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陰の支配者-私の保護者は猫と鳥-  作者: ミコト
初めての出会いと幸せとは
10/177

後処理と、ギルマスさんとの特訓

スタンピートによる戦いは全員生きて帰り、見事に大勝利というとても素晴らしい成績を収めることができた。


あの日の後、シャスティとカルナはいっぱい疲れてたみたいで翌日は丸1日休んでた。

それからさらに次の日に、朝ごはん食べた後、私たちはギルドに向かった。



ギルドではたくさんの人たちにカルナとシャスティは褒められていた。

いっぱい頑張ったもんね。


そして、事前に聞いてた通り、金貨2枚と、Eランクにランクアップしました。

で、そのさらに追加として今回の魔物たちが落としたアイテム類の中で果物とかお肉とか食べれそうなのをいっぱいもらいました。

お肉は保存食として干し肉にすでに加工済みでした。

生よりも味が深まっておいしいんだって。

しかも、普通の干し肉と違って塩味とかの味はかなり薄めにしてあるっていうちょっと不思議なタイプ。


そして、更に爪やすりとブラッシング用のブラシ、金貨5枚もらいました。

これは、カルナとシャスティが頑張ったご褒美と、あの時一番頑張ったからそのランキング報酬?ってやつだって。


後、なぜかいっぱい魔核をそのままごろんともらいました。

なぜに?と思ったら、シャスティがかなり頑張ったから討伐部位である魔核は総取りしてもおかしくないって話が冒険者全員から上がり、そうなったんだって。

お金にしなかった理由は、溶解できる翠がいるから、そのまま溶解して吸収させればかなり強くなれるからだって。

ゲル種の生き物は溶かした相手を吸収してそれに対抗するための耐性とか抗体を作り出したり、自身の保有する魔力量を増やしたりするんだとか。

それは、強い相手であればあるほど上昇率も上がる。

今回もらったのは変異種だったりエンシェントゴーレムだったりとかなりランクが高いものだ。


翠は喜んで全部吸収してた。

魔力量がいっぱい増えたからよりたくさん収納できるようになったし、大きくなることもできるって。

そういえば魔力量に依存する能力が多いんだっけ?

どのくらいはいるとかはわかんないけどまぁいっか。







ランク:E

名前:フリージア・エトワール

性別:♀

年齢:5

種族:半異世界人

職業:賢者、協奏師

称号:絶望を知る者、幻獣の家族、変態紳士ロリコンホイホイ、英雄賢者の正統後継者

属性:陰

体力:E

魔力:D

攻撃:F

防御:E

俊敏:F

練度:C


技:【影操作】

魔道具:賢者の杖


契約

【幻獣】八咫烏:カルナ

【幻獣】ガルディエーヌ・キャット:シャスティ

【妖精】オニキス・ゲル:スイ


加護

ペチュニアの溺愛、ペチュニアの過保護、元英雄賢者/現神様のお気に入り





特に増えたものはないけど、ギルドランクもしっかりアップした。

ちなみに、今の私はすっかりお腹も元気になったから普通の人たちと同じのが普通に食べれるようになりました。

そして、数日ほどは私たちはあちこちでいろんな人におごってもらったりして色んなおいしいものを食べたり、特訓に付き合ってもらったりしました。






「やっぱり、実戦あるのみじゃないか?」

「けど、まだ危ないだろ?だから模擬戦で収めるんだよ」

「けど・・色んな意味で勝てる気がしないんだけど・・」

「それは・・・わかる。」

「だからさ、風圧を感じる程度のぎりっぎりのところで全部空振りさせれば良いじゃねぇの?それなら当たらないし、実戦としての雰囲気も分かる。」

「おぉ!」

「それなら・・・・なん・・とか・・・」

「なんだよ・・まだ無理なのかよ・・・」

「その前にさ・・武器を抜けるか?魔法をフリージアちゃんに向かって撃とうという意思が芽生えるか?当たらないとはいえ、攻撃するんだぜ?攻撃するってことは敵対するってことなんだぜ?」

全員「ぐっ!!」


「はぁ・・やっぱりこいつらじゃアドバイスとかは出来ても模擬戦とかはムリだったか。」

「にゃ(気持ちは分かりますよ。)」

-どーかん-


何をしているかというと、訓練場に冒険者のみんなと集まってる状態です。

で、私の魔法の訓練に付き合おうと言うことになり、どうすれば魔法の腕を上達させることが出来るか話し合ってました。

で結果として、私に攻撃しようという気持ちを込めるところからムリと言うことになりました。


おまけに私が首をかしげると全員鼻から赤いのが噴き出して膝から崩れ落ちる有様。



・・何もしてないのに倒れちゃうんだもん・・どうすれば?



