女にモテたいなら、ダメ男になれ!
女にモテたいなら、ダメ男になれ!
ニノイアキノ空港に向かう機内で、脳科学者中野信子さんの本「あなたの脳のしつけ方」を読んでいる。この本にモテ力のしつけ方という章があり、脳科学的見地から見たモテ術が紹介されていて大変興味深い。
この本は「ダメ男は万国共通で女性とセックスできやすい?!」ので、不特定多数と次々と性的関係を結びたければ「ダメ男」になる事だ。と語りかけてくる。
ダメ男の定義は(青春出版社「あなたの脳のしつけ方」定価1400円+税、引用)
①ナルシスト的性質。「自己中心的で人にひどい事をされるのは許せないけど、自分が人にするのはOKと思える人」
②マキャベリスト的性質。「嘘つきである事、目的のためには手段を選ばない人で自分を良く見せるためには嘘をいとわない人」
③サイコパス的性質。「スリルを求めるタイプ、衝撃的にスリルを追い求める行動に出る事があり、他人の気持ちや幸せをあまり考えない人」
そして、モテるためには、容姿は絶対条件でないという、うれしい内容となっている。何故、ダメ男が、モテるのかについて知りたい人、そして女にモテたい人には「あなたの脳のしつけ方」を読むように勧める事にする。
私が関心を持ったのは別の部分だ。それは、たらし氏のようにセックスが大好きで、どんどん浮気をする人間とそうでない人間とは、脳科学的見地からどんな違いがあるのかについての証明部分だ。
それは「愛せる脳」と「愛せない脳」の違いを動物実験で証明したという部分で、実験の被験者は、生涯を一組のつがいで過ごす「プレイリーハタネズミ」で、哺乳類としては珍しく本能的に一夫一婦制をとるそうだ。ここからは、私の頭でも整理しやすいように「岩ネズミ」と読み替える事にして。
その様な哺乳類は3パーセントしかいないそうなのだ。
一方、97%に属している「アメリカハタネズミ」は、オスは特定のメスとつがいになることはせず、出会ったメスと次々と関係を結ぶそうだ。こちらは「たらしネズミ」と読み替えてみる。
この二種類のネズミは、どこが違うのか脳の違いについて、調べてみたところ。両者では、AVPという物質の量が大きく異なることが分かった。その物質は、脳の脳下垂体で分泌されるホルモン。それを、本書では「愛するホルモン」と呼んでいる。
そして、人間の場合この物質が少ない人の特徴は、結婚する割合が少なく、離婚率も高いそうだ。ネズミの実験は更に興味深い方向へと進んで行く。
浮気性である「たらしネズミ」のオスのAVP受容体の量を、もし貞節な「岩ネズミ」並みに増やしたらどうなるのか。
結果は、みごと一夫一婦制になったそうだ。
そうか、たらし氏はAVP受容体の量が少なくって、私は多いという違いがあるのだと大いに納得。ふと、私のAVPを減らすことも出来るだろうか。そうしたら一年ぐらい、たらし氏の人生も生きてみたい気もする。
そして、たらし氏のAVP受容体の量を増やしたら彼はどんな一年間を過ごすのかを見てみたいものだ。