関話 王子が失踪してからの王宮
ある王室、そこには失踪した王子の家族や婚約者などが集まっていた。
「どうだ見つかったか?」
「いえ、見つかってません。」
「こちらも、王子を見つけられませんでした。」
「あなた、もしや誘拐されたのかも。」
「それは、ないだろう。また、向け出しただけかもしれないぞ。」
「そういいますがもう2日も帰ってきてまえんのよ。」
「お母様、大丈夫ですよ。お兄様は、強いのですし」
「そうです。ハヤトが負けるはずがありませんしひょっこり帰ってくるかもしれません。」
そう言い合ってると何処からか声がした。
「いいえ、彼は帰ってきませんよ。」
そんな声が聞こえて振り向くと一人の少女がたっていた。
「いつから、そこにおったの。それとそれはどう言う意味なの?」
「意味も何も、彼はここには帰ってこないよ。」
「何故、帰ってこないだ。」と聞くとその少女は、笑い出した。
「そんな、彼という《人間》は、消えたからよ。ふふふふふ」
目の前の少女が言ったことにその場におる人達は、意識が飛んだ。
「でも、彼も気の毒に悪魔に呪われて人間をやめるとは思って見なかったでしょうね。」
とそんなことを呟いてことを聞いた婚約者は、意識を戻しその少女に詰め寄った。
「なぁ・・・ハヤトは、生きているの?」
「それは、自分で確かめるといいよ。」と言いながら、少女は、消えた。
「さっきの話が本当だとするとハヤトは、悪魔に呪いを掛けられて、人間をやめたが生きていると」
「はい・・・・もしそうなら、急いで捜索隊を出撃させます。」
「うむ、そうしよう。」
「では、私の国でも捜索をします。」
「すまない」
「いいえ、婚約者が行方不明なので、当たり前です。」
そう話し合って、王子ハヤトを見つけようと意気込む家族や婚約者な使用人たちであった。