「何を戦わずに騒いでるかと思えば・・稽古の1つもまともに出来ぬのか最近の若造共は」

体がおっきくて強そうなおじいさんがやってきました。


誰でしょうね?

「にゃあ(ただ者ではありませんね。)」

-あのおじいさん強いね-

「桁違いだな・・・そう言えば見た記憶がないな」

「ん?そっちの嬢ちゃんが例の協奏師か」

「ギルマス!」

「ギルマスがこっちに来るなんて珍しいですね。」

このおじいさんは、ギルマスさんって言うらしいです。

-ギルマスさんじゃなくて、ギルドの偉い人であるギルドマスターのことを短く言っただけだから名前じゃないよ-

翠はかなりスムーズにお話しが出来るようになりました。

私もある程度の文字は読めるようになりました。

前は簡単なのしか出来なかったし。

カルナが言うところのひらがなだけ。

今は、簡単な漢字に当たるのも読めるようになりました。

カルナの教え方が上手ですからね。


でも、その結果として自分である程度の依頼内容を読めるようになっていたことにアリスさんが

「その幼さでそこまで優秀なフリージアさんがすごいのか、そこまで優秀に育て上げているカルナさんがすごいのか・・」

と言って悩んでました。



で、私が首をかしげてるのに気づいたおじいさん

「自己紹介がまだだったな。儂はここでギルドマスターをしている。ここで一番偉いじいさんだ。おじいちゃんと呼んでくれて良いぞ?」

(コクリ)

「うむ。」

カルナが言うところのワイルド?って感じで、ニッと笑ってくれました。


「で、お主らは何を騒いでおる」

「フリージアちゃんを鍛えてあげようってことになったんですけど、あまりにもかわいくて敵意を仮でも向けるのは無理ってことになりました。」

「・・・お主らあほじゃろ」

全員「ぐはぁっ!」

胸に手を押さえて膝から崩れ落ちました。


「ギルマスさん?ついでに言うとな、フリージアが首をかしげただけでこいつら鼻血噴いて倒れたぞ?」

「訓練以前の問題じゃな・・・よし、儂が稽古してやろう。」

「良いのか?」

「なに。魔法を使った実戦を知って欲しいだけだろう?」

「よく分かったな?」

「この子の訓練は時々目にしておったからな。確かに優秀だが、実戦を想定出来ておらぬようだったしな。その辺りが分かればよりイメージつけやすいと思ったのであろう?保護者?」

「まぁな。」

「心配するな。一度も攻撃は当てぬよ。それに、儂からするとこの子は恐怖に対する耐性があり得ないくらい高い。おそらく腕の1本斬られてもこの子は泣かないじゃろうな」

「過去に色々あったからそういうのに耐性があるのは知ってるが、そこまでか?」

「あぁ、この年だ。多くの人間を見てきたがこの子には恐怖に対する強さがかなり高い。現に、儂はこの子に自己紹介したときにかなり本気で殺気を放ったんだぞ?それでどうだった?」

