楽しく過ごすためです。悪いことが出来ないように」

カルナ「まぁ、そうだな。ルールがあるから悪事から守られるし、今こうしてのんびりと楽しく過ごせる。・・ということはな?ルールを守らない奴らというのは、ルール・・つまりは規則によって守られる対象外になったんだ。」

リア「?」

カルナ「簡単に言うと、ルールを守らない奴らに対しては何をしても許されるってことだ。何せ、規則を守らないんだ。つまりは、私は規則を守らないのでどんな目にあっても文句は言いませんってな。」

リア「つまりは、堂々と拷問しても、サクッと殺っちゃってもその人の持ち物を全て処分しても許されるんですね?その人に対してならば。守らなかったルール内であれば”何をしても”問題ないし、される側が文句を言う権利はない。」

カルナ「そういうことだ。だから、俺たちが手を下さずとも何かしらの形でそいつらにはそれなりの処罰が降る。自然的にしろ物理的にしろな。情けは人のためならずだ。どんなことをしても自分が行なったことはどんな形にしても必ず自分に返ってくる。良いことをしたらそれだけ良いことがあるし、悪いことをすれば悪いことが降り注ぐ。」


アルナ「・・・カルナさんの言うことはもっともだけど、教育内容が怖いよぉ・・。リア様が容赦ないのはカルナさんの影響もずっと強いですよね?ね?」

セイ「あぁ・・・うん。唯一の救いなのはリアちゃんがおとなしくて大抵のことはスルーしてるから相当悪いこと以外はスルーしていることですよね。」

ユウ「まぁ、その分周囲が容赦無用で暴走してるけど・・シャスティさんたちしかり、リアの崇拝者と影の親衛隊と」

アルナ「うぅ・・リア様、ホントに今のまま育って下さい。その状態でペチュニア様みたいな中身になったら私・・・うぅ・・。」

セイ「アルナさん・・なんて不憫な。ホントリアちゃんがそんなことにならないように頑張らないと・・・私たちも」

ユウ「だね・・。」

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