表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生特典チート隠してたけどバレました!?  作者: 虹夢 なうみ
始まりの学院編
13/44

13.ロイド先輩の思惑

約束通りの日曜日投稿です!

◆ ◆ ◆

「素晴らしい!素晴らしいですよ!フーヤ=ロイホード君!」

3年Aクラス主席、ロイド=ガーマーは、目の前で放たれた魔法を凝視する。

金髪、緑瞳の彼はイケメンである。

魔法学院の制服-フーヤいわく『スーツにローブ要素を加えた青い服』を完璧なまでに着こなしている。

胸元のネクタイは、主席の印の紫色で、それがより印象の好感度を上げていた。

ちなみに、ネクタイの色は、1年が赤、2年が緑、3年が黄である。

話が大分それたが、ロイドには、ファンクラブがある。

それほど、人気で有名な彼だが、今は少し他の者に見せられない顔になっていた。

目の前の魔法に、興奮し、自分の読みが当たっていたのだと確信する。


(そうでなくては、せっかくグズデス先生を誘導したのに意味がないですからね)


実は、この出来事が起こるようにしむけたのは、ロイドであったのだ。

方法は、グズデス先生の傲慢な性格を利用し、焚き付ける。

あとは、『裏庭で先生と生徒の決闘がある』といった感じの噂をファンクラブなどを通じてばらまいたのだ。

こうすれば、フーヤ=ロイホードは必ず実力を見せるしかないのではと思って。

噂は実際、ほとんど役に立っていなかったのだが、この際ロイドにとっては関係ない。

それより、この魔法のほうが重要である。

(素晴らしい!しかも、まだ余裕がありそうです!もっと舞台を整えればすごい魔法が見れるのだろうか......ま、そんな面倒なことしませんけど)

ロイドは興奮していた。

そもそも、ロイドの目的は『フーヤ=ロイホードの実力を見てみたい』というただ単にそれだけの理由である。

あの誘拐事件以来、その実力がBクラスどころじゃないと妙に確信し、確かめたいと考えていた。

それが、出来たので大満足なのである。

(傲慢な、あのグズデス先生の鼻っ柱も粉砕してましたし、素晴らしい!素晴らし過ぎます!)

とても、興奮した面持ちで、ロイドは無表情で隣を通りすぎようとしたフーヤに声をかける。


「素晴らしかったですよ!フーヤ君!」


◆ ◆ ◆

(なぜだろう.........ロイド先輩に褒められた)

フーヤは、疑問を感じつつもギャラリーの包囲網を抜け出していた。

「しっかし、すごかったな!あれ!どうやったんだフーヤ!?」

興奮しまくっているレクス。

「大したことないよ...たぶん」

フーヤを見る周りの目が変わっている。

しかし、それはフーヤの予想していたものとは違い、憧れや尊敬といった眼差しだった。

「皆、怖がってはいない......のか?」

「当たり前だろ」

少し呆れぎみのレクス。

(......過剰に...怖がってた......だけたったのか.........)

フーヤは憂いを帯びた瞳で、遠くを見つめる。


「それにしても、すごかったな!あー俺も出来ればいいのに!俺もフーヤくらい強くなりたいなぁ!」


レクスが残念そうに言う。

(思えば、レクスのおかげだよな...こんなにスッキリしたのは...面倒ごともセットだろうけど......何かお礼するかな...)

フーヤは小声でつぶやく。


「相談するか」


◆ ◆ ◆

「くそっ!なんなんだ!あの魔法は!」

グズデス先生は、一人、部屋をぐるぐる歩き回る。

「あれは、初級魔法の『トルネードウインド』......いや、そんなわけない!あそこまでの威力が出るはずが......」

頭をかきむしりながらもぶつぶつつぶやき続けるグズデス先生。

「あの威力は、中級......いや、上級魔法に匹敵するぞ......有り得ない...有り得ないぞ!」

気がおかしくなったかのように、頭の毛をむしる。

「おかしい...おかしいぞ!ワタクシでも、使えない...あれほどの魔法の使い手など............認めん、断じて認めんぞ!」

グズデス先生の魔法の腕は、確かである。

しかし、既存の魔法を型通りに精密に使えるだけである。

実は、『使えるが、危険だから使わない』と言っている上級魔法も使うことが出来ない。

そもそも、上級魔法は限られた一部の者しか使えないので、使えないことに不思議はない。

ただ、嘘をついていることが問題だった。

しかしそれでも、その嘘はバレることなくここまで来ており、幸運なことにグズデス先生以上の魔法の使い手が、魔法を披露することがなかった。

だが、それも今日、フーヤのせいで、魔法の格の違いを見せつけられた。

そのことで、グズデス先生の心は荒れに荒れていた。

「ワタクシよりも...すごい魔法を使うだと......認めん、認めんぞ!」

さらに、グズデス先生は自尊心が異常なまでに強く、フーヤを認めようとしなかった。

裏庭から、去るときに生徒たちがつぶやいていた、「グズデス先生ってあれほどの威力の魔法使えないんじゃ...」といった言葉もそれに拍車をかけていた。

「認めん、認めん、認めん、認めん...」

壊れたように、つぶやき続けながら、グズデス先生は机の隠し棚からあるものを取り出す。

それを見るとグズデス先生は口元を歪めて笑う。

グズデス先生が、取り出したものそれは......

◆ ◆ ◆

ロイド先輩とグズデス先生も物語に絡んできそうな予感...

次回投稿は、約5分後です!(←速っ!)

ブクマ、☆タップでの評価、感想などよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