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アメサーラ90000  作者: アメサーラ


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12/16

お蔵入りになった心霊ドッキリ番組

××県××市にある××霊園には霊が出るという噂があり、夜な夜な若者が肝試しに来ていた。夜中に騒ぎ声が聞こえるということで、近所からのクレームが絶えないのだそう。


住職は泣いていた。勝手に変な噂を立てられて、毎晩のようにうるさくされて、その上近所からのクレームも自分宛に来る。


そんな悩みを聞いた我々は住職を救うべく、とあるドッキリを企画した。題して「お墓に生首ドッキリ」だ。内容はそのタイトルの通り、お墓で生首に見えるように待機して、若者が来たら驚かせて懲らしめるというものだ。


繰り返し仕掛けることを想定し、我々は大掛かりな準備をした。

空いている場所に穴を掘り、その上に中を空洞にした墓石を建てるのだ。真ん中のあたりから顔を出して驚かせるという寸法だ。


第1回の生首役は、番組スタッフの小笠原千尋が担当することとなった。スタッフの中で1番髪が長かったからだ。若くして亡くなった女性の霊ということにしておこう。


では撮影開始だ。







これからお見せするのが、その時撮影された映像である。



0:00

番組のロゴと企画の説明が画面に表示され、霊園に向かう大学生くらいの3人の男が映し出される。隠しカメラで撮っているため、彼らの顔を追うことはできていない。



0:40

入口から墓々が見える。その中に、ひとつだけ他よりも大きいものがあった。それが今回小笠原の隠れている特注墓石である。



0:52

1人が「じゃあ、今先っぽが見えてるあの1番でかい墓のところまで1人ずつ行って、これを置いてこよう」と言って、2人に黒い石を手渡した。


2人は「分かった」と言い、それぞれ受け取った。



1:38

じゃんけんの結果、先程石を配っていた男が1番手となった。



2:01

「ほんじゃ行ってくるわな」


「おう」

「いてら」



2:52

「ふん、なんも無ぇじゃん。期待外れだったか?」


男が月明かりと街灯に照らされた墓地を1人歩いている。



3:20

広い霊園なので、すぐには辿り着かない。



4:50

まだ着かない



7:11

まだ着かない



15:00

着かない



29:03

「さすがにおかしいよな⋯⋯」


不安そうな表情を見せる男。ここは広いのだ。



74:19

「やっと着い⋯⋯え!?」


墓石に置かれた髪の長い生首を見て一瞬声を上げる男。



74:25

ちらちら周りを見回している。助けを求めるつもりなのだろうか。



74:33

背伸びをして、辺りを確認する男。



74:50

「⋯⋯⋯⋯」


黙って女の生首を見つめている。



75:02

ベルトを緩め、ズボンとパンツを下ろした。


次の瞬間、女の口に×××××

これがお蔵入りになった動画の全容である。

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