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俺のクラスメイトが魔法少女な件  作者: のろとり
~第2章~俺のクラスメイトに刺客が居るで章
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第32話 俺の学校が変な奴の巣窟な件

 サブタイは「◯◯の××が△△な件」のような形に統一してますが、思い付かない時は何も思い付かないのでその時は適当に穴埋めしてます。

「ラン! 次は掛け声を出しながら光速で動く練習だ!」


「分かった部長! いち、に、サン〇ー! ファイ〇ー! フリー〇ー!」


「力男、あれは何をやってるセイ?」


「見れば分かるだろ? 光速で動く練習だ」


「明らかにやってることおかしいセイよ!?」


 そうだな、明らかにおかしいな。だが突っ込むな、あれが陸上部での常識だ。光速で移動してても、掛け声がおかしくても、分身が見えたりしても陸上部ではよくあることだ。


 俺はペンヨウを連れて朝早くから学校に来ていた。ペンヨウはカバンの中に入れて登校してきた。陸上部の練習が見えたのは、息苦しいだろうからと若干カバンを開けているため、その隙間から覗いたのだろう。


 千里眼でマホ達の行動を確認しつつ、登校していたが、魔法少女3人が固まって移動している事から、マホと勇子は無事手紙に気がついたようだ。俺からは咲黄に連絡していないが3人一緒に居るのは、マホか勇子のどちらかが連絡したのだろう。


 朝にポストを確認する習慣が無かったらと思って、透視とテレパシーを使ってマホと勇子に「ペンヨウが学校に居る」と送ってたが、不要だったか? まぁ念のための行動だったから、結果的に気付いたなら問題ないか。


 ちなみにだが、前にテレパシーは視界内の相手にしか送れないと説明したが、裏技として『透視』を使えば壁の向こう側に居るも相手にもテレパシーが使えるのだ。具体的に言うと、家の中を透視してマホと勇子が寝ている場所を発見。透視中は家の中や壁の向かうも見える(視界内になる)ので、2人にテレパシーでメッセージを送った。


「そんなことより、ちゃんとカバンに隠れとけ。先生に見つかったら、ぬいぐるみとして没収されるぞ」


「ペンヨウはぬいぐるみじゃ無いセイ」


「はいはいそうだな」


 学校に関係無い物を持ってきたと言う理由で没収されるのはまだマシだ。ペンヨウは飛べるようだから俺が何かしなくても、1匹で脱出出来るだろうからな。一番困るのが未確認生物として捕まることだな。お前それやったら助けられないからな、本当に注意しろよ?


「おはよう……って、こんな早くからだと誰も居ないか」


「静かセイね。いつもとは違う場所に思えるセイ」


「え、お前いつも学校に来てるの?」


「いつもカバンの中に入って寝てるセイ! でも教室をじっくりと見たのは今日が初めてセイ」


「生活リズム狂いそうな生き方してるなお前……」


 そんな生活してたら夜寝れなくなるぞ。マホ達はいつも昼は屋上で食ってるようだし、その時は外に出てるかもしれんが、ずっとカバンの中とか身体痛くなりそうだな。今度マッサージしてもらえ。


「お、マホ達が見えた」


「何処セイ!?」


 俺は雑談をしつつ千里眼でマホ達の場所を確認していると、近くまで来ているのに気付いた。場所から考えるに窓から見える位置に居るので確認していると、マホを先頭にして他2人がヘロヘロになりながら後ろを付いてきていた。


