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ベランダに蔓草絡む初夏の朝

 ゴールデンウィーク付近には買い物欲が高まって、本を買ったり服を買ったり体重計を買ったりラグビーボールを買ったり自転車を買ったりした。特にラグビーボールに関しては、サイズ感とか握り心地といったフィジカル的要素を作中にも上手く取り込んでいければと思う。


 それと本に関しては購入した一冊はポーズ集。どうも毎回ワンパターンな構図が続いていて、それはまさしく手癖だがどうせ手癖に走るならせめてもっとバリエーションを増やさないと描いていても面白くないので、そういう部分の鍛錬に使いたい。


 今後、とは言っても反映されるのは当分先になるだろうが、それまで大体棒立ちで描かれていたところが急に下手なぎこちないポーズを取るようになったらこの本の影響かなと考えていただいて差し支えない。


 また体重を早速計ってみたところ、一番太っていた頃より5キロほど痩せていた。一番太っていた頃はちゃんと運動をしていたので、その痩せた分はほぼ全てが筋肉だと見て間違いないだろう。とにかく健康に気をつけてこれからも生き延びたい。


 今回は前回の続き。引き続きエイトくんが色々なスポーツなどに挑戦していく。普段使わない筋肉を使うと疲労感が大きくなるように、普段描かない小物なんかをああでもないこうでもないやっとそれっぽくなってきたかなどと描いていくのはしんどかった。やっていくと大いなる何かを成し遂げた感覚で満たされるがそんなところで立ち止まっては本来いけないものだ。


 新鮮さをなくすぐらい描いて、それでなお手癖などに走らず新鮮さを保てるようになれれば素敵なものだが。それはそれとして週末に雨降りすぎでろくに外出も出来てない。せっかくの心地良い季節が、ぼやぼやしていると灼熱に包まれてしまう。


挿絵(By みてみん)


作成 2021年5月

投稿 2022年5月

掲載 2022年7月


 この辺の投稿事情はやや錯綜していて、掲載順からすると当初からテニス→野球サッカーで計画されていたのだが、最後のまとめ部分が入る事と当時は描き直し作品も投稿されていたので4新作ではなく2新作プラス2描き直しというペースだった事、そして4月の最後と5月の最初というつまりはゴールデンウィークの始めと終わりに掲載というタイミングもあってこういう形になった。


 内容的にはここまでずっと板蓋くんがフィーチャーされまくっていたけど別の新人も採り上げねばって事で三波くん。広く浅くでやってきたから最初はそれなりにそつなくこなせるけど、これが専門的になると「なんか面倒臭くなってきたな」と離れるのが彼のいつものパターンであった。


 しかもラグビーなどというトップクラスにきつい競技に突撃してきてそれを繰り返さないわけがないのだが、その辺はそのうち触れる予定。相変わらずテンちゃんは褒めて伸ばす指導だけど競技特性からしても限度はあるものだ。


 そしてテニス描写だが、これまた露骨なパロディとなっている。過剰演出気味な背景もなんか笑えるし。ラケットとか普段描かないものを地道に描くのもそれはそれで達成感があった。




挿絵(By みてみん)


作成 2021年8月

投稿 2022年4月

掲載 2022年7月


別のところで10年ほどサッカーの小説を書いたり、ここではラグビーがテーマの漫画を描いたりしているが、元々見るスポーツとして作者が一番熱心だったのが野球なのは本文からしても明らかであろう。


 というわけで野球系の資料はいくらか入手しており、そこには当然歴代の名選手が躍動する写真なんかも収められている。それで今回、野球メインで絵を描こうとなった時にそれらの写真をオマージュ的に利用しようと考えるのもまた自然な流れであった。


 しかし写真にも当然著作権はあるのでそれを犯してはならない。そして写真の著作権だが、日本の法律においては1956年の12月31日までに撮影された写真の著作権はすでに満了しているが、それ以降の写真であれば撮影者の死後50年という保護期間が設定されているようだ。元々は公表後50年だったみたいだけど1996年に改正されたとか。


