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終末から来た男  作者: 北田 龍一
第五章 戦争編

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第五章の、主要人物まとめ

レプタル将軍


 聖歌公国に属する、亜竜種の将軍の一人。混乱の中でも、部下からの報告を聞き冷静に処理していた。ゴブリンとの交戦の時は、ほとんど名が出なかったが……特殊な急襲で混乱の最中にあったからだろうか?


スィマンス・サンダウナー


 風を纏うトンファーを扱う、亜竜種の戦士。『武人祭』にも出場し、本戦一回戦を突破していた。弟子たちと共に『亜竜種空戦部隊』を率いて、部隊の初陣に望むも……本職である『人魚族の空戦部隊』には叶わない。しかし応用戦術をその場で編み出している。

 ただ、『悪魔の遺産で武装したゴブリン襲撃』の時は、対空性能のある悪魔の遺産に攻めあぐねる場面もあった。サウダウナー自身の戦闘力も、武人祭出場者故に上等なのだが……今回は活躍の機会に恵まれなかったようだ。


イッシン・ホムラ


 和服を着こなし、峰が青い輝金属の長刀を扱う傭兵。実は武人祭で登場した、大鎧の男である。大鎧と大剣で戦っていたのは、本戦の要所まで本来のスタイルを隠すため。しかし武人祭が中断されたことで機会を逸し、傭兵として本来のスタイルで戦う。

 静と動を使い分ける戦士で、一瞬で間合いを動かし離脱や強襲を仕掛ける。炎熱系の輝金属を用いた搦め手も、使いこなしていた。


亜竜種の山賊


 戦場に迷い込んだ亜竜種の山賊。臆病で、ナチュラルに他人の気を損ねるような発言も多い。登場時は死体漁りとして迷い込んだらしい。だがそれは山賊と『緑の国』が共謀し、現地の人間を捨て石にした謀略だった。

 その後は、いくつかの偶然もあって『緑の国の仕掛けた、不幸な横やり」の証言者の立場を手にする。しかし囚われていた牢が『悪魔の遺産で武装したゴブリン』に襲撃を受けるも、これまた運と偶然、ゴブリンの舐めた動作で救われる。

 その後は晴嵐と合流し『悪魔の遺産』の操作を習得。意外にも扱いが上手く、精度だけなら晴嵐より上の腕前。一時は遺産の誘惑にも駆られたが、最終的には同じ山賊団に所属していたエルフを止めた。


ハクナ・ヒュドラ

 亜竜種の肉体を持つ、白い鱗の吸血種の武人。『水鏡の釵』を使いこなす様は、まさしく一騎当千に値する。元は亜竜種な事もあって、闘争を重んじる文化を継承していた。

 基本的に戦場を荒らすことはないが、今回は『不幸な横やり』の抗議も兼ねて出陣。老兵タグラスと切り結ぶ。

 その後、ゴブリンに押された聖歌公国陣地内で、スーディアに駆け寄ったが……女エルフに『悪魔の遺産』で脅迫され、一時は人質にもなる。事態を収拾する際に、『悪魔の遺産』や千年前の『欲深き者ども』に、隠しようもない憎悪を滲ませていた。


老兵タグラス

 齢八百を超える、老エルフの戦士。両手にククリナイフを握る二刀流で、ハクナとの一騎打ちを演じた。吸血種の武人は、通常の兵では雑魚のように散らされるが……数手分とはいえ、足止めできる程の練度。しかし高齢が祟り、ハクナ・ヒュドラに勝利する事は叶わなかった。


悪魔の遺産で武装したゴブリン達

 どこで『悪魔の遺産』を入手したのか、どこで訓練を施されたのかは『表向き』不明。しかし性根の悪さは明らかで、余計な死体撃ちや、相手を嬲って遊ぶような様子が目につく。

『彼』の活躍により気圧された所で、何者かに強制的に自爆させられたようだ。


『彼』

 スーディア・イクスの中にいる『誰か』……ある奇跡を再現して発動したりと、色々と規格外の存在。既に死亡しているらしい。


山賊の女エルフ

虐殺の起きたテント内で、死体の山に隠れて窮地を凌いでいた。小屋の中で合流した晴嵐と亜竜種山賊の会話を盗み聞き『悪魔の遺産』の操作方法を知る。その後は遺産に取り憑かれ、スーディアに対して射撃した。ハクナ・ヒュドラを脅迫する暴挙に出たが、晴嵐により殺害されている。


くれない

 聖歌公国の現国王。ホットラインでハクナに急報を送り、戦地からの撤退を求めた。戦後処理をハクナに丸投げされ、苦労した模様。



憑依型ゴーレム (発掘ゴーレム)

 亜竜自治区編で、ラングレーとオデッセイ商会が輸送していたゴーレム。機能停止していたが、聖歌公国のゴーレム技師によ、復活を遂げる。

『地球』『異世界転移』『女神』『異世界移民計画』など、訳の分からない単語を復活直後に口走った。



スーディア・イクス


 兵として参加していたオークの青年。前線で盾を張り、透き通る青のレイピアを振りかざし、最前線で戦っていた。

『悪魔の遺産で武装したゴブリン』との交戦中、不思議な力を発揮し戦果を挙げるも、牢屋から抜け出した、一人の女エルフ山賊に『悪魔の遺産』で攻撃を受けた。幸い命は落としていないようだが、昏睡したまま目覚めない。


大平 晴嵐


 傭兵として『聖歌公国』と『緑の国』の戦争に参加した晴嵐。いつもならとっとと逃げ出すであろう彼は、この地に留まった。

 理由は性根が良く、そして晴嵐の事情を知るスーディアに、何かの拍子で死なれては困る為。傭兵仕事は地味な作業も多かったが……側面から迫っていた山賊を撃退し、ゴブリンの襲撃では敵から奪った『悪魔の遺産』を使いこなし活躍。

 しかしスーディアを守り切る事は叶わず、命を落としたように見えた彼に駆け寄る。生きている事に安堵はしたが、意識を取り戻さない様子に気を揉んでいる。


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