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不織布が遮る朝の沈丁花

 今回は2019年の10月から12月に描かれたものをまとめている。数で言うと10月は3作品、11月は2作品、そして12月はわずか1作品のみと見事に右肩下がりとなっている。さていよいよネタが尽きてきたかな。いや、忙しかったんだって事にしておこう。


 最初に書いた時とは別の編集方針になったので途中で無茶苦茶順番を入れ替えている。正直しんどいなんてもんじゃないけど、どうせ読者は少ないから何がどうとか分かるまいと開き直ってみる。最悪だなこの作者。でも元々の方針で一つ漏れがあったから慌ててこの洗い直し作業してるわけだから、まあ有意義な日曜日の過ごし方だこと。




挿絵(By みてみん)


作成 2019年10月

投稿 2019年12月

掲載 2019年10月


 なぜか閲覧数トップがこれ。そんな大傑作な内容でもないし絵的にもそれほど充実しているようには見えないけど、どんな事情であれ見られないよりは見られるほうが喜ばしいものだ。


 でも内容を見ると、生駒くんがこんな感じで使えるキャラになるのはありがたいものであった。幼馴染の男子二人の中で菊池くんはこういうのできそうもないからなあ。


 エイトくんが日本ラグビー最悪の瞬間と言える試合を見ているのはひとえに「メメント・モリ」の精神だ。天を知り地を知る事で調和は生まれる。実際この試合がYoutubeにあるけどやっぱ見てられないよね。日本サッカー最悪の試合と思われるアムール・ブラゴベシェンスク戦とかもどこかに映像が残されてたりするんだろうか。


 絵としては4コマ目の背景は色々足りないなりにエフェクトをつけようと努力した跡がうかがえる。ここから「もっとペン先のアイデアを」となって今後の変貌にもつながっていく。





挿絵(By みてみん)


作成 2019年10月

投稿 2022年5月

掲載 2019年11月


 まず一番大きな変更となったのは2コマ目と3コマ目、ラグビーをプレーしているシーンにおける背景の変更である。特に3コマ目、修正前は線がごちゃごちゃしているだけでかなりまずい演出だったのでこれを直せて良かった。


 そしてエイトくんの目という問題もある。平たく言うと、昔のエイトくんの目はちょっと大きすぎたのではないかという風に考えが変わってきたのだ。それこそ今回上の方であったキックオフパロの回みたいに中学生っぽく見えたりするし。それはそれで好きだけど。


 ともかく、大きな瞳の中には夢やロマンが広がっているが、もっと微妙な表情をつけるためにはむしろ少し小さくしたほうがニュアンスが伝わりやすくなるような気がするのだ。だからドリーミーな内容ならともかく今回みたいなのならそこまで大きな目である必要はないと考えて実行した。


 内容的にはドロップゴールという技術について。実力あるチーム同士の接戦でこれが勝利の決め手になったりしてると格好良いプレーだが、ここぞの場面で発動してこそのプレーでもあるのだろう。




挿絵(By みてみん)


作成 2019年10月

投稿 2019年12月

掲載 2020年1月


 これなんかは絵的にもシチュエーション的にもお気に入りの一撃だったりする。こういう麗しい光景をいっぱい描きたいんだけど、物語ってじゃじゃ馬ならしみたいなものでなかなかうまくいくものではない。


 今改めて閲覧数を見ると同時期に投稿された作品と比べても割と伸びているのはそういう部分が伝わったからなのではないか。でもオトッペネタのほうが遥かに読まれているのは割と不思議。




挿絵(By みてみん)


作成 2019年11月

投稿 2023年2月

掲載 2020年2月


 元々は2019年12月に投稿されていたらしい。絵的に古いのは分かっていたしいくつかの不備があるのも分かっていた。でも修正する気になれなかったのはそういう部分を含めても割と気に入っていたからだ。でも気持ちが変わった。だから修正した。生々しい事を言うと前は閲覧数が他より多かったので消したくなかったけど今はかなり追い抜かれたってのもあるし。


