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君と君  作者: 幻
8/10

種目そして決定

いつも通りの日常とは別に今日は体育祭に向けての種目決めがあった


「何にするか決めたか?」


前原が突然聞いてきた


「まだ決めてないんだよな」


俺は出来ればあんまり目立ちたくなかったので綱引きなどにしようかと悩んでいた


「なぁ俺と2人3脚やろうぜ」


「断る」


俺はすぐに断った。論外だった。


「頼む、お願いだ」


前原が頭を下げた。俺は少し驚いてしまった、冷静になり前原に聞いた


「なんでだ?しかもなぜ2人3脚なんだ?」


「え!?それはなお前との友情を深めるためだ」


急な質問に焦っていて怪しかったが放っておいた


「それに2人3脚は女子との混合がある種目だが安心しろジャンケンに勝てば一緒に走れる」


とてつもない運任せだった。断るはずだったが前原にゴリ押しされ俺も2人3脚に出場希望することになった


何にするか決めたのであとはジャンケンをするのを待つだけだった。出来ればジャンケンをせず前原と二人でやればいいなと思っている


「種目、2人3脚にした人前に出てきてください」

先生から呼び出しがあった。教卓のまえに行くとそこには花宮と青葉がいた。


「花宮たちも2人3脚にしたのか」


俺は花宮たちに話しかけた


「うんそうだよ美咲にやろって何回も言われて根負けしちゃった」


花宮も同じかと思った。


「なぁそんなにやりたいなら前原と青葉でやったらどうだ?」


俺は前原に提案した


「確かにそうだよね私もそう思う」


花宮も賛成した


「え、だめだよ.....私は奏と走りたいんだよ」


「そうだよ俺も水野と走りたいんだよ」


前原も青葉も強気に訴えた


「まぁ前原と走れるならそれでいいけど.....」


俺は渋々了承した


「じゃあジャンケンで勝った2人が2人3脚の選手でいいわね?一発勝負だからもう後戻りはできないからね」


「「「「はい」」」」


前原と青葉でジャンケンすればいいのにと思っていたが俺は返事をしてしまった。

俺と花宮は同じ手を出してしまうと思っていた。なので作戦としては予め前原に何を出すか決めていた。そして前原も同じ手を出すことにした。基本的に出す順番はパー2回、グー2回、チョキ1回で回すように決めた。


「じゃあ行くよ.....最初はグージャンケンポン......」


結果は............


俺と花宮が勝ってしまった


前原は決められた手とは違う手を出てきた


「は?」


俺は焦っており、前原を見ると笑っていた


「え?」


隣でも花宮が不思議そうに手を眺めていた。俺はすぐに気づいた.......はめられていることに


「やったな前原お前.....」


「いい作戦だったろ?いやー青葉も先生もおつかれ」


先生もグルだったことに俺は驚いてしまった


「美咲.........」


花宮がすごく不機嫌そうな声を出した


「ごめんね奏ちゃん....前原が脅してきて」


「おいコラ、お前もノリノリだっただろうが」


二人が話している時俺はボーとしてしまっていた


「おーい大丈夫か」


大丈夫なわけが無い、これからの体育祭で俺と花宮が2人3脚すると考えると....


「無理だ......出来る気がしない」


「そうね...」


俺と花宮はお互い絶望してしまった


「大丈夫だろ、お前ら息ピッタリだから」


「お前はもう黙ってろ」


急な裏切りに俺は許せなかった


「まぁこれで2人3脚は決まったので..」


先生がまとめあげた。これで2人3脚が決まり終わった



コメントあったら嬉しいです。


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