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部下のミスはオレのミス!
出勤すると、部下が真っ青な顔をしていた。
近づいてみても、俺に気付く様子はない。すんごい追い詰められた顔してて、過呼吸になるんじゃないかってくらいの感じ。
「どうした? 大丈夫か?」
「あ⋯⋯あ⋯⋯」
大丈夫かほんとに。
「具合悪いのか? もしそうだったら今日は帰ってもいいぞ?」
「あ⋯⋯あの⋯⋯」
数分後、やっと絞り出した言葉。
「⋯⋯⋯⋯ました」
「なんだ? なんかミスでもしちまったのか? 新人のミスくらいカバーしてやらぁ!」
「⋯⋯ちゃいました⋯⋯」
「おう! ハッキリ言っていいぞ! 何でもこいや!」
「うぅ⋯⋯先輩⋯⋯」
「おう、言え言え!」
「甘栗⋯⋯剥いちゃいました⋯⋯」
「⋯⋯ン?」
「甘栗むいちゃいました」
「それだけはダメだろ!!!!!!!!」
ボコボコに殴って会社の裏のドブ川にぶん投げて来たよ。今頃スッポンの餌にでもなってるだろうよ。




