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ープロローグー

ある日、世界が突然弾けた。

理由はわからない。

ただ、目に入るすべてが光に包まれて、1瞬で日常が消え去った。

日本で、普通に、ありきたりの高校生として生きていただけなのに。

普通なんて一瞬でなくなってしまうんだなって思った。

あまりにも突然すぎる人生だった。

死ぬんだな。漠然と思った。


そして訪れる、静寂。闇。深淵・・・・。


次に目覚めた時。

そこは光の洪水だった。

眩しくて、真っ白で、目を開いても何も見えない。

その真っ白の中に横たわっているらしき俺は

天国にきたのかな?と漠然と思った時


『目覚めましたか?』


ふと、脳の中に声が聞こえた。

びっくりして身を起こすと

目の前に金色に輝く物体があった。

大きさは両の手のひらを広げたくらいに

すっぽり入りそうな球体のようなもの。

その輪郭は光でぼやけていて

よく見ても何かはわからなかった。

辺りを見渡しても、他には何も見当たらない。

声はこの光の塊が発せられているようだ。


『突然のことですが、地球は滅んでしまいました。

あなた以外みんな魂ごと消滅してしまったのです』


俺は話しが理解できなかった。


『死にたくないと強く願った何万、何億もの人の魂が、

あなたの魂に集まりました。なぜかは分かりません。』


光は時折、瞬きのような点滅をしながら

俺の脳へと語りかけた。その

突拍子もない話しを俺がただ聞くことしかできない。


『そのすべてをあなたへの祝福とかえました。

あなたはもはや男でも女でもなく、あらゆるすべてを

識る者であり、あらゆるものを従える能力をもつ者と

なりました。その祝福をもって、人々を救う者となる

ことを期待します。』


何を言っているのか、まったく追いつかないまま

突然、身体全体を白い光が包む。


そして、真っ白だった世界とともに

俺はどこかへと飛ばされたのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


学生時代に書いていた小説を、書き直してみることにしました。

#アイリス1F大賞









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