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プロローグ
とても、グダクダしそうで恐ろしく思ってます。
この二人から見た、世界。みたいな感じに話を進めて行きたいです。
リーリーもちゃんと傘を売ります、大丈夫です。
そんなわけで、楽しんでもらえると嬉しいです、まだプロローグですが…
あるところに、世界中を旅してまわる傘売りがいました。
その傘売りはとても気まぐれな傘売りです。
悪を働く者には傘を与えず
貧しいものには傘を与えるような
商売人とは思えない有様です。
またあるところには、小さな村の小さな森にある祠に住む狐がいました。
その狐は不思議と人の記憶に残らないそうです。
狐は人に興味がないので寧ろ有難いと、毎日不自由なく暮らしているそう。
……そんな自由気ままな、一人の傘売りと一匹の狐の話。