「おい待て外を見ようとすんな、誰かに見られたらどうすんだ!」


「あっ、忘れてたセイ」


 本当に大丈夫かよ。俺はペンヨウをマホの机の上にちょこんと座らせて教室を出ようとしたが、扉付近でペンヨウに別れの言葉言ってなかったと思い出して、後ろを振り返る。


「またマホの側から離れるようなことするなよ?」


「分かってるセイ!」


「それと、その……あれだ。何かあれば相談しろよ。魔法少女の力になれなくても、話ぐらいは聞けるからさ」


「ありがとうセイ!」


 俺は教室を出て、マホ達とすれ違わないように教室から遠い階段を使って図書室へと向かった。教室に居たらマホやペンヨウは俺が居るのが気になるだろうし、人目も気にせず泣いたら泣いたで、我に返ったあと見られたの気付いて慌てるだろうな。


 だから図書室で身を隠させてもらう。教室は4階にあるのに対して図書室は1階だから、わざわざマホ達が訪れることは無いだろう。仮にバッタリ会うようなことがあっても、テスト間近だから勉強してると誤魔化せば良い。


「私にもこんな王子様が現れてほしいわね」


「なんか居る」


 俺が図書室へ入ると、1人の女子生徒が本を読んでいた。こんな朝早くから女子生徒が図書室に居るのは少し意外だったが、恋愛系の本を読むのに集中していて俺に気付いてないようだ。


 俺とその女子生徒しか図書室に居ないようだが、独り言が漏れてるのは何か言った方が良いだろうか、いやでも聞かれてると知られたら恥ずかしいよなぁ。


「そう、か弱くて小さい王子様は国民を守るため、自ら殿を務めて悪役と戦うの! でも王子様はなす統べなく倒されてピンチな所に私が2人の間に入ってこういうのよ。「それ以上するなら私が相手になるわよ!」ってね。余裕な態度で悪役を倒した私は王子様に「もう大丈夫よ。安心していいわ」ってね。堂々と胸を張ってそう励ます私に王子様は恋をするの。でも私と王子様の間には決して簡単に越えられない大きな壁があるの。私は王子様に苦労は掛けられないと身を引くんだけど、王子様は諦めずにたった1人でも壁を越えようと切磋琢磨するの。そんなか弱くて小さな王子様を見て私は思わず止めるけど、王子様はこういうのよ。「僕は貴方の勇気ある行動に救われました。今度は僕が勇気を示す番です!」ってね。その時私は思い出すの。王子様は自分に力が無いのを分かっていながらも、国民を守るために自ら進んで悪を倒そうとした無謀でありながらも、その体格に収まりきらないほどの勇気を持っている人物だってことに。私はそんな王子様の姿を見てよりいっそう惚れて、とうとう私達2人はとうとう壁を乗り越えるの。でも、王子様は壁を越えるために無理した結果倒れちゃうの。そんな愛する王子様を私は毎日看病を続けるの、王子様から貰った勇気を今こそ返す時だってね。私の必死の看病のお陰か、王子様は少しずつ元気を取り戻すと同時に私と王子様との間にある愛はより強固なモノになっていくの。そしてとうとう私と王子様は結婚するの!」


「えぇ……」


 え、なにアイツ怖い。緑色の髪してて目立ってるし、何より独り言もとい妄想が怖い。よし、アイツには近付かないでおくか! 上履きの色から見るに同じ学年のようだが、顔は見たこと無いから幸いにもクラスは別のようだ。これなら関わることは無いな。


 俺は不審者から距離を取りつつ、本を選ぶフリをして千里眼と念聴でペンヨウ達の様子を確認する。そろそろ教室に着く筈だが……。

【透視】

 壁の向こう側や閉じたカバンの中など、通常では見れないモノを見れるようになる超能力。珍しくデメリットだったり扱いにくい部分は無いだが、強いてあげるなら服を透視しても下着や裸は黒塗りされて見れない謎使用になってる。

 通常だとあまり使い道は無いが、テレパシーと組み合わせると、壁越しの相手でも心が読めるようになる。ぶっちゃけると、透視を弱体化させる方法が思い付かなかったので、能力そのままにした。


 最後の恋愛脳怪文書キャラは新キャラです。

 終わりが少し寂しかったので、ちょっとフライング気味に出てもらいました。

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