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転生特典チート隠してたけどバレました!?  作者: 虹夢 なうみ
始まりの学院編
18/44

18.フーヤの休日

まだ、土曜日だけど投稿です!

今回の話は、息抜きチート回だよ!(←なにそれ)

「えっと、必要なのは...」

フーヤは、王都の通りを歩いていく。

今日は休息日、ようするに休日である。

フーヤは、その休みを利用して、買い物に来ていた。

ちなみに、レクスはユウレイルと修行中である。

(えっと、魔道具にするつもりだから...)

フーヤは、あちこちの店をまわって、欲しいものを買い揃えていく。

実は、フーヤが魔道具を作ろうとしているのには訳がある。

◆ ◆ ◆

「あ、そうだ、フーヤ君。話しておきたいんだけど...」

数日前。

フーヤは、ルーンと共に、レクスの修行の様子を見ていた。

そのとき、ルーンが唐突に話を始めたのである。

「前に話したというか、フーヤ君が捕まえたというか、邪神の信者のことなんだけどね...」

ルーンが、言葉を選ぶようにして言う。


「なんか、魔法学院で立て籠り事件的なこと計画してるっぽい」


「は?」

「それが、フーヤ君が捕まえたのと支部が違うやつらっぽいんだけど、やろうとしてるつもりらしいんだよね」

「え!?いつ?ってかなんで知ってるんだよ!?」

フーヤが慌てたように言う。

会議(サミット)の日だよ。会議(サミット)のことは知ってるよね?」

フーヤはうなずく。

会議(サミット)については、フーヤも知っている。

各国の魔法学院の先生が集まり、さまざまなことを協議する場だ。

その日は、生徒は自習をし、先生は全員会議(サミット)に参加する。

「たまたま、通信魔法盗み聞きしてたら、そんな内容がね...方法があれだから、警告も出来ないし、私もその日は忙しいからさ...」

「......それで?」

ルーンの言葉に、少し諦めをにじませながらフーヤは先をうながす。

「フーヤ君たちになんとかしてもらえないかなと...」

「却下」

無表情で言い捨てるフーヤ。

「なんでよ」

「目立ちたくないから。あと、面倒」

はあっとため息をつく、ルーン。

「フーヤ君とレクス君の活躍は、私が噂を揉み消すから、大丈夫だよ。それに、前に話した()()でいけばさらに大丈夫だし。あと、フーヤ君の好きなようにチートすればいいからさ、無力化だけでもお願い!それに、ほっといても来るから、やつらは!」

◆ ◆ ◆

そんな感じのやり取りの後、フーヤはしぶしぶながらも、承諾し、とある魔道具を作ることにしたのだ。

(面倒だけど、断ったところで状況一緒だし......このチートは仕方ないよね。うん)

フーヤは自分を納得させるように、うなずくと買い物で買った荷物を持って路地裏に行く。

路地裏へ行ったのは、異空間収納に荷物を入れるためである。

フーヤは、別にチートがバレなければいいので、このくらいのチート(ズル)くらいなら、普通に使う。

それはともかく、フーヤは荷物をしまっていく。

「帰ろうかなって......あれ?」

そのとき、『索敵魔法』の表示のある言葉がフーヤの目に入った。

「奴隷......?」

この世界では、奴隷制度は廃止されている。

それでも、奴隷がいるということは...

「闇商売か......」

フーヤは、顔をしかめる。

(さすがに、知ってるのに何もしないのはね......まあ、下手に手出ししてフラグ立つのも困るから......)

「ちょっと面倒だけど...」

フーヤは、ちょちょいと『索敵魔法』の術式を少し変える。

術式とは、複雑な魔法や魔道具などに使われる、魔力制御を簡単にし、成り立たせるのに必要なものである。

魔法学院でも、術式については教えられ、術式改変や術式構築の方法は教えてもらえるが、フーヤのそれは少し違う。

なにせ、フーヤには『能力改変』がある。

『能力改変』は、術式改変にも役立つのだ。

「これでよしっと.........あとは、『麻痺魔法』で...」

フーヤは、『麻痺魔法』を発動させる。

その瞬間。

王都にいた、奴隷商売に関与したものが、幹部クラスから、ただの使用人、購入者、購入を検討しているだけの者にいたるまで一斉に倒れた。

もちろん、『麻痺魔法』によるものである。

「それと...」

フーヤは、『索敵魔法』のマップ上で奴隷たち全員をターゲットロックする。

そして、一度に魔法を使って奴隷を解放した。

具体的には、奴隷紋と呼ばれる主人に絶対服従させられる印を消し去り、手にあった手鎖を外したのである。

もちろん、魔法を使って遠隔で、である。

ちなみに、昏睡状態にあった()()たちを目覚めさせるのも忘れない。

(これ、直接行ったら確実にフラグ立つよな.........恋愛系の)

そう、奴隷は全員、女だった。

フーヤは、彼女たちが監禁されていた部屋から出ようとするのを確認すると、ターゲットロックを外す。

ちなみに、部屋の鍵はフーヤの魔法によって外してある。

「これでよし」

満足気にフーヤは息をついた。

◆ ◆ ◆


「だ、誰か助けてください......監禁されていて...」


「「「大丈夫か?」」」

元奴隷の彼女たちが現れたとたん、心配そうに駆け寄る男ども。

彼女たちが美しいからか、その辺にいた冒険者だけでなく、魔法学院の生徒までもが彼女たちに近寄っていく。

仲良くなりたいという魂胆が見え見えである。

「......あとは、よろしく」

フーヤは、誰かに言う訳でもなく、つぶやくと学院に向かって歩きだす。

例え、目的が不純でも、彼らなら悪いようにはしないので、安心したのだろう。

フーヤの頭の中はすでに、これから作る魔道具のことに切り替えられていた。

◆ ◆ ◆


こうして、誘拐犯罪組織血の主(ブラッド·ロード)の王都支部は壊滅した。


ちなみに、フーヤは日常的に犯罪組織壊滅を行っており、『王都での悪巧みはすぐに公になる』と噂になっていたが、それはフーヤの知るよしのないことである。


余談ではあるが、あの後元奴隷の彼女たちと付き合えた男も、いたとか、いなかったとか。


それにしても、フーヤはハーレムとか興味ないの?(by作者)

「ない。むしろ、ハーレム野郎滅びろ(byフーヤ)」

......ハーレムもいいものなのに、なぜ?

次回投稿は、たぶん水曜日くらいの予定です!

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