「全く無反応だったな・・って、俺等は何も感じなかったぞ?」

「この子に限定しておったからな。試してみるか?」

「頼んでいいか?」


で、おじいさんがよくわかんないけど殺気?をカルナとシャスティ、翠ちゃんに放った。


私には向いてないからどうもないけど。


「どうじゃ?」

「あぁ・・思った以上にあんた強いな」

「にゃあ(ギルドの長として納得の実力ですね)」

-勝てる気はしないかなぁ-


「わかったじゃろ?この子の恐怖耐性の高さを」

「あぁ・・アレを全くのノーリアクションか・・・相当だな。」

「そう言うお主らもなんだかんだ言いつつ反撃する気満々だったように感じたが?」

「怖がってるだけじゃ守れないだろ?」

「さすがだな保護者」

「・・・保護者って言うの止めてくれ」

「間違ってはいるまい?」

「はぁ・・」


どうやら、おじいさんがやってたのは私に挨拶してたときに怖い雰囲気を放ってたアレをしてたみたいです。

確かに怖いけど、そう思うだけです。

どうも感じません。





で、

「ギルマスの悪魔!」

「鬼!」

「ロリコン!」

冒険者のお兄さんたちから色んなことを言われてます。

と言っても、私に向かって魔法を放とうしているだけです。

実際は当てずにかするかかすらないかのギリギリのところを素通りするだけです。


「うるさいわい!というよりロリコンはお主らには言われたくないわ!儂にとっては孫じゃ!それに言うが、稽古の1つもまともに出来ぬ半端者に言われたくないワイ!」

全員「ぐはぁ!」

「・・愉快な奴らだな。とりあえずよろしく頼む」

「あぁ、任せなされ。嬢ちゃん、これから儂は魔法を放つ。絶対に当たらぬから安心しなさい。」

(コクリ)

「嬢ちゃんがやることは、防御するかその魔法を撃退するか。儂が魔法を放てないようにするかのどれかじゃ。嬢ちゃんは何をしても構わない。カルナたちはなしじゃぞ?頭に乗っかってるのも乗ってるだけにしなさい。」

-は~い-

「保護者呼びはわざとかよ・・」

「にゃ(保護者ww)」

「何だよシャスティ」

「にゃぁ(いぃえぇ?)」

「くっ!」



「あっちは放っておこう」

(コクリ)

「あっさりしておるなぁ・・とりあえず始めるぞ?」



それから、私に向かって火の玉がいっぱい襲い掛かって来た。

それらは全て私を通り過ぎていく。

だが本当の戦いだったらアレは全部私に当たっている。

そして火の玉はおじいさんの手からいっぱい止めどなく出てくる。


対処しなきゃ。

当たったら痛い。

痛いのは嫌だ。


私の思いに応えて私の影から黒くて透明感のある触手が薄くそして広くなって出てきた。

そしてそれは私を包み込むように展開される。

さながら影の球壁かな。


おじいさんはほんのわずかにニッとほほえみながら私の障壁に向かって火を放つ。

ガンガン当たっていく中、それに耐えるために魔力を込めるけどどんどん私の魔力がなくなっていく。

何か反撃しなきゃ行けない。

私に攻撃は出来ない。

触手で攻撃しても良いけど、そこまで伸ばしたりする前にやられる。

ならどうする。



飛んでくる火の玉

ガンガン当たり続けてる。



ちょっとだけイラッとした。

1人だけぽんぽんと飛ばしてずるい!


面倒くさいので、当たった火の玉をそのままはじき返しておじいさんへ向けて吹っ飛ばす。


全員「は?」


それからも飛んでくる火の玉は私の意思が繁栄された障壁によってポヨンと魔法を反射しておじいさんへ向けて飛んでいく。

おじいさんは楽しそうにその火の玉を更に新しく出した火の玉で消してまた飛ばすを繰り返す。




この魔法合戦は、私の魔力切れをきっかけに終了した。


「がははははは!!嬢ちゃん面白いな!まさか魔法を反射させるなんて芸当をやらかすとはな!!面白いな!!ほら!これを飲め」

水色できれいな液体の入ったのをくれました。

これなに?

「これを飲むと魔力が回復する。どういう仕組みかは知らんがあまり大量に使うと体力がヤバイから嬢ちゃんの場合はこの1本で限界だろうな。」

(コクリ)

頷いて飲みます。


ん~

おいしいようなおいしくないようなすごい微妙な味です。


けど、魔力がなくなってフラフラしてたのがなくなりました。

その分体の方が疲れたけど。

「今度は攻撃の方をやってみるか。今度は儂が空中にさっきの火の玉を出したまま動かさない。それを魔法だけで消してみなさい。」

と言って私の周りに火の玉がいっぱい出てきました。

けど、よく見るとその火は玉の中央に数字が書かれてる。


「気づいたか?魔法だけでその数字を順番に攻撃して消すんだ。ペナルティとかはないからタダのお遊びだ。1番からだぞ」

(コクリ)


私は、影から黒い触手を出す。

シャスティのこの間の戦いを見たおかげでイメージはばっちりです。


それにいっぱい練習したから長さの自由自在・・のはず。


影をにょ~んとのばして1番を攻撃して消す。

そして、2番を見つけて攻撃。


と続けていきながら考える。

攻撃してるときに次のを見つけておかないと隙が出来る。


けど、目で見ないと周りのことは私には分からない。


なら、気合いで全部を見て覚える!


