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転生特典チート隠してたけどバレました!?  作者: 虹夢 なうみ
始まりの学院編
10/44

10.救出作戦開始

作者の暴走が回を追うごとに強くなっていく今日このごろ

チート無双いぇい

フーヤは、人避けと防音の結界を『空間支配』の力で解除する。

フーヤは切り落とした男の腕も異空間収納に入れると、ふうっと息を吐き出す。

「レクス、それじゃあ...」

「俺もいくぞ?」

「えっと...」

(ついて来ないでって言うつもりだったんだけど...)

レクスは小さく息をつく。

「他の誘拐されたやつらを助けに行くつもりなんだろ?俺も行くよ。二人のほうが出来ることも多いだろうし、それに...」

レクスはここでためらうように言葉を切ると、続けた。


「一人だとまた誘拐されそうで怖い」


「あーなるほど」

(確かに、そうだよな。置いていけないか...でもなぁ)

フーヤは嫌そうな顔をする。

「いいけどさ...」

(でも、誰かいるとチートが使いにくいんだよ...)

◆ ◆ ◆

「ここにいるのか?」

小声でレクスがたずねる。

「この小屋だよ。間違いなく、犯人たちと被害者がいる」

小声で答えた、フーヤは『索敵魔法』の表示を見る。

「それで、どうやって助けるつもりなんだ?」

「こうする」

フーヤは魔法を発動させる。

ドサッ!

バタッ!

ガタッ!

小屋の中から、そんな音がして来た。

「なんだ!?この音!?」

レクスがビクッとなる。

フーヤは苦笑いしつつ、告げる。

「どうなったか、見てみる?もう、大丈夫だから」

「大丈夫?なにがだ?」

首をかしげるレクス。

(レクスにはチート隠すの止めようかなって、思ったけど......大丈夫だったかな?)

◆ ◆ ◆

「えっと、なんで犯人たち倒れてるわけ?」

レクスは小屋の中を見てつぶやく。

小屋の中では、黒ローブに仮面の男たちが倒れていた。

「雷魔法を魔改造した『麻痺魔法』を使って無力化した」

「...『麻痺魔法』!?」

「雷で相手を痺れさせて、動けなくする魔法。まあ、死ぬことはないから」

「...そうか」

レクスの表情が固まる。

「それより......大丈夫ですか!?」

フーヤはわざとらしく大声を出して、小屋の奥に駆け寄る。

「......んっ..................助かった......のか?」

手鎖で手の自由を奪われていた、魔法学院の生徒の一人がフーヤの声に反応する。

「今、助けます!」

フーヤは一人一人、手鎖を外していく。

ちなみに、手鎖には鍵がかかっていたが、フーヤは『神々の書庫へのアクセス権』で、神々の書庫にあった知識を使い、風魔法で鍵を開けていく。

(鍵開けの知識を神々の書庫で知るって変な感じだけど...)

◆ ◆ ◆

「助けてくれてありがとうございます」

魔法学院の生徒の一人が頭を下げる。

「いえ、大したことをしたわけじゃありませんよ!」

フーヤは慌てて、言葉を紡ぐ。

実はこの生徒、3年Aクラスの主席、ロイド=ガーマーといって、かなり学院内で有名なのである。

金髪、緑瞳のイケメンで、主席のため、頭も良く、魔法の腕も良い。

「いや、このままだと、大変なことになってた。助けてくれて感謝する」

「いえ、そんなことは...」

(いやあるけど...このままだと、殺されてたかもだけど......)

「それよりも、どうしますか?この犯人たち」

レクスがフーヤによって縛られた黒ローブに仮面の男たちを指差す。

「そうだね...」

ロイド先輩は考える素振りを見せる。

「すみませんが、ロイド先輩は他の皆さんと一緒に騎士団に連絡してくださいませんか?ここは、レクスと一緒に見張っていますので」

「しかし、君たちだけに任せるのは...」

フーヤの言葉に迷うロイド先輩。

「騎士団に連絡するなら、信用度の高いロイド先輩の方がいいですし、他の誘拐された生徒も、怯えているので騎士団に保護してもらったほうがいいと思います。大丈夫ですよ、レクスと二人でしっかり見張っているので」

フーヤの説得に、他の生徒の様子を見て、納得したらしいロイド先輩はうなずく。

「判った。すぐ戻るから待っててくれ」

◆ ◆ ◆

「はい、それでは注目」

フーヤは黒ローブに仮面の男たちの手首に糸をしっかり結びつけると、男たちに呼びかける。

「フーヤ、何する気だ?」

「まあ、見ててよ」

そういうと、フーヤは糸を持つ。

「これは、皆さんを縛った糸です」

フーヤは異空間収納から、男の腕を出す。

この腕は、もちろんレクスをさらった男のものだ。

フーヤは糸を男の腕に一周させると引っ張り、キュッとしまるようにした。

すると。

『なっ!!!』

黒ローブに仮面の男たちの声が重なる。

その目には、糸によって切断された腕がうつっていた。

「これが皆さんの腕にもありますので、逃げようとか、考えないでくださいね」

『...................』

黒ローブに仮面の男たちの目から、生気がなくなる。

「それじゃ、レクス。ちょっと見てて」

「えっ?あっ、ちょっと!?」

フーヤは、レクスが止めるのも聞かず『空間支配』による転移した。

レクスは呆れたように、つぶやいた。


「フーヤってキレたらこうなるんだな」


◆ ◆ ◆

「戻った」

「早っ!」

戻ってきたフーヤは、異空間収納から、黒ローブに仮面の男たちを出す。

ドサッ!ドサッ!ドサッ!ドサッ!ドサッ!............

最後にフーヤが、腕が切り落とされた黒ローブに仮面の男を出したときには、黒ローブに仮面の男たちの瞳は絶望の色に染められていた。

◆ ◆ ◆

「君たち、しっかりと見張っていたんだよね?」

騎士団を連れて戻ってきたロイド先輩はフーヤに問いかける。

「はい、そうです」

「人数が増えてる気がするのですが?」

「気のせいですよ」

「腕が切り落とされた男なんていましたっけ?」

「気のせいですよ」

無表情でやり取りする、フーヤとロイド先輩を見て、レクスは呆れた顔をしていた。

ちなみに、フーヤが回収した黒ローブに仮面の男のなかには、すでに『麻痺魔法』をうけてたやつも......

次回投稿は、たぶん明日です!

遅くとも月、火、水くらいには投稿します!

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