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転生特典チート隠してたけどバレました!?  作者: 虹夢 なうみ
始まりの学院編
17/44

17.修行

まだ、火曜日だけど投稿です!

今回は、修行というなの、のんびり回だぜ!

「俺は、ものすごく辛いのだが!(byレクス)」

「そういえば、レクスは今どうしてるんです?」

ルーンとユウレイルが、緑茶とみたらし団子でおやつタイムに入ったのを、見つつたずねるフーヤ。

「剣の扱いに関する自信をバッキバキに砕いてから、魔力制御の練習しとけって言っといた。ある程度出来ないと帰らせないって」

「鬼だな」

ユウレイルの言葉に、ルーンはそう感想をもらす。

「まあ、今日はさすがに出来てなくても帰らすけど」

ユウレイルはみたらし団子を食べつつ、苦笑する。

「明日以降は、帰らせないんかい」

ルーンは緑茶を飲む。

「そだね」

さっきの険悪な雰囲気はどこへやら。

ものすごく、のんびりした感じである。

「...なんだったんだよ」

フーヤは、疲れた様子でため息をついた。

◆ ◆ ◆

「フーヤ......」

「レクス!大丈夫か?」

ユウレイルの修行から、帰って来たレクスは倒れかける。

フーヤは、レクスを支えて椅子に座らせる。

「師匠の修行...ものすごく大変だったよ......」

「師匠って、ユウレイルさんのこと?」

コクりとうなずくレクス。

「俺が剣で切りかかっても、かわしまくるし、素手だったのに意識刈りとられた...魔力制御の練習も大変だったし」

「魔力制御?」

首をかしげるフーヤ。

「あれっ?知らない?魔力を高めるための訓練。効果は抜群なのになぜか重要視されてない...」

「知らないけど...」

「...てっきり、してるかと......じゃないとあんな威力の魔法使えるはずないし......」

レクスは、納得してないような顔をする。

フーヤは、レクスのそんな顔を見なかったことにして、レクスに話かける。

「そういえば、ユウレイルさんってルーン=ルナティックさんの彼氏なんだってね」

「なにぃ~!」

ガタッとレクスは立ち上がるが...

「いやでも、師匠に勝てるやつなんていないだろうし、こればっかりはしょうがないよな......うん」

へなへなっと座りこむレクス。

明らかに、元気がなくなっている。

フーヤは、そんなレクスを見て、気まずそうに話題を変えた。


「レクスの修行、ついていっていいかな?明日もあるんだよね?」


◆ ◆ ◆

「何これ......」

フーヤは、それだけ言うと絶句する。

そこには、フーヤの目に止まらぬ速さで、剣を振り、ユウレイルに切りかかろうとするレクスと、剣を紙一重でかわし続けるユウレイルがいた。

「鈍いね、あの剣筋。あれなら、かわすの簡単だよ」

ルーンがその様子を見てつぶやく。

(そもそも、剣筋なんて見えないのですが!)

フーヤは、心の中で叫ぶ。

フーヤには、『能力上昇』があり、基礎体力や視力、反射神経なども通常より、上昇しているのだが、それでも、ユウレイルのようにかわせる気はしない。

実際には、『危機管理』が働き、避けられるかもしれないが、命からがら逃げられるかといったところだろう。

そんな剣筋を繰り出せる、レクスもレクスである。

フーヤの目から見れば、騎士学院の生徒だと言っても、信じられる。


「じゃ、今日は剣技はこのくらいで。よっと」


「グハッ」

ユウレイルの手刀によって、レクスが崩れ落ちる。

ユウレイルは、そんなレクスを上から、見つめる。

「次は、魔力制御。今日の目標まで届かないなら、帰らせないから」

「......わ、分かりました。師匠」

「鬼だね」

ルーンは、ボソッとつぶやく。

◆ ◆ ◆

「フーヤ。何でそんなに制御出来るんだ?」

レクスが、魔力制御の練習を中断して、問いかける。

「分からん」

フーヤは急激に集まっていた、魔力を霧散させながら答える。

フーヤは、レクスと一緒に魔力制御の練習をやってみたのだが、あり得ないほどの魔力が制御出来たのだ。

(しかもこれ......練習すればもっといけそうなのだが...)

フーヤは、少し恐怖を感じ、身震いする。

「まあ、そうだよね」

「まあ、しょうがないよな」

ルーンとユウレイルは、フーヤを見てつぶやく。

(.........何が?)

◆ ◆ ◆


「何っ!?我々の同志が捕まっただと!」


ルーズレス王国王都近郊。

黒いローブに仮面の男たちが隠れ家の一つに集まっていた。

いや、ここには女もいる。

フーヤが捕まえた者たちよりも、大所帯のようである。

「あそこは、魔法学院攻略の要だよな」

「あの首領が、へまをするはずないし」

「少し早まったか?」

「なんにせよ、下手をうったのにはかわりない」

「どうする?あそこの守りをかためられれば...」


「静まれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


声が響きわたり、一瞬にして沈黙する黒いローブに仮面の者たち。

「すでに起こったことについて、議論しても意味などない!わしがお前らを集めたのは、これからのことを話すためよ」

「......では、首領頭。これからどうするおつもりで?」

首領頭と呼ばれた男は、作戦を説明しだす。

「あの首領は、王都に潜伏中だ。あやつらと合流し、魔法会議で教師が出払い、生徒だけとなった魔法学院を正面突破する。これは、決定事項だ」

ザワッ!

「首領頭。しかし...」

「口ごたえは許さん!()()()は失敗した者に厳しい。失敗は許されぬ!それに...」

首領頭は、口元を歪める。


「あの者も、我々の仲間となった。内部の者の手引きがあれば成功したも同然よ」


◆ ◆ ◆

なんか、物語が動き出しそうな予感......

次回投稿は、たぶん日曜日(←作者のたぶんは当てにならない)

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