-第四章- ……ってただのガキじゃんっ!!!!
コンコン、とドアを叩く。
「失礼する」
あれ、そんな態度なの?相手は院長だぞ!?お偉いさんだぞ!!?
「どうぞー」
なんか普通に流してるけど。ってあれ…院長は?
「話は聞いたぞ。私を停学にするそうだが?」
「そうそう。そうなんだよねー…で、どうよ?停学にしちゃっていいかなぁ?」
え、ちょっと待て。なんでこんなちっこいの院長!?
「ま、テキトーに休んどいてちょーだい♪いろんなトコに根回ししてあるから心配ないさーっ♪」
それっぽい椅子に座ってる院長はそう言った……ってかただのガキじゃん!!!!よくよく見たら…っつーかよくよく見なくてもただのガキじゃん!!!!!!
「院長に向かって失礼だぞ、馬鹿め」
これ院長かよ!!!?
「こんなクソガキでも院長にかわりはない。一応、念のため敬っとけ」
なんとまぁ失礼極まりない…。
「全くー…これだから水哉ちんは手に負えないんだよねぇ。ほんでもって、今回のはどこのどちらさんなのかなー?」
「白那翔。どっかのノラ高校生だ」
誰がノラ高校生だコラ。っつーか今、なんかオカシイ会話してなかったか?
「そっかそっかー…大変だねぇ。その子が哀れだよー」
とか言って、もうなんかヘラヘラ笑ってて。
「白那クン、頑張ってちょ☆」
なんでそうなったぁぁぁぁぁああああああああ!!!!!!!!!!
「そんじゃ、とりあえず停学2ヶ月っ!!ばいにゃらーっ♪」
……何なんだよこの学院は!!!!
ブランクができてしまい、すいませんでした。
どうも暑さにヤられてしまったらしく…。
まだまだ暑いので、油断大敵ですね。
実感しました。
さて、今回は院長先生が登場しましたが…ガキんちょです。
リアルガキ。
まあきっとそこには大人の事情が……とかね。
色々あったんですよ。はい。