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君と君  作者: 幻
7/10

会議そして雑談

2度目のテストが終わり俺は花宮と今の状況を話し合うべくいつものファミレスに行こうと決めた。俺も花宮も上手く喋れないと思っていたので前原と青葉も誘っておいた。


「結局あれはなんだったんだ?」


前原が俺と花宮に尋ねてきた。俺は本で調べたドッペルゲンガーやシンクロニシティを思い出した。だが、もしこのどちらかだったらと思うと.........なぜなのか....


「ドッペルゲンガーやシンクロニシティに近いってわかったわ」


話そうか迷っていたことを花宮は話し始めた


「花宮.....もしかしてお前本で調べたか?」


「?.....えぇ本で見つけたけど」


同じだった。俺は機械類はあまり得意ではなく、本での調べの方がわかりやすいと思った。


「私スマホとかあまり得意じゃなくて.....本なら調べられると思って」


「同じだ............」


俺はそう言葉がでてしまった。


「え!もしかして奏と水野くんまた同じだった?」


「そうみたいな感じだな」


青葉は少し動揺していたが前原は冷静だった。お前はなんでそんな冷静なんだと言ってやりたかったが我慢した。


「俺も本を使って今言った2つが出てきた」


「もう決まりなんじゃないのか?」


「なにがだ?」


「お前ら考えてるのが同じでさっきいってたドッペルゲンガーであってんじゃねぇーの?」


「でも......普通に考えてやっぱおかしいよ」


「だがそれしかないだろ考えてもありえない....」


ありえないと思っていた俺だが答えはもう1つしかないと思った。


「俺はそうじゃないかと思ってる」


「そうだね....私もそう思ってたところ」


「決まりだな......でも、なんで水野と花宮なんだろうな」

「さぁ分からない」


「俺もだな」


「過去とかもなんか関係してるのか?」


「さぁ知らんな」


俺たちはこの現象がなんなのか少し突き止めた......


俺は大きな嘘をついた........






俺たちはこの現象を突き止めた後少し雑談をした。


「突然だけど好きな人いる?」


前原が余計なことを言い始めた。でも、これが女子との会話なのかと思った。


「いない」


「いないよ」


「私もー」


全くもって会話にならなかった。これが女子との会話だと思っていたが意外とすぐに話しが終わってしまった。


「え?じゃあもうすぐ始まる体育祭はどうだ?お前ら全員足早いし楽しみか?」


「俺は普通かな..動くと疲れるし」


「私も普通かな」


「私は楽しみだよ」


「青葉は楽しみなのか....種目は何にするか決めてるか?」


「まだだよー」


「明後日が確か種目決めだったな」


種目は必ず一つはやらないといけないルールなので俺は玉投げか綱引きにしようかとおもっていた。


「そろそろお開きにしましょ」


花宮が終わろうと呼びかけるのを俺はすぐ了承した。俺も話すことがなくなったらすぐに帰りたかったのでちょうどよかった。


「前原....今日はありがとな」


帰り道、前原と一緒に帰っていた俺はお礼をいった。


「別にいいよ.....また一緒に食べに行こうぜ」


「おう」


俺は前原と別れた後すぐに帰宅した。

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