錬金術の成果
今日は2本の投稿です。
「集めていた素材があったけど。
これどうしようか。」
そこにはいろいろな色をした水晶があった。
「とりあえずこれを全て同量になるように分けるか。」
全て粉末状にして皿の上に乗せた。
そして合計5色の粉末ができた。
「それじゃこれをすべて混ぜるか。」
僕は鍋の中に入れた。
「これ鍋で合ってるのかな?」
名前がわからなかったため鍋と呼んでいるが実際にあっているかどうかは自分ですらわかっていない。
「まぁそんなことよりこの後どうするかだよね。
聖水を蒸留してみるか。」
僕はそうして聖水を温めて蒸留してみるのだった。
「できた神聖水。
聖水の上位互換アイテム。
まぁこれで10mLぐらいになってしまったけど。
それと水も蒸留して蒸留水も用意できたしポーションを作ってみるか。」
僕は蒸留水そして粉末状になった薬草を錬金板で錬成して、
ポーションを作る。
「これをさらに蒸留させてその後さらに薬草を加えていくとどうなるんだろ。」
僕はポーションを作り、粉末を加える。
そして水を足して蒸留を10回程度繰り返した。
「それじゃこれに神聖水と僕の血を足したらどうなるかな?」
僕はそうして出来上がったものを見た。
「なんか光ってるんだけど。」
出来上がったものは虹色に光っていた。
「そういや水晶の粉末ってどこいったけ?」
僕は思い出してみる。
「・・・あ。」
一緒に鍋で煮込んでしまっていた。
「やらかしてしまった。」
神聖水も粉末にした5色の水晶もそして蒸留したポーションも全てなくなってしまった。
血は無限にあるから別にいいけど。
「とりあえず錬金術<錬金アイテム鑑定>」
アイテム名:虹色に輝く神聖な血液
品質:8
レア度:9
効果
全属性耐性50%10分
全状態異常無効化5分間
全ステータス75%上昇15分間
リジェネレーションを付与10分間
HPを2300回復
20分後
全ステータス90%減少2時間
スキル使用不可1時間
「ボス専用のアイテムだねこれは。」
あまりにも短期決戦用のアイテムが完成した。
「これは思っていてた以上にすごいアイテムだけど、
コレジャナイ感すごいね。
呪術でも使って遊ぼうかな。」
「呪術<代償は己自身授かるは呪物>」
自身の最大HPを消費して呪物を作った。
「これはやばいものができたね。」
最大HPは10になってしまったが、
装備を作ることに成功した。
「呪凱の外套か。
外套に触れたものは生物や無機物関係なく腐食していく。
腐食が発動している時間はふれた時間×10秒か。
ボスに効かないはそりゃそうか。
ボスにも効くものができたらそれはそれで危ないから。」
僕はその外套を羽織ってみた。
「結構いいね。
あんまり動き阻害しないし、
これをつけておくか。」
僕はこの外套を羽織ることにした。
「一応ステータスを確認しておこうかな。」
僕はメニュー画面からステータスを確認した。
ステータス
名前 サニー
レベル:1
HP:10/10
MP:800/800
筋力:30
魔力:30
速力:30
器用:30
知力:490
LP:400
SP:50
スキル
付与術Lv1
呪術Lv1
錬金術Lv26
義眼Lv-
称号
老い知らずの乙女
純粋たる器
探究心の塊
禁忌を犯す者
「やっぱりスキルレベルが上がらないな。
まぁこれは仕方ないか。
何かしらの称号の効果でしょきっと。
気にすることでもないか。」
僕はそう決めつけてポーションを大量に作るのだった。
もちろん一回だけだが蒸留済みのポーションを。
「まだ4時間も時間のこってるけど、
素材も無くなったしポーションでも売ってみるかな。」
僕はとりあえず生産ギルドの受付まで向かった。
「すみません。」
「なんでしょうか?」
「自分が作ったポーションを売りたいのですが。」
「わかりました。
それではそのポーションをお見せください。」
僕はインベントリから取り出した。
「回復率15%の再使用には30秒です。」
「これは下位回復ポーションですけどなかなかの品質ですね。
これ一つ350Gでどうでしょうか?」
「わかりました。
50個あるのでどうしたらいいですか?」
「それでは少々お待ちください。」
僕はそうしてギルドの受付で待つのだった。




