ママワーガ姫 当たって砕けない姫のプロローグ
レンガ国という小国にイジメが大だいだ〜いすきな ママワーガ というお姫様がいた。
ママワーガ姫は今日も、イジメをしようと企んでいた。
姫は楽しそうにしているが「嫌いな令嬢に向かって城の最上階、自室から斧を振り投げる」という、えげつないイジメ一発をぶっ放そうとしているわけだから恐ろしいこと姫であることはご理解いただけたであろう。
そんな姫のえげつないイジメは今日に始まった訳ではない。年数で数えても恐らく両手の指の数ではたり無いだろう。足の指の数をいれれば、別だが。
姫が手に持つ斧は姫のかけ声で今、飛び出す!予定であった。
「0.1.2.3.4!あっ」
斧をぶん投げる瞬間だけ見れば、姫のイジメは成功した。のだが、
「姫が、いませんぞっっっっっっっっっ」
姫も斧と一緒に、雲一つとしてない大空に、飛び出してしまったのである。
「ぎょええええええええええええええええええええええ!」
女だろ、ランク上げすれば姫だろ、もっと可憐な声出せよ、そう突っ込んでしまった私は何も悪くない、はずだ。
姫の悲鳴に周りの人々は目を飛び出させ上を見上げ、尋常じゃない早さで逃げ惑う。
丁度城の真ん中まで落ちたとき、かなり、いや、もうつま先ついちゃうレベルの低空飛行で魔女がやって来た。その魔女は姫に向かって魔法を放ち時間を止め、ゆっくりゆっくり時間をかけて魔法をかける。
そして、、、、、。時間を元に戻しそのまま、落下させた。
ドッスーーーーーーーーーーーーン!
いい音であった。
カラスの鳴き声がカア、とたまたま美しく聞こえちゃったレベルのいい音であるが。
恐る恐る姫に近づき声をかける人々。
姫の返事はない…。
死んでしまったのか、いやそんなことはない。
姫の生命力はゴキブリ以上であるのだから。
姫にかかった魔法が吉とでるか凶とでるか。
運命を映す水晶を覗くとそこには白くくぐもった運命。
姫の運命は、消えてしまった。
リセット、とでも言うように。
魔女の魔法は運命を消すものではなかった。
では、何故?
「姫の運命は姫が決めていく、と、言うことなのだろう。」
声に出すと水晶が一瞬光を放つ。
そうか、そうなのか。
私の絶対運命を覆した女はお前が初めてぞ!
これではもう、目が離せないではないか!
レンガ国王女ママワーガ。
君の運命に楽しませてもらおう。
.....
レンガ国王女ママワーガ。
姫は今、目を覚ます。
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ちなみにこのプロローグは、、、、、運命を決めることができ、どこの世界でも最強の人物です。