死ね死ねと鳴く蝉誰がくたばるか
今回は年が明けてから試合までをまとめている。だんだんとそういう方向性へと収斂していく流れみたいなものは感じられるだろうか。
なお元々はこの話が投稿された2022年7月までに修正された作品がここに掲載されていた。でもその後も修正は相次ぎ、もうそういう分け方が意味をなさなくなっていたのでいっそ全部作成日時で分け直すべきじゃないかと考え、23年10月にそれを実行するに至った。
当初は主人公の名字が元々淡海だったけど一柳になった経緯とかが長々と書かれていたけどこれはもうどうでもいいだろう。ざっくり言うとメンターム最高やって感じで。実際薬局でメンソレータムとメンターム、なんであんなに値段が違うんだろうか。どうせ中身や効力は変わらないのに。そこに義を見た。
そして2020年の冬と言えば、いよいよ奴が来た時期だ。最初はまだ「中国のほうで何やら怪しげな病気が流行っているらしい」ぐらいのもので行動制限だのマスク強制だのも特になく過ごせていた。
しかし入って来てからはあっという間だった。今となっては懐かしいダイヤモンドプリンセス号とか京都産業大学のクラスターとかトイレットペーパーがなくなるとガセネタを発した島根だか鳥取県民とか、愛知県でなぜか俺コロナが連発して県民性の話にまで発展したりとか。
思えばあの頃はまだ安倍総理だったな。あのマスクは当時一度たりとも使う事なく今頃は引き出しの奥に仕舞われている。あれを外で付けている人は結局見かけなかったな、一人たりとも。
大相撲で徳勝龍が幕尻からいきなり優勝して凄いって以上においおいそれはないだろと思ったのも確かこの頃だったはずだ。奈良駅に優勝おめでとうの垂れ幕を見た記憶があるから。
大相撲も圧倒的だった白鵬が次第に離脱が増えて、照ノ富士はまだ戻ってきていない時代、誰が勝つか見通しが立たない展開も多かった。いや、今も大関陣の不甲斐なさに裏打ちされた意外な力士の躍動も多いが。
しかし白鵬と照ノ富士の間は綱渡りでバトンタッチが成功したがあのタイミングで横綱不在も濃厚かという時期もあった。だが照ノ富士も体はすでにズタボロだし、またその危機が近付いても不思議ではない。今年中にも今の大関陣を吹き飛ばすような力士が出てくれば良いのだが。
なんかこの頃の記憶を辿ってみるとコロナ関連ばっかりだ。まあろくでもない時代だったのは間違いない。そしてそれは今もなお続いている。まことにもってそれだけの、世界を塗り替える大事件だった。
マスクとか今でも出来る事なら付けたくないって思いながらやってるのに。まあ最近は緩和の方針とか言って外出時周りに人がいなければ外してもいいとガイドラインも示されたので、ようやく大手を振ってそういう行動が出来るようになってありがたいものだ。
岸田内閣の支持率が存外好調な推移を見せているのは岸田本人の優秀さという以上に今までの制限が少しずつ解除されつつある解放感がプラスに働いている面もあるのではないか。あれやるなこれやるなと言われて、別に反抗するわけじゃないけど、真面目に守るほど心はすり減るものだから。
ともあれそういう中で描かれたのがこれらの漫画となる。内容的にはコロナの影響はほぼないように見える。というか意識的にそれを排除していたので当然ではあるが。せめて漫画の中ではマスクなどせずに過ごしてほしいと切に願うものだ。
作成 2020年1月
投稿 2020年2月
掲載 2019年11月
当時放送されていたラグビーを題材とするドラマのノーサイドゲームを取り上げた純然たる時事ネタ。でも時事ネタだとすると思いついたのがちょっと遅く、そこから投稿は比較的早かったけどそれでもやはり遅いので掲載時期を繰り上げて帳尻を合わせたという姿が上記のデータから浮き彫りになってくるようだ。
絵としては極めて単純な構図が4連発するが、各々の表情や背景で差をつけようと考えた。背景に関しては4コマ目のよく分からないやつが面白いと思う。
セリフに関して、他の三人はともかく戸羽くんは普通にドラマ見そうではあるけど、じゃあ見そうにないのは誰だろうかと考えると……、誰だろう。関根くんかな、横山くんも怪しいか。ともあれ個人的は高崎くんと生駒くんをミックスしたようなのが率直な感想ではあった。
作成 2020年2月
投稿 2020年4月
掲載 2020年2月
今度は季節ネタだが相変わらず反応が遅い。作成2月はいいとして投稿4月じゃ後10ヶ月ぐらい塩漬け不可避かと思いきや、これまた帳尻合わせで2月に掲載した事にした。
