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ドラゴン族放浪記  作者: たこ焼きさん
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人間になったドラゴン

「うん、、、ここは、、、」

魔王め、いきなり魔法を浴びせやがって酷いことしやがる、身体中が痛いや、、、

でも右手も左手も普通に動く、そして両足も問題なく動く、

そして尻尾は、、、、

うん?尻尾の感覚がない、、、

大事だからもう一度確認、尻尾の感覚は、、、

やっぱりない!!?尻尾の感覚がない!!

落ち着け俺、他はどうだ?

他に欠けている所は、、、翼の感覚もない!!


そしてタコールは目の前に湖がある事に気づき、

水面に反射した自分の姿を確認する、、、


「人間になってる〜(しかも猿顔)!!」


そう今日はタコールが長い人生で一番驚いた日であった。





、、、、、、

自分が人間になったことに気づき、やっと今の自分の状況を把握し始めた。

魔王のあのセリフから僕はドラゴンから人間になる呪いを掛けられたようだ、



「くそ〜、魔王め!なんて酷いことしやがる!僕が何をしたって言うんだ!魔王に100年前にスカウトされて、雇って貰った給料で、お酒飲んで、だらだら昼寝して、メスドラゴンを呼んでむふふな思いをして、せっかく楽しい日々を過ごしていたのに、、、、」

って冷静に考えると100年何も仕事してないな、これが呪いを掛けられた原因か。


しかしこれからどうすべきか?

最終的には酷いことをした魔王に仕返しをしてやりたいが、この非力な身体では無理だな、、、というか元の万全な状態でも魔王とまともにやっては勝てない、、、

当面のの目標は元のドラゴンの身体に戻ることかな。この非力な人間の身体では魔物や人間に襲われた時にあっさり倒されてしまいそうだ、、、

しかし、魔王の協力な呪いを解除出来そうなのは魔王軍にはいないな、、、そうなると聖なる力を持つ人間やエルフに解除を頼む形になるか、、、


とりあえずここに居ても仕方ないから移動するか。

今は人間の姿だし、幸いにも初めから服は着ていたし、人間の街に行っても問題はないかな。

ちょうど少し先に道(と言っても整備されていない)のようなのがあるし、そこを進めば街も見つかるでしょ。




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