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聖女はギャル!  作者: 如月冬香
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十五話 その舞で。

レンくん目線に戻ります。

 「やばい!浄化出来ない!!」

そうチユは叫ぶ。多分僕が予想するには、極度に緊張しているのだと思う。チユは表向きには明るいが、実はネガティブに考えることが多いと感じている。

 さっきからチユに返事がない。これはヤバい。

「チユ!しっかりして‼︎」

僕の声でやっと正気に戻ったチユはこちらを向くとまた焦り出す。

「やばいじゃん!浄化出来ないとみんながヤバいやん!どうしよ!」

どうする。どうしたら落ち着かせれるんだ。


 そういえば、前にも同じことがあった気がする。何が、どこで、そんなものは思い出せない。だが、顔はぼやけているが黒髪の子女の子がとても緊張してて、どうにかしなくちゃ!って時に、昔、本で見た緊張の解し方を思い出して必死にその子にしたんだっけ。

 ……僕はその時、どんな風にしたんだっけ?

 

「落ち着いて。ねぇ、チユ目を瞑って深呼吸するんだ。」

すると、素直にチユは、目を瞑る。そして深呼吸を始めた。ある程度落ち着いてきたかなって思い次は

「そしたら手を出して。」

ゆっくりと震える手を僕に出す。本で見た緊張を和らげるツボを押しながら僕は必死ににチユに伝える。

「大丈夫。チユは出来るよ。あんなに練習したんだ。あとはこの村の人達のことを考えるだけだよ。」


……なんだか、昔にも似た様な事を言った気がする。あれはなんで言ったんだっけ?

 チユと目が合い僕は微笑む。すると、あっ、と言う声が聞こえる。本人は声が漏れ出ていることに気づいていないが、

「……震える止まった。」

と、少し安心した様だ。

「よかった。出来そう?」

「……やる!絶対やり遂げる!」

そう言いチユは再び舞う。

 すると、地面から光が出てチユが舞っていくたびにどんどん光が強くなっていく。湖まで光が届き、湖の枯れていた花々や草が生えていく。

 僕はチユが舞っている姿に魅入ってしまう。とても綺麗だった。金色の光と、剣を持って舞うチユ。

 すると、紫色に濁っていた湖が美しい水色へと変化した。浄化が、……成功した。

僕はしばらくぼーとしていたと思う。

「レン!キーラ!えっと、ニコ先輩?これ浄化出来たんじゃない⁉︎」

と、声をかけられてはっ!とし、すぐにチユの元へ向かう。

「チユ、成功したね。」

「さっすが、チユ様!」

「急にニコ先輩って呼び捨てにされた……。あぁ、それはいいんだけど、成功してよかったな。」

と、師匠は頭を撫でていて少し僕は嫉妬してしまうが、チユはぐへへへ!と今日一番の笑顔を見せていた。

 これで一安心だ。……だが、まだ問題が残っている。


先週、投稿しようと思ってたのに、気がついたら一週間たっててびっくりしてます。それから、十三話 えっと、なんか凶悪化してね? が抜けてたみたいです。見ていなかった方は是非見てください!!

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