クルリと見回す。

そして、頭の中でどこに何番があるかを確認しながらそれぞれを順番通りになるように場所を把握させる。


今4番を攻撃した

次の5番はあっち

その次は向こう


数をこなしていく内にどうすればもっと出来るかがなんとなく分かる気がする。

杖さんが教えてくれる気がする。

杖さんを振るって次はあっちその次はこっちとイメージするとすごく上手に動く。



で、続けながら思う。

あぁもう!手数が足りない!!


私の魔力を限界まで触手さんを召喚!


触手は3本になった。

そして、13番を攻撃している内に次の触手でその次、他の触手で更にその次を攻撃としていく。


今は、それぞれの触手を動かしながら攻撃していく。

その中で最初に全部見て無理矢理覚えたけど、一部が動いてるのが目に入った。


そっか

動くことも考えなきゃ。

それぞれの触手を操りながら周囲の状況を常に見回して状況の変化を把握。



そして、78を攻撃したところで私が魔力切れと頭がふらふらしてきたので触手を消す。

「よく頑張ったな。ほれ、ご褒美だ口を開けな?」

いわれたとおりに口を開けたら何か口の中に放り込まれた。

甘い。

「チョコレートって言う奴だ。疲れたときにはこれが一番良いらしい。かつて遠い昔に異世界人が教えてくれたモノで今ではそこそこ世界中で有名な食い物だ。」

おいしい。

ちょっとだけ元気出た。


「それにしても嬢ちゃんはすごいな。実戦の中で育っていくタイプだったか。と言うよりも戦いながら冷静に自身を分析出来る自身を含めて第三者として見ることが出来る・・すごいな。今は攻撃と防御が両立出来ないし、触手の範囲が数十メートルだからアレだが今後育っていき、攻防一体となり、攻撃範囲路が広がっていくと・・・すごいな・・将来が楽しみだ。」


褒められたみたいです。

「ちょうど昼だな。よし!わしお気に入りの料理店があるんだ。気分が良いからな儂がおごろう。」

いいの?と首をかしげる。

「構わんよ。とても貴重な時間だったし、わしも楽しかった。栄養をたくさんとって休みなさい。カードは明日にでも確認しなさい。たくさん頑張っていっぱいおいしいものを食べ、たくさん寝た後に頑張った変化はあるモノだ。」

そう言うモノなのだろうか?

「強くなるのは、たくさん頑張ることも大事だが、そのためには栄養をたくさんとる必要もあるし、休むことも大事だ。動いて食べて寝る。この3つのバランスが大事なんだ。どれか1つが多くても少なくてもどこかで調子を崩すからな。気をつけるんだぞ?」

(コクリ)

