新たなスキルを使う使う為に
今日は1本です
「それでは準備も完了しましたのでこちらにきてください。」
「わかりました。」
僕はわけもわからずギルドの個室にまで案内されたのだった。
「それでなんでしょうか?」
「いえ受付でポーションを50個も納品されると、
ポーションを台の上に置けないのでここにおいてもらおうと思いまして。」
「わかりました。
それじゃ代金の方を、」
「わかりました。
それがこちらの方になります。」
僕はそうして17500Gを手に入れるのだった。
「スキルって購入できますか?」
「一応できますがどういったスキルを御所棒でしょうか?」
「本を使った戦闘スキルとか存在しますか?」
「一応存在しますがとてもマイナーですよ?」
「いえ大丈夫です。」
「値段は500Gです。
使い方はあまりわかっていないようなので自分で見つけてください。
これが商品となります。」
そうして僕は新たに戦闘スキルを手に入れた。
書物術
「これはかなり面白いスキルだね。」
僕は一旦借りていた部屋まで戻った。
「魔法を魔術として保存することができ、
保存できる数は使用する紙の品質やレア度に依存するか。
とりあえず魔法書を作ってみるか。」
僕はギルドの受付に戻り現在かえる高品質の皮を購入した。
それは5000Gしたがまぁ仕方のない出費だろう。
そしてそれプラスで紙を500枚を1000Gで購入した。
「とりあえずは魔術として色々作らないといけないのだが、
魔法を知らないから難しいか。
それじゃ錬金術で紙に魔力を込めたりしてみるか。」
そして僕は紙を一旦水に浸した。
その水は蒸留水を使用した。
「ここに余った赤色の粉末を滲ませて。」
するとその紙は赤く染まった。
「これじゃまだ不安だから神聖水を一滴垂らして。
後はそうだなぁ。燃やすか。」
僕は炎属性をイメージして紙を加工した。
「なんか無理やり感があったけど完成した。」
手順の中で使用した錬金術は蒸留や粉末化のみで、
それ以外は魔力を注ぐぐらいだった。
アイテム名:炎に染まった魔紙
品質:5
レア度:4
効果
スキルレベル15までの全属性魔法のうちどれか3つ保存することができる
炎属性に限り20までそして5つ保存できる。
そして炎属性に限り攻撃に30%の増幅効果を付与する。
「やっぱり予想とは少し違うけど書物術に必要な紙を一枚作ることに成功できたね。。」
僕はそのまま炎に染まった魔紙を10枚作った。
「他の属性が欲しいけど素材が足りない。」
僕は素材が足りないことに気がつく。
とりあえず全属性の特化型の魔紙は10枚。
予備を考えると20枚は欲しい。
1枚の特化型魔紙を作るのに必要な粉末化した属性水晶は100グラム。
そして神聖水一滴。正直環境の変化はあまり意味がなかった。
「魔紙の素材の紙を厳選したらもっと強力な魔紙を作れそうだけど、
後回しでいいかな。
今はそれよりも魔法を保存するか、
魔術陣を描く方法を考えないといけないな。」
魔紙を用意しても魔法を魔術をして適正属性もしくはスキルを持たざるとも発動できるようになるためには、
元となる魔法や魔術陣を取り込ませる必要がある。
「とりあえず今の段階で本の形にしてみるか。」
ページ数は10枚と少なめだけれども魔法書を作ることに成功した。
アイテム名:赤の魔法書
品質:6
レア度:5
効果
属性魔法を30もしくは炎属性に限り50そして炎属性攻撃に30%の補正をする。
現在保存されているMP0/1000
「とりあえずMPを保存しておくとして、
でもいくら保存したとしても魔法とかを使えなかったら意味がないんだよなぁ。」
僕はそう言って時間ギリギリまで自分の今ある素材で最高の魔紙を作れないか色々試してみるのだった。
「どれもいまいちだね。」
どれも初めに作った魔紙を超えるような結果は生まれなかった。
そしてどれも中途半端の性能もしくは特化型すぎる凡庸性がない魔紙だったり、
一度使ったらそれっきりの魔紙だったり、
僕の思うような魔紙は作ることができなかった。
「魔石を作れればいんだけど。
属性変換は難しいからね。」
一応錬金術の上級の方になったらそういうことができるかもしれないが今はそれ以上に、
Lvが足りない。称号のおかげでレベルは上げやすくなっているはずだが、
スキルの熟練度もあまり上がらない。
「そういや僕のステータスってHPがすくなっただっけ?」
僕はステータスの100LPをHPに使用するのだった。