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左手のボールを染むる秋夕焼

 休日の起床時間が跳ね上がったのは衣替えによって布団が温かくなったからではないか。ともあれ急激な気温の変動についていけず風邪など引かないように気をつけたい。


 とか言ってたらこの前の三連休は生きた心地がしなかった。身近な人でもああいう事があるんだから人の命なんて秋風に舞う木の葉のように気まぐれでどこへでも吹き飛ばされてしまう、無力なものだ。だからこそ後悔しない今を生きねば。


 それと今日は天皇杯の決勝戦があったがあれはないわ。八百長でもやってるんじゃないかとフラストレーションの貯まる展開の末に延長戦突入。そして延長後半にPKを得てようやく勝ち筋が見えたと思ったら外して高まった希望はあえなく霧散した。今日の試合に関してはあれがクライマックスであり勝敗を分けた一瞬であったのは間違いない。


 その後のPK戦で一つたりとも止められなかったのも情けない話だが、根本的にPK戦自体が運みたいなものなのであそこで外した川村にしても責める気はない。勝ち負けは単なる結果に過ぎない。だから負けたからと言って泣いたりしないでほしかった。


 今日の結果を一番恥じ入り悔しく思っているであろう選手たちは現実を堂々と受け止め心を気高く持ち、そしてルヴァンカップだけは必ず勝ち取らねばならない。猶予は1週間。次の涙は歓喜であってほしいと切に願う。


 ともあれ三ヶ月にわたって振り返ってきた試合編だが、今回がラストとなる。しかしこうして見てきて改めて思ったのは、試合開始までが結構長くて試合終了後も案外長い、そして本来本番となる試合そのものはかなり飛ばしまくっているという事だ。


 いや、それほどうまく描けていなかった自覚はあったが、ここまでとは思っていなかった。でも本当のところ4コマで展開は限度があるからこそやはり普通の形式で完成させねばならぬ。でもそっちに注力してるとストックが貯まらないのもそれはそれでやばい。活動内容を濃くしていくのが唯一の正解か。




挿絵(By みてみん)


作成 2020年7月

投稿 2023年1月

掲載 2021年2月


 試合終了後の一コマを4コマに分割しましたというもの。当初は2020年12月に投稿していたようだがここにまとめる際改めて見直してみると結構酷い、もうちょっとどうにかなるだろうというクオリティだったので描き直した。


 まず1コマ目は人口密度をアップさせた。2コマ目はほとんど変化なし。片目が影で隠れた演出なんかは割と好み。でもなかなか使えないんだよな。普段ろくに影を描いていないからどうにも唐突な印象になりがちで。3コマ目はカッコちゃんのポジションを少し下げて身長差を広げたのと背景の変更。エイトくんがデブみたいになってて一番不満のあった4コマ目は構図からして別物になった。


 それとカッコちゃんの帽子もここでお役御免。デザインというか柄はいいとしてもう少し使い方を考えたいところだ。




挿絵(By みてみん)


作成 2020年2月

投稿 2020年12月

掲載 2021年2月


 もはや説明など無用、と言いたいぐらいにやりたい事が明確な一枚。ポルノにならないよう肝心な部分を誤魔化すためコマ割り自体は堅持されているのもあって盗撮画像みたいになっている。


 筆者は生まれてこの方女であった事はないので女の事はよく分からない。でもその中で女体という神秘なるものの真髄に近づくべく最大限の努力はこなしたつもりだ。腕なんかも可能な限り自然な柔らかいカーヴを描くようにとか、髪の毛にかかる影の具合とか。


 でもまあ、やっぱり足が長いな。何頭身ぐらいになるんだろうか。その辺の問題を解決すべく当初は煽り構図でというアイデアもあったが結局いつもの平面的な画面になったのはひとえに実力不足。取ってつけたようなシャワーも。


 ただこれの場合は描き直すというよりもまた別の機会に同じような主題にチャレンジしたいという思いのほうが強い。いや、絶対にやってみせる。




挿絵(By みてみん)


作成 2020年8月

投稿 2024年11月

掲載 2021年3月


 エイトくんとテンちゃんの兄弟を色々な角度から描いてみたもの。それがテーマの全てであり会話は後付けのようなものだがエイトくんの価値観みたいなものはちゃんと出せたかなとは思っている。


 というわけで特に背景は自分が頭の中で意図していた演出を腕と相談して妥協する事なくほとんど出せたのでそこは一つの成果だと思っている。1コマ目は木だけじゃ夕焼けっぽさが足りないなって事で付け加えた黒い鳥とか、それと3コマ目の爆発っぽいエフェクトも。