本当のおじいちゃんみたいです。



そしてやってきたお料理屋さんではお鍋屋さんでした。

元々は異世界人さんが提案したモノらしい。

色んなお野菜とかお肉を1つのお鍋に入れて、みんなで仲良く食べるモノで、お出しは辛かったりシンプルなのだったりと色々あるみたい。


今回は、洋風のお出しであっさりとしたお鍋でお野菜たっぷりでした。

そしてデザートにフルーツのたくさんの・・確かフルーツポンチだっけ?それを食べました。


おいしかったです。




それからは、カルナとシャスティが冒険者の人たちと模擬戦してたりそんな光景を見てたり、おじいさんに色んなことを教わったりしてその日は過ごしました。




翌日

おじいさんに言われたとおりに朝ご飯を食べて身支度を整えてから確認しました。

カードさんお願いします









ランク:E

名前:フリージア・エトワール

性別:♀

年齢:5

種族:半異世界人

職業:賢者、協奏師

称号:絶望を知る者、幻獣の家族、変態紳士ロリコンホイホイ、英雄賢者の正統後継者

属性:陰

体力:E

魔力:C

攻撃:F

防御:E

俊敏:F

練度:C


技:【影操作】【魔力反射】【圧縮記憶】【思考速度上昇】【並列思考】

魔道具:賢者の杖


契約

【幻獣】八咫烏:カルナ

【幻獣】ガルディエーヌ・キャット:シャスティ

【妖精】オニキス・ゲル:スイ


加護

ペチュニアの溺愛、ペチュニアの過保護、元英雄賢者/現神様のお気に入り






魔力が増えてますね。

後、体力も実は上がってるみたいだけど見た目で変化するほどじゃないみたい。

あ、技も増えてる。




【魔力反射】

魔力を使用した攻撃をポヨンと攻撃した相手へ少々魔力を消費させることでそのまま反射させる

かなり集中力を使用するので脳にそれなりに負担が掛かるため、知恵熱が後々に出る可能性あり


【圧縮記憶】

見た情報をまとめて記憶する方法

多くの情報を瞬時に記憶することが出来る。

脳へ掛かる負荷が半減する


【思考速度上昇】

読んで字のごとく思考する速度を上げることが出来る。

普段思考している速度を同じように本人がしているつもりでも現実ではかなりの短期間で可能。


【並列思考】

一度に複数のことを思考し、行使することが出来る。




すごく考えてることに関するのが多いですね。

このまま行くと技のところがいっぱいで読みにくそうですね。







ランク:E

名前:フリージア・エトワール

性別:♀

年齢:5

種族:半異世界人

職業:賢者、協奏師

称号:絶望を知る者、幻獣の家族、変態紳士ロリコンホイホイ、英雄賢者の正統後継者

属性:陰

体力:E

魔力:C

攻撃:F

防御:E

俊敏:F

練度:C


技:【影操作】【魔力反射】

自動技:【圧縮記憶】【思考速度上昇】【並列思考】

魔道具:賢者の杖


契約

【幻獣】八咫烏:カルナ

【幻獣】ガルディエーヌ・キャット:シャスティ

【妖精】オニキス・ゲル:スイ


加護

ペチュニアの溺愛、ペチュニアの過保護、元英雄賢者/現神様のお気に入り








あ、見やすくなった。

技と自動技の違いは何でしょうね?



・攻撃や防御、何かしらの行動を起こす際に意識して発動させる技


自動技

・意識せずとも常に発動している技





なるほど。

相変わらず親切なカードさんです。

ありがとうございます。

私、カードさんも大好きですよ?






それからの私たちはと言うと、依頼をこまめにこなしつつギルドマスターのおじいちゃんとの特訓、アリスさんのお家でお勉強とたっぷりとスキンシップ、リリさんたちに愛でられ、町では餌付けされてと言う感じで過ごしてます。


