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悪魔転生  作者: 三日月
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0,3人の悪魔

この世界に生物が創造されるずっと前、この世界を創造した新人の名もなき神は迷っていた。



「1人で感情や心体の構造を1から作るのは面倒くさいなあ。」

いつもなら先輩の神が3人ほど集まって作業を分断しながら創っているというのに、

「簡単な世界でいいから一度1人で創ってみたらどうだ?」なんて。

「ただ自分が楽したいだけじゃないか〜。」

そう思いながらも、どうやって1人で世界を1から作っていくか考えていた。



もう世界の根源を創造してしまった以上、作業を放り出すことはできない。

そこで1つ画期的なアイデアを思いついた。

「僕と同じようなこの世界を創造するような存在を作ればいいんだ!」

本来創造した世界の中で神と同等の力を持つ存在を創るのは禁止されているのだが、

「まあこんな新人が1人で作った世界なんか誰もみないでしょ!」



ということで、神と同等の力を持たせた存在を3つ生み出し、世界を創造するように頼んでおいた。

「あとは任せておけば勝手に創ってくれるでしょ〜。」

そう思いながら新人の名もなき神はその世界を後にした。




本来神というのは、世界に欠陥があった時やバグが発生した時修正する役割『観測者』でいなければならない。

だがこの新人の神は、その役割を放棄し、全て最初に創造した存在たちに丸投げしてしまった。



神に生み出された存在達は神の命令に従い、本来神がするべき作業を黙々とこなしていった。

しかし、新人の名もなき神は一つ、命令していないことがあった。それが負の感情の排除。



本来神達が創る世界は争いが一切無く、平和な世界だ。

ただ負の感情がある世界は、争いが絶えず、ほぼ全ての世界が自ら終焉に向かっていく。

本来なら欠陥を修正する『観測者』が居ない分、このまま世界を創ってしまえば生み出された生物達は、

負の感情に支配され、争いを繰り返し、世界は終焉へ向かってしまう。

だが『観測者』は神以外にはなることはできない。たとえ神と同等の権力を持っていても、

『観測者』は神以外になることはできないのだ。そこで神に創り出された存在達は、

自らが負の感情を背負い、生み出されてくるであろう生物達の負の感情を少なくしようと考えた。



『観測者』がいない分、もしー致命的な欠点があったら恐らくこの世界は終焉へ向かっていく。

だが、神に創造された存在たちは致命的な欠陥がないことに賭け、自ら負の感情を背負うことにしたのだ。



それぞれが『恐怖』,『怒り』,『憎悪』を背負い、世界を創造する。上手くいったかは、わからない。

だが自分達が創った世界が終焉に向かわぬよう願いながら、

のちに『3人の悪魔』と呼ばれる存在達は延々の眠りに落ちて行くのだった。

初めて小説書いたので誤字や設定ミスがあるかもしれません!

見つけたら教えてくださると嬉しいです!

あと良ければ感想も書いてくれると嬉しいです!

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