 というわけで改変部分だが、まず1コマ目は効果線を入れたのが一番。テンちゃんの表情とかも多少いじっている。2コマ目はもっと簡単で校舎の背景を入れたぐらい。だから絵的には古いけど当時なりに十分充実してるんだよ。


 3コマ目は結構いじった。それまでは吹き出しの部分に背番号のローマ数字をアイコン代わりに使用していたが、結局この文化はこれ一本で廃れて実際に顔を描くようになった。そっちのほうが分かりやすいからだ。それはねえ、作者としたら「こいつの背番号何番だっけ? そうだ、名鑑を読み返そう」とかやってほしくはあるんだけど、読者からするとなんでそこまでやってあげなきゃならないんだってなるのは明らかだし。


 それでちょっと丸っこくデフォルメされたアイコンは、完全に新作となる。後は左の人物がもしかすると幼少時の生駒くんと間違えられるかもしれないという無駄な懸念から、戸羽くんの台詞修正やサイドテールっぽいのを描いてカッコちゃんだよって部分を増やした。


 4コマ目も主な変更点は背景だが、テンちゃんのスモックの形も前よりビシッとさせた。それと3コマ目もそうだったけど、ちょっとした手書き台詞も追加。また背景との兼ね合いで台詞の吹き出しが消えた。まあ分かるだろうと信じてみせる。まあ分かるだろう。




挿絵(By みてみん)


作成 2019年11月

投稿 2024年4月

掲載 2020年6月


 元々は2020年2月に投稿されていたものを上げ直した。ただ内容的にはそこまで不満があるわけではなかったので絵とか背景の微調整レベルにとどまっている。3コマ目と4コマ目の取ってつけたような背景とか。


 それでもなお全体的には白いけど、加えるだけが修正じゃないし全体的な可読性なんかも考慮すると白いのは決して未完成、マイナスとは一概には言えないはずだ。そういう意味だとあえて白いままにしておくのもまた勇気だろう。でもやっぱり何か入れたくなるよね。結局は調和よ。


 初っ端の著作権ギャグはちょっとお気に入り。関根くんのいわゆるリーゼント的な髪型は、フッカーは腕っぷしの強さと理知的な部分の両立が不可避と見てそれを古典的な不良ルックスに仮託したものだ。


 不良が理知的なのかと思われるかもしれないが、今あえてこういう格好を選択するからには何らかのポリシーはあるはずだと考えるのはあながち不自然とは言えないのではないか。


 例えばJリーグ開幕当初にヴェルディを応援するのはニワカ率も高かっただろうが、今ヴェルディを応援してるのはよっぽどのポリシーがある人しかいないだろうとか、そういう考えだ。


 絵的には4コマ目のエイトくんの表情なんかは前より大分うまくいったと思っている。変顔とかそこまで崩しまくりたいわけではないが、せっかく漫画という表現方法を用いるからには現実以上のパフォーマンスを示さねばもったいないものだ。この辺をもっとうまくやろう、やりたいと思いながら秋は暮れていった。




挿絵(By みてみん)


作成 2019年12月

投稿 2021年5月

掲載 2020年4月


 3月の修正は新倉くん連発だったが5月の修正は交野くん連発と、何だか修正箇所が偏っている気がしないでもないが、逆に言うとその辺がなかなか定まりきらなかった部分でもあるのだろう。


 内容的には交野くんというよりエイトくんの時に支離滅裂な喋りっぷりがキーとなる。というわけでそのクライマックスたる3コマ目のセリフは割と修正された。絵では1コマ目の交野くんを勧誘している連中のディティールが細かくなったとか、トーンの独特な使い方など。絵はあんまりいじってないし、その必要性はあまり感じなかった。


 ともあれこれで主人公の名字変更に伴う第一次修正は終わった。それ以降は純粋にクオリティの面における変更がメインとなる。

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