この頃はどこに配置しても違和感のないネタが多かったのでそういう強引な配置転換も可能だったのだが、そもそも論で言うと本編は5月スタートだからこの話自体が時系列不明だったり。
まあ普通に考えるとここで描かれたのは高校一年生の出来事で、つまり本編より少し過去の話を突然持ち出したものという理解が一番適当であろう。
ネタ自体は背景や吹き出しのデザインの試行錯誤が独特なところ。それと1コマ目、長身をアピールすべく煽り構図でやろうと考えそれなりに努力した結果意図は分かる程度には描けたと思うけど、もっとガッツリやれればなってところか。精進あるのみ。
作成 2020年2月
投稿 2021年5月
掲載 2020年7月
前回に「元々は1試合で終わる読み切りの予定だったがもっと続く事になりそうだったので軌道修正した」みたいな話をつらつらと語っていたが、これもその余波のうちにある内容。
1試合だけだったらそんなにポジションチェンジする必要なんてないけど数試合、しかも連戦もする場合を考えるとこういう風に複数のポジションをこなせる選手の存在が意味を持つようになるだろうという考えだ。
それで身長もある交野くんは前線で使えるんじゃないかと考えてそういう練習もさせる事となった。ラインアウトでは専用のサインを決めておくらしいというラグビー知識と合わせて完成。
それで修正箇所だが、ほとんどいじってないようにしか見えない。ただ2コマ目のラインアウトは元々関根くんと高崎くんしか描いてないスカスカ空間だったものが前後に色々付け加えたりした。
3コマ目は、本来はもっと長身や足の長さをこれでもかと強調するような煽り構図とか考えてたのだが、ちょっとアイドルっぽいポーズが思いの外気に入ったので結局修正なしに。これもオチが弱いな。エイトくんのおおらかさアピールにしても適当すぎる。
作成 2020年2月
投稿 2024年5月
掲載 2020年4月
元々はなんと2月に描いたものが2月に投稿されていたのだが、これはさすがに拙速。今作の見どころというか努力しどころは手書き文字、グラデーション、炎、光の柱など多種多様な背景エフェクトだったが、その点に関しては今見ても割と凝ってるなと思わせる。当時はそれをこのスピードで出したんだからよくやったものだ。
内容としてはちょっとした前後編の後編みたいなもので、交野くんが各方面から勧誘されまくってるけど同じ新入生で体格普通の仮屋くんはスルーされていた。でもそういう一見平凡な人間にも率先して声を掛けるのがエイトくんだった、みたいな流れ。それと当初は仮屋を刈屋とか書かれた誤植も多かった。本作もそうだったのでこれを期に修正しておいた。
作成 2020年2月
投稿 2022年4月
掲載 2020年7月
作成日時は正確には2月29日だったらしい。4年に一度しかない日に一体何を。しかしこれほど難産だった作品も他にそうなかった。というのも、一度修正して上げたけどそれにもまだ不満があって二度目の再投稿をしたのがこの投稿2022年4月という表記の正体であるからだ。
内容的には上記で触れた交野くんとのコンバートネタの続編あるいは姉妹編で、仮屋くんがバックスに入ってみたというもの。その中でテンちゃんのコーチぶりをアピール、したのはいいが絵は本当に定まらなかった。
まず1コマ目のテンちゃんの手とか、2コマ目の仮屋くんの表情とか、それとテンちゃんの縞模様。絵のクオリティを劇的に下げていたのはこれがメインだった気がしないでもない。
同じような線を描き続けるにはどうすればよいかと言えば同じような線を描き続けるしかない。しかしその努力をしてこなかったつけがこういう形で噴出するとは。でもようやくそれっぽくなったと思うし、これからもチャレンジはしていきたい。
作成 2020年3月
投稿 2023年1月
掲載 2020年7月
炎の3連コピペが印象的な一作。手抜きを超えた手抜きだが、これも当時からすると自身最新鋭の技術を駆使した入魂のコピペではあったのだ。というかそれぐらいの機能も使いこなせてなかったのかと愕然とする。
演奏している曲はもはや言うまでもないけどトルコ行進曲。タイトルもモーツァルトのそれが含まれるピアノソナタにしてみた。もしかしてこのスキャットも歌詞扱いされたりしちゃうんだろうか。
元の掲載は2020年4月だったらしい。1ヶ月程度で世に出された事になる。なにぶんコピペ作品なので完成は早かったゆえだが、クオリティに関しては決して高いとは言えなかったので後に手を加えた。しかもそれを更新するためこのページを見たら画像指定ミスで別の話が上に載っていたが今日の今日まで気付きもしなかった。酷くない?
