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終末から来た男  作者: 北田 龍一
第三章 緑の国編

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第三章の、主要人物まとめ

 三章が終わりました! 人物をまとめておきますので、ざっくりおさらいした人はどうぞ!

ルル店長

食事処「とこしえの緑」を切り盛りする店長。千年近い長寿エルフだが、見た目は中年で通るほどの若作り。老エルフだが自民族至上主義レイシストでもなく、普通に異種族の従業員を雇い、ヒューマンの晴嵐にも自然体で接している。

若いエルフにも人気なのか、カーチスもちょくちょく利用し、よく晴嵐とも遭遇した。


ヤナン マスティー

裏路地に近い宿屋に泊まろうとした晴嵐を狙い、カツアゲを仕掛けた若いエルフ三人組のうち二人。ヤナンは女性だが、金貨に目が眩んだ所をボコボコに殴られ気絶。リーダー格のマスティーは晴嵐に引き倒され、ナイフの鋸で痛烈な脅しを受けた。

 その後はポッキリ心が折れ、三人はほとんど解散状態に。


 カーチス

 三人組最後の一人。ヒートナイフで腹部を刺された挙句、内臓を直接焼かれて悶絶した。

 その後とこしえの緑で晴嵐と再会。怯えながらも言葉を交わし、口は悪いが真剣な晴嵐に助言を求めるようになる。散々晴嵐から強い言葉を受けたが、良い変化を受けたようで、最後は孤独に緑の国を立とうとする少女と共に、ホラーソン村に出ることを決意した。


 ヒッポス

 約二百歳のエルフ。エルフ議員としては若手で、老議員のラークとよく対立している。若手で動かせる手を持っており、情報収集もできる方。


 ラーク

 千年以上生きる、老エルフ議員の重鎮。かつてのオーク侵攻で妻を失っており、憎しみからか古い感性が抜けていない。

 しかし長寿から一目置かれ、影響力も保っている。彼の配下が不穏な動きを見せているそうだが……


 ドラージル老

 議会の最高責任者。比較的中立の目線で、相手を諭すような口調で議論をまとめようとする。だがパワーバランスが難しいのか、本人はあまり主張を控える傾向があるようだ。


レリー・バキスタギス

 この世界、ユニゾティアの英雄的種族『吸血種』に属する男性。千年前の戦争において、前線指揮を担当し、欲深き者どもが使う『悪魔の遺産』で瀕死の重傷を負う。その後吸血種となることで一命をとりとめた。

 しかしその栄華は今や幻影。城壁都市内の裏路地で、私兵吸血種を用いて人を刈り取り、血を搾取していた。動きをひそかに察知したムンクス一派協力の下」、裏路地に生きる一人のドブネズミの少女によって、頚椎を折られて絶命。死に際に後悔したが遅すぎた。


ムンクス・ホール

 レリーと同じく吸血種。しかし見た目は十歳程度の「子供」で、肉体的に老化しない吸血種の特性から、未だに言動や感性が子供のままの人物。現在はゴーレム技術の権威の一人で、ユニゾン・ゴーレムを作成、運用する。

 稚気を残した言動は、周囲の人間を良くも悪くも振り回す。また、裏路地に暮らすストレートチルドレンとも遊び仲間として交流を持ち、そこからレリー一派の悪行を察知した。

 最終的に彼が裏で協力の下、城壁都市レジスの暗部が暴かれることになる。


 フリックス

 情緒豊かな、デュラハン型ゴーレムの人物。ムンクスを坊ちゃまと呼び、そばで控え執事役に徹している。なお主が奔放すぎて、無いはずの胃の痛みを訴える事もしばしば。


 テグラット

 城壁都市レジス、城壁内の隠し空間で暮らす獣人の少女。ネズミの丸い耳を頭部にはやし、基本的には臆病。

裏路地で人狩こと、吸血種に攫われかけた所で晴嵐と遭遇。彼の持つ吸血種への殺意に助けられたが、追っ手を嫌った彼は匿うよう要求。しばらく路地裏で底辺暮らしを共有する。

 意外にも馴染み、手を貸す晴嵐を憎からず思い、忘れ物か落とし物か不明だが「触れると亡霊の見える紙切れ」を彼に返すことに。これが運命の転機となった。

 帰還した路地は誰もおらず、ひと悶着あったがムンクスに保護される。後は任せろと語るムンクスだが、彼女は引き下がらなかった。自らの手で復讐を果たすべく、レリーの館に潜り込み、同人物を殺害した。

 その後はレリーの被害者に紛れて、表の養護施設で暮らしている。反感もあるようだが、晴嵐の説得もあり、現在は思いとどまっているようだ。


黄昏の魔導士

 千年前、ユニゾティアを賭けた戦争で活躍した『五英傑』の一人。どこか物憂げな空気を纏う、赤いレイピアを腰に差した吸血種。

 ある責任を果たすため、現在も政界に顔を出しているが、過去の仲間であるレリーの罪状は、忖度なく断罪を決行した。

 また、彼は写真に触れずともある「亡霊」が見える人物でもある。規格外の異能や魔法を行使し得る、この世界の重要人物の一人。恐らく、晴嵐が欲するであろう真実も、彼なら回答できるだろう。


 ビキニの融合霊

 黄昏の魔導士が見た亡霊。正体は晴嵐に付く亡霊と同一だろう。女神との関連も疑っているようだが、『聖歌の歌姫』との直接対話により関係ないと明言された


 聖歌の歌姫

 五英傑の一人。既に人として死亡しているが、ユニゾティアを見守る女神の一人として、神々の上層で存在している。


 ユニティ

 ユニゾティアの女神。歌姫を神側へ召し上げた本人でもある。世界を上から見下ろす存在故か、横からこの世界を眺める『あなた』の存在に気づきメッセージを残した。


 シリア

 若い女性エルフ。レリー一派に囚われ、血を搾られていた一人。せっかく開放されたものの、両親とは和解できず、かつて軽くつるんだ仲間のカーチスに相談した。偶然居合わせた晴嵐の助言を受け、ホラーソン村に向かうことを決意。孤独も承知の覚悟だったが、近場にいたカーチスは彼女の手を握り「ほっとけない」と宣言。関係を晴嵐にからかわれた。


 セイラン・オオヒラ

 緑の国で真実を探す晴嵐。騒乱に巻き込まれながらも、「真の五英傑」「千年前の戦争時、オークの立場」「一部吸血種の秘密」を知る。いつの間にか、少し丸くなった自分を自覚しつつも、今度は亜竜自治区を目指して旅をすることに。


 次回は用語系になります。本編はもう暫しお待ちください!

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