28.首領頭の最期
HappyHalloween!
と文面だけ見ればご機嫌ですが、この一週間正体不明の吐き気に襲われたりと大変でした......
皆さんも、正体不明の体調不良には気をつけましょう!(←正体不明なのにどうやって?)
え?原稿のストックはあるのかって?
体調不良だったので、出来てません.........
すみません............
『♫♡♪からの■▲▽▣を抵抗しました』
「気になるよな.........内容」
初情報を何度も確認するフーヤ。
「......抵抗...ねえ.........」
フーヤは、視線を『索敵魔法』からはずす。
「まあ、こっちも気になる......このカードなんなんだろ......」
ゆっくりと旋回し続ける14枚のカード。
カードを見つめるフーヤ。
「うっ!」
フーヤは、刺すような頭痛を感じた。
それと同時に、イメージが流れ込む。
「......『風の剣』?」
フーヤは、ぼんやりとした頭を振ってはっきりさせようとする。
(あれ?......そもそも、なんでここに来たんだっけ?)
◆ ◆ ◆
「なんなんだ、あの生徒たちは...」
疑似転移で逃げてきた首領頭は、安心してため息をつく。
首領頭は、あの二人の生徒のことを思い出す。
(剣を持っていたやつは、魔法学院の生徒とは思えないほどの圧だった.........そして、もう一人)
ブルルッと身震いする首領頭。
(あやつはヤバイ)
首領頭の背筋を冷や汗がつたう。
首領頭は、フーヤの圧を感じとれなかった。
そう。
それが問題だった。
この世界の人間は、例外なく圧をまとっている。
それは、強者も弱者も変わらない。
ただ一つ例外があるとすれば、圧を完全に制御している場合。
しかし、そんな芸当は魔法学院の生徒などには不可能なはずなのだ。
(とりあえず、無事に帰ってこれただけで儲けものだ。情報も手に入ったし、人材の喪失は痛いが.........いくらでも代わりならばおる)
首領頭は、奥の隠し部屋―フーヤが見つけた部屋に向かって歩く。
(ないとは思うが、例の物の一つのが無事か確認しないとな............いくらなんでも、あやつがここまで追いかけてくるとは思えんし、考えるだけ無駄だとは思うが...............)
盛大にフラグをたてながら、首領頭は隠し部屋に入る。
そこには、円状にカードを宙に浮かべてその中心にいるフーヤがいた。
◆ ◆ ◆
「あ...........................」
(......完全に忘れてた)
フーヤは、部屋に入ってきた黒いローブの男―首領頭を見て思い出す。
首領頭は、驚きで目を見開くと、よろりと後ろに下がる。
体をガクガク震わせながらも首領頭は口を開いた。
「なんで.........なんで、ここに............それに、ひっ『秘宝』を完全に我が物にしているだと......一体、何者なんだ!」
フーヤは、はあっとため息をつく。
そして、首領頭の方へ一歩踏み出しながら言った。
「めんどくさい」
「へっ?!」
予想の斜め上の回答をしてきたフーヤ。
首領頭の顔が、少しばかし間抜け面になる。
「めんどくさい......最初は、捕まえようと思ってたけど、実力かなり高めだしやってやれないことはないけど......面倒だから......」
フーヤの声には、顔には、一切感情が籠っていない。
首領頭の顔が強張る。
フーヤのやろうとしていることが何か分かったからだろう。
......さらに、悟ってしまったのだ。
もうそれから逃げられないことも。
フーヤは首領頭の前でピタリと立ち止まる。
(さて、どうやって殺ろうか.........そうだ、この力を使って......)
先ほど、フーヤの頭に流れ込んだイメージはなにも『風の剣』という言葉だけではない。
カードの使い方もある程度ならば分かったのである。
「...『Ⅴ』」
フーヤがそうつぶやくとそれに応えるように、ローマ数字でⅤと刻まれたカードが、すういっと首領頭の前まで移動する。
「や、やめ......」
その言葉が聞き届けられることはなかった。
Ⅴの力が発動する。
瞬間。
首領頭のいた場所に、肉片と細かく切断された骨が体液と共にぶちまけられる。
真っ赤に染まっていく床を見ながら、フーヤは口を開く。
「帰るか」
そして、フーヤは『空間支配』による転移をした。
◆ ◆ ◆
一日後。
フーヤとレクスは、いつものごとくルーンに呼び出されていた。
いや、レクスは基本的にフーヤが呼び出されているとき、ユウレイルと修行しているので、少し語弊があるが。
「さて、なんで呼び出されているか分かってるよね?」
ルーンは笑顔だが、目は笑っていない。
「えっと...その...」
レクスが何か言いかけるが、ルーンはそれを遮るように言葉を紡ぐ。
「グズデス先生は行方不明、さらに邪神の信者が事故により二名死亡ということになっているから話をあわせてね」
「そんなことより、聞きたいことがあるんだけど」
「フーヤ君。今の話はそんなことで済ませるものじゃない!」
流石にルーンも、このフーヤのマイペースさには呆れを見せる。
ルーンは、緑茶を飲むとため息をつく。
「今回、事後処理がチョー大変だったんだからね!大事になりすぎて生徒が把握していい範囲を越えたから、この学院の生徒全員の記憶を改ざんしたんだから!」
「.........あの、それ聞いちゃってよかったんでしょうか?あと、記憶改ざんってそもそも出来るものなんですか?」
レクスが、おそるおそる尋ねると、ルーンはきょとんとした顔をする。
「当事者が何言ってるのよ。てか、レクス君には言ってなかったっけ?私、女神だし記憶改ざんくらい出来るよ?」
「ええっ!め、女神ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
レクスが、驚くほど大声で叫んだ。
あ、ルーンが女神だとカミングアウトした......
「なんか文句ある?(byルーン)」
いえ、ゴザイマセン.........
次回投稿は、次の土日になりそうです。
すみません......原稿のストックが.........ストックが..............