 ただ絵そのものに関してはまだ甘いところがあるな。2コマ目のエイトくんの腕というか肘あたりとか。それと未だに決定稿がないエイトくんの後ろ向きの髪型もなんか適当っぽい。などと言ってたのでやっぱり後から修正が施された。元々の投稿は21年3月だったそうだ。


 内実を見ると、1コマ目は大した変更なし。2コマ目は痛みを強調する擬音なんかをつけているが、それより表情面でよりニュアンスを汲めるようになったはずだ。3コマ目は体の厚みなんかに手を加えた。4コマ目もやっぱり体のバランスの修正がメイン。上のほうで何やら書かれている後ろ向きの髪型の問題もある程度は解決してるし。やはり描き続けると少しでも経験値は積み上がっていくものだ。頑張っていかなきゃね、これからも。




挿絵(By みてみん)


作成 2021年2月

投稿 2021年3月

掲載 2021年4月


 前のが帰宅途中ならこれは帰宅後となる。ついでにカッコちゃんがシャワーシーンを披露するという名目で無駄に脱がせたのに主人公が脱がないのは明らかにバランスを欠いているという判断もあって、風呂に入らせる事にした。


 いやその理屈はおかしいと思われるかも知れないが、実際問題PVが他と比較しても、それこそ上にあるカッコちゃんの全裸展開よりも伸びているので需要は確実に存在するとしか言いようがないのだ。


 当初の予定だとテンちゃんが試合出場だったとは以前から何度も言ってる通りだが、その辺が会話内容にも現れている。


 絵的には、3コマ目の字のエフェクトは割と凝った作りで面白い効果になったと思っている。それと凝ったといえば手のグラデーション。構図自体はシンプルな定点観測だし背景も手抜きっぽいしでそこに目を見張るものはない分、それ以外は色々と頑張った。


 だから作成から投稿までも短かったし修正部分もあんまり浮かばない。その上でまた言うけど閲覧者も比較的多い。会心の一撃、代表作の一つと呼んでも差し支えないだろう。




挿絵(By みてみん)


作成 2020年12月

投稿 2021年3月

掲載 2021年3月


 結果としては無惨な敗北に終わったが、それをバネにもっと強くなるミュールズのメンバーを仮屋くん一人の姿に託したもの。


 本作の主役格はエイトくんテンちゃんカッコちゃんだと目の描き方からしても相場は決まっているのだが、そこばっかり見ててもなあって事でそれ以外の仲間に関してもできるだけ描こうとは努力してきた。


 でもやっぱり濃淡ってのはあるので、その中で仮屋くんは比較的描きやすい人物であった。目つきとか口調とか難しい部分はあるけど、なんかすんなり入ってくる。


 1コマ目と2コマ目が言うまでもなくコピーだったり割と簡単な作画ではあるけど今回やりたかった事が概ねやれているので満足している。




挿絵(By みてみん)


作成 2020年8月

投稿 2021年2月

掲載 2021年4月


 第一部完と称して主人公のエイトくんとテンちゃんカッコちゃん、そしてミュールズのメンバー全員という主要登場人物を4コマに収めてみた。かなり強引だけど。と言うか2コマ目と3コマ目はやっぱりコマを外してぶち抜いたほうが良かったかな。


 一応身長のデータで高いメンバーを2コマ目に置いたけど例えば2コマ目に入ってる鳥島と3コマ目の林なんかは本来2cmしか差はないはずなのにまるで別格みたいに扱われてたり、ここの不自然さは結構なものがあるぞ。


 台詞回しもちょっと笑えるけどこれはこれで清々しさを感じられなくもないので良し。無駄にキラキラした背景で思いっきり読者に向けてのメタ台詞なテンちゃんとカッコちゃんもなんだかバカっぽさ全開で良し。


 テンちゃんのハワイっぽい手付きはちょうどこの頃こういうのが描かれたデザインのTシャツを買ったからだったりする。このハンドサインはシャカって言うみたいだけど、楽天的で良いんじゃないの。




 というわけで試合終了後の諸相を描いた6作をこうしてまとめてみた。無駄に脱がせまくってるのはある意味正直な作者の欲求と言えるだろう。ずっと服着てたけど、人間という動物の根本はやはり裸の姿にあるものだから、人間を描くとはすなわち裸を描くという事。そこから逃げてはならない。


 秋はより深まり見せられる肌の面積は日に日に縮小していく中でも、その真理だけは忘れないようにこれからも描き続けたい。

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