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どっからどう見てもこのおっさん。強すぎるんだが……

作者:芽春誌乃
「ふぅ……今日も1日、無事に終わったな」
45歳のティム・バーキンは冒険者ギルドの事務員として、ごく平凡で穏やかな日常を過ごしている。
彼の望みはただ1つ。

――――誰にも邪魔されず、静かに家庭菜園と日曜大工を楽しむこと。

しかし、その地味な見た目とは裏腹にティムには誰にも明かしていない過去があった。
彼はかつて魔王討伐を果たした勇者パーティーの一員だった。
しかし、彼はひっそりと冒険者稼業から身を引いた。名声や栄光に興味がなかったのだ。

そんな彼の平穏な日々は周囲の思惑によって徐々に崩れていく。

新人冒険者のリリアがゴブリン討伐に苦戦しないよう、こっそり裏で魔物を片付けてあげたり、ベテラン冒険者が苦戦するダンジョンのボスをトマトの水やり時間のついでに小石一つで倒してしまったり。
本人はあくまで「偶然」や「たまたま」と謙遜するが、彼の異常なまでの“強さ”にギルドマスターのシルビアや姉御肌な冒険者ガストーナは徐々に気づき始める。

そして、王都に伝説級の魔物が現れたとき、ティムの「ごく普通の日常」を守るための戦いが、静かに幕を開ける。

これは最強の力を持ちながらも、あくまで地味で平凡な生活を望むおっさんがその願いとは裏腹に今日も「ついで」で世界を救ってしまう物語。
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