私はと言うと、おじいちゃんとの特訓のおかげで大分実戦でも通用出来るレベルにまで達したと思うけど、防御と攻撃の両立はなかなか出来ません。

それはかなり大変なことらしいからちょっとずつ慣れていきたいと思います。


で、実はと言うと、私おじいちゃんとの特訓があるのと同時にあのお宿にいないんです。

それはと言うと、リリさんたちが長期間離れるおっきな依頼を受けることになったからです。

当然泣きつかれました。

幼女に慰められる大人女性というどうしようもない光景があったけど気にしない。


で、今はアリスさんのお家にいます。

と言うのも、私たちが数日後にはこの町を出発するときいてアリスさんがそれまでは家にいて欲しいって言ったからです。

お金はいらないからいっぱい甘えさせて欲しいって言われて。

私からむしろお願いしたいくらいなので喜んで飛びつきました。


ちなみに言うと、それをきっかけに他のギルド職員のお姉さんたちにも抱きしめてもらうことが増えました。

けど、アリスさんのギュッも私が一番好きな力加減なんです。


それと、カルナとアリスさん2人にお勉強を教わってるんです。

アリスさんはすごく上手です。

いつもお膝の上に私を乗せていっぱい抱きしめてくれたりほっぺにチューしてくれたりしてくれる。

すごくかすれた声で頑張って大好きって伝えたらアリスさんにギュ~ってされていっぱいチューしてもらいました。

私も大好きですっていってもらっちゃった♪


甘えすぎて迷惑じゃないかなって思ったらもっと甘えてもいいくらいって言われちゃった。

それに、カルナも私くらいだったらもっと甘えても何もおかしくないって言われた。

私は思った以上に遠慮してたみたい。


「そうですか。もうそろそろ」

「あぁ、いろんなものを見せてやりたいんだ。」

「そうですね。この町にとどまっているのはもったいないですね。はぁ//フリージアさんともお別れですか・・かわいい//」

アリスさんは私たちだけだとすごく幸せそうにいっぱい抱きしめてくれたりほっぺにチューしてくれる。

そしていっぱいかわいいって、大好きって言ってくれる。


私の年頃は本当はもっと甘えるのが普通だからって、母親のぬくもりを知らない私のためにアリスさんは母親の代わりなんて言わないからいっぱい甘えて良いですよって言ってくれる。

写真と声しか知らないけど、お母さんも大好きだけどアリスさんも大好き。





で、私たちの旅立ちは正式に後4日後になった。

普通は誰にも言わなくても良いらしいけど、私は色んな人が注目してるから言っとかないと騒動になるらしいから町中をうろつくときに言いました。

当然驚かれ、嘆かれました。

けど、カルナがいろんなものを見せた言っていってそれに納得したらしくみんなまた遊びに来てくれ言われました。


と言うのになぜにみんな、食べきれないほどいっぱい色んな食べ物をくれるのでしょうね?

翠のおかげである程度は長持ちするから良いんだけど、それでも多いよ?

それに、シャスティがお外でとれたのをその場でお料理してくれるからある程度は干し肉だけで十分色んなのが作れるんだよ?

干し肉もいっぱい・・ホントにいっぱいもらったもん。

報酬としても、個人的な餌付けとしても。


そういえば、干し肉以外にも干して乾燥させたお魚とかお野菜とか果物とかキノコとかとにかく干して干からびたのをいっぱいもらった。

あぁ言うのは、年単位で余裕で保存出来るほど長持ちだからって。



で、私はそんな感じで色んなのを数日後に行っちゃうねと言ってから更にもらう量が増加してる今日この頃、大分1人でうろちょろ出来るくらい体力はつきました。

それに1人である程度は自衛出来るくらい戦えるようになりました。

ギルマスのおじいちゃんはすごく教えるのが上手だからすごく上達しました。


それと、ステータスって言うのは使えば使うほど増えやすくなるらしい。

後は、職業とかが影響するから伸びやすいのとほとんど伸びないのの差はあるらしいけど。


私は思いっきり後方の魔法戦特化。

近接戦闘特化のカルナ、シャスティ、翠との組み合わせとしてはとても素晴らしい感じになってるってアリスさんからもおじいちゃんからも言ってもらえました。


あ、後私がもらった外套ですが、それを着たままうろちょろしたり戦ったりするのにすっかり慣れました。

これまでは着慣れなかったんだよね。


杖さんのおかげでもある。

相変わらず大人の人の長さはあるから私の2倍近く長いんです。

いつかおっきくなったらちょうど良い長さになるって信じて使ってます。

と言うより、助けてもらってます。


私はこの杖さんの色は結構好きです。

木の色なんだけど、茶色っぽくなくて、緑っぽいんです。

カルナが言うには、若い木の青さを残した木の色をしてるって。


その色がとてもきれいで心が温かくなるの。


実は何度も杖さんに助けてもらってることもあります。

戦いとか日頃の生活でもだけど、人同士のあれこれでです。


私にいきなりこの杖さんを譲れとか渡せとか言い出すのが何人かいたんです。

結果として、カルナがそっと杖をなぎ払うように振るえと行ったので振るったら杖さんの効果である私以外には絶対に触れさせないっていう能力のおかげで簡単に吹っ飛びました。

それからは、大体街の人たちが集中的に口だけで心を折ったのに加えて、教会の人たちとギルドの人たちが総出でやってきて政治的?にもとどめを刺してた。

時折ギルマスのおじいちゃんと教会の神父さんがやってきてるけど。

そういうときは私を仲良くしてる光景を見た直後に真っ白になってたけど。




そんな感じで色んな人たちに護られながら私は自分自身を鍛えながら甘やかしてもらっています。

明日は旅立ちだ。

日曜日も投稿します

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