というわけで改変だが、コピペは相変わらずで、ただ清岡くんは全体的に書き加えられている。元々一つのレイヤーに全部描かれてたのだが、今じゃ考えられない。3年も経てばそういう小手先のテクニックも磨かれるものだ。4コマ目の表情も美少年度合いがアップしたし。
1コマ目はなんか背景スカスカだしどうしようかなと考えたところ、往年の少女漫画みたいに花を背負わせようと考えた。それで百日草を添えてみたが、ううむ。なお百日草は英語でジニア、これをチーム名に用いる案もあった。
作成 2020年3月
投稿 2020年5月
掲載 2020年6月
動物占いとかいう平成時代のちょっとした流行を不意に掘り当てて、その辺から話を膨らませた代物。当初はここに出てくる3人分しか考えてなかったけど他の連中や新キャラにも何らかの動物を当てはめて、それはそのうち出されるであろう新型の名鑑にて披露される予定。
放射と円の定規を用いての背景や文字に無駄に挿入したグラデーションなど、今まで使いこなせなかった技術を少しずつ使えるようになった喜びが画面からもうかがえる。2コマ目の演出はやっぱりいいぞ。
エイトくんはラグビー馬鹿なので略してラバ、ラバは英語でミュールなので愛称はミュールズってのは我ながら割と完璧なロジックだと思う。
作成 2020年3月
投稿 2020年5月
掲載 2020年3月
絵的には1コマ目のタックルの鋭さとか4コマ目の氷の冷たさとかは強調して描こうとした。スポーツを描く際に必須な躍動感を出すにはもっと細い線を何本も何本も入れ込むなどやり方はあるだろうが、試してみてもどうにも様にならない。
内容に関して、本作は元々強豪たる皇子と練習試合をしてそれを打ち破る短編として構想された事は先述の通りである。しかしこの時期になると大分予定は変わっていた。平たく言うと試合が終わってからも続ける前提になっていったのだ。
そうなるともはや無理に勝たせる必要もない。だったらエイトくんには怪我でもしてもらって本領発揮出来なかっった事にしようという決定がなされてそれに基づきこれも描かれた。正直な話エクスキューズってだけの存在。
作成 2020年4月
投稿 2022年4月
掲載 2020年8月
試合前最後の一つだが、これまたガッツリアップの顔が連発する割にそのクオリティが今ひとつだったのでいつかどうにかしたいと考え続けていた。特に菊池くんの表情を。それで大分それっぽくなったのでようやく再投稿したという次第。
だから修正箇所はほとんど2コマ目と3コマ目の顔だった。一応背景の処理をちょっと変えたとかそういうのもあるけど、全体的な印象を変えるほどではない。
内容的には男の友情とでも言えばいいのだろうか。一方がもう一方に全てを委ねるわけではない。譲れないものは譲らない。でもそれ以外は喜んで譲るような、そういう関係とでも言うのか。割と熱いと思うんだけど。
作成 2020年5月
投稿 2021年3月
掲載 2020年5月
コロナウイルスが大暴れしている真っ只中に作られたので4コマ目にかなりうろ覚えっぽいアマビエなんかも描かれている。完全なる時事ネタだったが、こんなのも一度消して改めて翌年にアップする蛮勇はいかがなものだろうか。
ネタ的にはなかなか出番の少ないプロップ二人を大フィーチャーしているのが珍しいところ。2コマ目とか二人だけでギチギチになっている。でも修正前はその辺がちょっと弱かったので手を入れた。それとテキスト部分も。
でも「こいつらをテーマに一本描いておこうか」ってのが動機の全てだったのでオチなんかはろくに考えておらず、思いついたものもいまひとつ弱かったので最後にアマビエを描き疫病退散を願う飛び道具。
というわけでここまでで一話限りか続いても二三話程度で終わる短編主体の序盤戦は一段落となる。次回からは初の長編となる皇子編について色々見ていきたい。