ゲームスタート
『それでは初期設定を始めます。
キャラクター名をせってしてください。』
「それじゃサニーで。」
晴を晴れとしてそれを英語にしただけ。
あまりにも安直だが、
僕はゲームをするときにこの名前をしようしていた。
『それではリアルモジュールをしようしますか?
それとも1から作成しますか?』
「リアルモジュールで。」
姿が変わってしまったから大丈夫。
そう思いリアルモジュールをしようすることにした。
『それでは新たなる人生を楽しんでくだい。』
そう言われて僕の視界は一瞬で光で埋め尽くされて気がつけば噴水の前に立っていた。
「とりあえず探索するか。」
僕は噴水から真っ直ぐ門がある場所を目指すのではなく、
後ろの方向に向かって歩き出すのだった。
「持ち金は1500Gか。」
僕はいろいろなところを見て回ることにした。
見て回ったりそこら辺にある雑草を抜いてみたり、
石を拾ってみたりした。
「楽しいな。」
自由だった。
周りの視線などを気にせずに自由に見て周り、
興味を持ったものを観察する。
「いってぇなぁ。
何ぶつかってんだ?」
見るからに強そうな男の人とぶつかってしまった。
「ヒェ。」
僕は突拍子もない声をあげてしまった。
「あらぁ?こんなところで女の子をいじめてるお兄さんがいるわぁ。」
その声は野太かった。
声だけで判断すると男だった。
「おまえは!!」
その男は何か恐怖しているようだった。
「あらぁ私のこと知っているのかしら?
それじゃぁわかるわよねぇ?」
「あぁわかった。」
男はそう言って逃げてしまった。
僕は怖くて目を瞑っていた。
「大丈夫よぉ。
もう追い払ったわよ。
そんな怖がらなくてもいいわぁ。」
そういうので目を開けると男がいた。
それも女装をした。
僕が戸惑った様子でいると
「あぁこの姿ねぇ?
私はねオネェさんよ。
とりあえずうちの店までおいで。
悪いようにしないわ。」
「わかりました。」
僕はそのまま釣られるようにそのオネェさんに着いていくのだった。
「ここよぉ。」
そこは見るからに大きなお店だった。
「大丈夫。
ここは私のお店。
そんなに臆病にならなくてもいいわぁ。」
「そうですか。」
「見るからに初心者かしら?
そうねぇスキルを獲得した方がいいわねぇ。
何かしたいことはあるの?」
「生産系のスキルで遊びたいです。
僕。戦うの苦手で。」
「そうなの。わかったわ。
それじゃいくわよぉ。」
オネェさんは僕をお姫様抱っこして運ぶのだった。
その間僕は恥ずかしずぎて顔を赤に染めているのだった。
「ここよぉ。
好きに選んでいいわよ。
そうね3つ目でなら自由に選んでいいわ。」
オネェさんはそういうので僕はスキルを見ることにする
目についたのは付与術と呪術そして錬金術だった。
「あらぁ全て不遇と言われているわよぉ。
やめておいた方がいいわよ。」
「大丈夫です。」
「そう。後悔しないようにね。」
僕はその3つのスキルを獲得するのだった。
「これでいいのね。」
「はい。
ありがとうございました。」
「まって。
これあげるわ。」
そして2つ渡された。
1つは版もう1つはナイフだった。
「板は錬金版と言って錬金術に大切なもの。
もう1つは血濡れのナイフと言って呪術に必要なもの。
これはサービスよ。
でもこのゲームをやめないでね。」
そう言われた。
僕は頷き。
この場所から出ていくのだった。
「大丈夫かしら。」
最後にそんなことが聞こえた気がした。
「よし頑張ろう。」
ポーチから今まで拾ってきたものを手に取ってみた。
「これでいいのかな?」
わからなかったがとりあえず板の上に雑草を置いてみた。
「錬金」
そう言ってみたが何も起こらなかった。
「何かおかしかったのかな?」
僕は気になった。
何かおかしかったこと。
僕が今していないこと。
「そういやステータスを確認してないや。
ステータスオープン。」
僕はそういうのだった。
ステータス
名前 サニー
レベル:1
HP:100/100
MP:100/100
筋力:10
魔力:10
速力:10
器用:10
知力:10
運気:10
LP:100
SP:0
スキル
付与術Lv1
呪術Lv1
錬金術Lv1
称号
老い知らずの乙女
純粋たる器
探究心の塊
「なんか称号にあるなぁ。」
とりあえず説明を色々読むのだった。
HP
1LPにつき10上昇する
主に生存に関わる
MP
1LPにつき10上昇する
主にスキル発動や魔法発動に関わる
筋力
1LPにつき1上昇する
主に装備条件や物理火力に関わる
魔力
1LPにつき1上昇する
主に装備条件や魔法火力に関わる
速力
1LPにつき1上昇する
主に装備条件や速度に関係するものに関わる
器用
1LPにつき1上昇する
主に装備条件や命中率、生産などに関わる
知力
1LPにつき1上昇する
主に装備条件や特殊スキルなどに関わる
LP
レベルが1上昇すると100取得する
SP
レベルが1上昇すると5取得する
スキル
付与術Lv1
付与術を使用可能になる
呪術Lv1
呪術を使用可能になる
錬金術Lv1
錬金術を使用可能になる
称号
老い知らずの乙女
LP、SP取得5倍化
純粋たる器
取得熟練度向上
探究心の塊
未解明
「なんかバランス崩壊しそうじゃない?」
僕はそういうのだった。