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高木瀾(4)
「ごめん、瀾ちゃん、ドローンや車の遠隔操作出来る人、全員叩き起して」
拠点に戻るなり、治水がそう言い出した。
博多から連れて来た応援を知らない奴に紹介しようとしたが……タイミングを逃した。
「どうした?」
「安徳セキュリティ本社を見張ってるドローンが複数台居る」
私は頭の中で計算。
それらのドローンを全て、こちらで回収するのと、警察に回収させるのの、どちらが得策か……。
「何台だ?」
「4台から6台」
「関口、笹原、すまんがトラックに地上走行型と攻撃機能付きの空中型のドローンと『金網』をありったけ詰んでくれ。それが終ったら、現場に向かってくれ」
「了解」
「了解」
「ドローンの遠隔操作は、今から出すトラックを中継器にして行なう。レナ、緋桜、お前達もドローン操作を頼む」
「了解」
「了解」
私は関口達が現場に着く間に、手が空いてそうな仲間に連絡、そして……。
「よし……ドローンを全部、車の外に出してくれ。空中用も地上用もだ」
私はヘッドマウント・ディスプレイを装着した。




