表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

プロローグ



はぁああああああ!!??ふざけんな!!!


ごほん、いきなり失礼しました。


実はですね、先ほど母が私のマイナンバーカードをなくした、との情報が入りまして、少し叫びたい気分なんですよ


申し遅れました。私、前島幸(まえじまさち)と申します。

母とすこぶる仲が悪い高校1年生です。


「はぁ、しょうがない。あとでお父さんに連絡しよう。とりあえず、ストレス発散にミカンとカラオケ行こう」


ミカンとは私の大親友の後藤美果(ごとうみか)のことです。



友達っていいですよね~





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





「ミ~カン!こっちこっち」

「は~い」


「あら、美果ちゃんと幸ちゃんじゃないの!こんなところでどうしたの?」

「あ、まおちゃん」

「やっほー」

こちら、大橋(おおはし)まおちゃん、お嬢様でクラスの人気者なのです

「ストレス発散にカラオケでも行こうと思って」

「あら、私も一緒によろしいかしら?」

「さっちゃんさえよければいいと思う」

「もちろんオッケーだよ!一緒に行こう!」

「ありがとうございます!うふふ、なんだか高校生っぽいですわね」







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






「よぉし、歌うぞぉ!!」


ピカッ





歌おうとしたら、突然目の前が真っ白になった。




「な、な、な、何事(なにごと)か!?!?二人とも、大丈夫?」

「えぇ、私は無事よ」

「私も全然大丈夫、とは言えないかもだけど大丈夫」

「えっと、とりあえずここどこ?」

「さぁ、見たことのない場所よね」

「なんか映画の中にいるみたい...」

「ここってまさか異世界なんじゃ!!?」

「えぇ!!そんなまさか」

「いやいやいや、そんなことあるわけ...ないとは言えないね、この風景を見てしまっているのだから......」


そう、私たちはカラオケボックスから、中世ヨーロッパのようなところに来てしまったのだ。


いろんな店が並ぶ大通り、その道をまっすぐ見ていくと、とてもきれいなお城が見えたのだ。



「ここは、どこ?」


この台詞(せりふ)、一度言ってみたかったの!!みなさんわかってくれますよね!?




とりあえず、異世界だと思われるところに来てしまったみたいです!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