日常生活のために
「一度ログアウトするか。」
僕はログアウトし現実に戻る。
「多分この服だと目立つよね。」
現在僕の服装はTシャツ一枚で下には男物パンツを履いているだけだった。
「なるべくボーイッシュな服装でいいかな。」
僕はネットでボーイッシュな服装を調べてみた。
「どれも高いなぁ。」
女性の服はどれも高かった。
そして男物の服はどれも僕の身長とはマッチしなかった。
「どうしようか。
やばいかも。」
外出用の服がないのは相当この後困ると思った僕。
「どうしたものかな。」
現状家から出ることはできないので、
「とりあえずはネットショッピングの服で身長にあったものを探してそれを着るか。」
僕は大手ショッピングサイトで色々な服をみるのだった。
「やっぱりどれも高い。」
女性の服の金額はどれも5000円くらいは超えていた。
「正直服の良さはわからないからな。」
お母さんからの仕送りや僕がバイトをしていたりしてたので、
いくらかのお金はあったけれども、
それでもお金を使うのには躊躇ってしまう。
「安い男物の服でいいかな。」
僕は黒一色のTシャツを購入した。
「ジーパンは今持っているのを蒔いたら使えそうだし大丈夫かな。」
男物のジーパンだけどまぁいいかなと思う僕だった。
「後は髪の毛だけどバッサリと切っちゃうか。」
僕はお風呂場まで行きそして風呂の中に髪を下ろし、
腰まで長かった髪をバッサリとショートカットくらいまで切るのだった。
「このくらいバッサリいっとけば
まぁ大丈夫かな?」
僕は風呂場にある鏡を見た。
「大丈夫そうだな。」
鏡を見て僕の使っていた帽子をつけても違和感を感じないくらいだった。
「髪の毛を洗い落としたいし風呂入るかな。
その前に髪の毛を回収してからだけど。」
僕は袋を持ってきて髪の毛を回収した。
「それじゃ風呂に入るか。」
そして全身を洗い髪の毛も落とした。
「うん。顔が整っているな。
でもみるからに男装をしてる女の子って感じがしそうな顔立ちだな。」
僕はどうしようもなかった。
いくら髪を切ったりしても顔の形は変えることができないからだ。
「どうしたものか。」
風呂から上がり体をバスタオルで拭いたらベットに横になった。
「難しいな女の子って。」
つくづく女性はむずかしんだなと思ったのだった。
「きっと手を抜いている人はそういう方法を知っているんだろうな。」
僕はそう思うのだった。
〜明視点〜
「大丈夫かな晴。」
現在俺は学校で授業を受けていたが、
晴が心配でたまらなかった。
あいつはいつも我慢していて自由になる時間が少なかった。
「だからゲームを上げたんただけど、
今のところそういった連絡ゼロだからなぁ。」
少し距離が離れて寂しく感じた俺。
「やっぱりおかしいのか?」
いつも心配でたまらなかった。
まるで弟を持ったような感覚だった。
何かしても危なっかしくて、
でも一緒にいると楽しくて。
「まぁ今あいつがゲームで楽しんでいるといいんだけどな。」
学校の休み時間。
俺は一人だった。
その理由はもちろんうちの学校では美女として有名だった人を、
停学にしたのが俺のと晴だったからだ。
元々晴も俺も先生からの評価は悪くはなかった。
その時に晴は痴漢の冤罪を仕掛けられて、
見事警察に行くハメになったが、
冤罪をしかけた女性がいつも冤罪をしていた人だったため、
逮捕は免れたが、
それでも俺の学校の女子どもは、
晴を変態扱いしたりした。
そして女子のものがなくなったらアリバイがあったとしても、
晴のせいになったりしていた。
「あいつもよく耐えたもんだよな。」
俺はそう思った。
俺だったら暴力で解決するからだ。
元々俺は体格もよく、
そして趣味で筋トレやスポーツなども自主的にしているため運動能力は高かった。
けど最近販売されたゲームにハマり今は筋トレだけになったが、
「それでもゲーム内で聖騎士と呼ばれるのはどうかと思うな。」
俺は一人で何をしてんだろと思うのだった。