 というわけで物理的には70年代の写真でも場合によっては使える可能性はあるのだが、カメラマンが誰でいつ亡くなられたかといったデータはないので安全確実な道としては結局1956年より前のものを使うのが一番という結論にたどり着いた。無論その頃からとっくに野球人気は定着していたので使えるものはいくらでもあるので、そこは困難にならなかった。基本的には40年代や50年代のプロ野球から採られている。


 まあ古い写真だけあって細かいところはぼんやりしていて、そこを適当に補完した部分はあるけど、つまり元ネタがある割に完成度低いなと思えるパーツはまさにそういった描かれ方をされたものである。


 それで今でも思い返すのは4コマ目。元々は別の「1956年撮影」とされる一枚の写真をモチーフにする予定だったのだが、ユニフォームのデザインやそこに写った選手の組み合わせを見ると1957年である疑いを捨てきれず、結局明確に古い複数の写真をコラージュ的に再構成したような絵となった。キャッチャーの装備も描くの面倒だったな。


 それと背景には今まで使いこなせていなかった技術が色々と用いられて、これらの技術は今後も便利に使われていくだろう。




挿絵(By みてみん)


作成 2021年4月

投稿 2022年4月

掲載 2022年8月


 サッカー部に関しては描かれたのが今回で2回目となる。前回は主にプレー中のカットを連発していたが今回は試合する前に喋ってるだけで、内容的には後退しているのか。いや、むしろ前回プレーを描いたからこそ今回は関係性を描けたんだと捉えたい。元々エイトくんもサッカー部所属でいわば最大派閥だったわけだし、当然そこには人間関係もあるだろう。


 前回は出てこなかったゴールキーパーの関根くんをちゃんと描けたのは今回の収穫の一つだ。関根くんは元々前の4コマだとオチ担当でいたけど、ネタとして弱かった上にキャラも違うかなってなったので、一度は完全に描かれたものを白紙に戻して描き換えられたという背景があった。そう言えば関根くんは描かれるうちにルックスが良くなってきた一人だ。


 ユニフォームデザインに関してはさすがは同じルーツを持つフットボールの仲間だけあってそこまで違いがない。そう考えるとあんな奇形進化したアメフトのセンスは凄まじいものがある。


 今回の内容はサッカー部全般でもありつつ、本命は松平くんについて。今回も名前を忘れられたりモザイクがかかっていたり背景に紛れたりとぞんざいな扱いがなされている。でも別に嫌われてるわけじゃないし無口なわけでもない。むしろナイスガイだ。4コマに切り取られるタイミングの綾で空気みたいになっているだけであって。




挿絵(By みてみん)


作成 2021年10月

投稿 2023年2月

掲載 2022年9月


 そして今までのまとめとしてカッコちゃんが所属している新聞部にも協力するエイトくん。当初の投稿日はテニス部と同じ5月だったが、その頃は3コマ目の部屋内の背景がスカスカだったりでかなり未完成の雰囲気が漂いまくっていたので本で埋めたりロムーっぽいポスターを貼り付けたりして大幅に修正した。あと1コマ目のLINEっぽい何かも。


 原稿に関しては1コマ目と2コマ目で干渉する部分が違うので読もうと思えば読めるはずだが字が汚いのでそこまでしようという気が失せても仕方ないか。ちょっと分量がね。結局根性論みたいなまとめ方になってるし。


 4コマ目は背景やカッコちゃんのポンチョ風衣装なんかも含めてよろしいかと思う。まさにお隣さん。最近近所で住宅が作られまくっているが、そこなんかもこれぐらい近くに家が林立してる感じで、お隣さん同士はさぞかし仲良くなるんだろうなと思う。




 今回はここまで。本当はもうひとつぐらい入れようかと思ったけど、タイミングが微妙なところなのでやっぱり次回にする。暦の上だけじゃなくて本当に夏が来るからね。

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