37話 第二回イベント 無理
総帥自身が言うには強いと言うことだ。
総帥はゲームで用意された強者キャラということ。けど、魔力は感じないしそれに何にも武器類をもってないな。
防具類も、全然きてないし。上半身裸のおっさんとかどこに需要あるんだよ。
完全に肉弾戦特化っぽいな。こういう一点特化系のキャラってかなり強く設定されてるからな。きついかも。
けどそれを破ってこそ、強くなれる!
思考が完全に戦闘狂のアテラ。
だが、その眼はしっかりと、冷静な眼をしている。
アテラは脳内ハッピーでも、瞬間的な洞察力がとても高い。
普段の超マックステンションからは考えられないほど、高い。
「1位がやられたか、せっかく来てやったのによ。まあお前らが戦闘してたから後回しにもしたんだがな」
やばい! 思ったよりも戦闘狂じゃあ、ないか!
総帥、怖し。
後1位? 1位がやられた? え、さっきの女の人1位だったのか⁈
「他の10位以内の奴は大体弱っちかったからなあ」
へ? どうゆうこと? その口ぶりだと他の10位以内の人と大体戦ってません?
「お前さんと1位には期待をしてたんだがよお。1位をやったお前、アテラ。覚えておこう。そして期待しているぜ? 俺を楽しませろ!」
やっべえ、戦闘狂だあ。しかも目つけられた。
こっわい。
アテラも十分戦闘狂だろうにその自覚がないとは恐ろしい。
総帥は10位以内のプレイヤーを6人倒してきている。
総帥参戦から40分ちょっと。かなりの短時間だ。しかも上位10人に群がるプレイヤーや、総帥自身にも多大な懸賞金がかけられているようなものなので、見つかったら当然狙われる。
唯一望みなのが、総帥の位置は分からないということだけ。
プレイヤーにとっての望みだが。
「さあ、準備済んだか?」
総帥、めちゃくちゃ優しかった。
なんか待ってくれるっぽい。
待ってねえ、今ポーションをおおおおおーーー!
あっぶないんですけど?
騙し討ちとは卑怯なことをしようとするものよ。
急に突っ込んでこないでもらえます?
まあ警戒は常に怠らなずしてるからね。俺に不意打ちは通用しないと思うがいい。
けどここでも察知できてもすぐには動けんからなあ。
めんどくさ。
「軽く戦場の掟を見に染みて味合わせようかと思ったが、いらなさそうだな。じゃあ本気で行くぞ!」
やばい軽いノリなのに、ただならぬ雰囲気が漂ってる。なんかまずい気がする!
回避ー!
はっ?
あっ! 兎いい!
アテラは吹き飛ばされていく。まずそうな気配がして横にずれたのはいいものの、総帥の攻撃がヤバすぎた。
認識も出来ず、わけが分からず後方へと。ただの打撃、拳で殴っただけだ。
衝撃を発生させ、後方へと飛ばされる。
その際兎はアテラの肩にしがみつけず、振り落とされた。
そして容赦なく兎を殴り飛ばす。
勿論兎さんは、耐えれるわけがない。
「再召喚! どっちも来い!」
すぐに兎を召喚し直すが、その硬直はさっきのことで動揺しているのか、考慮されていなかった。
あるいは、硬直よりも兎を呼び戻さないとやばいと思っているのか。
あ、まずい!
また、来る!
うぐっ。
キッツイ。こりゃ無理だ。そもそも、攻撃の動作が全然見えないもん。まあ元から見えないんだけど。そういうんじゃなくて、空気感知した時には遅いんだよ。次の瞬間には殴られてる。
速すぎる。避けれないのに当てれるわけもなし。
こりゃ最強すぎるな。
流石に無理無理。
なんてものを投入してくれたんだよ、運営!
ここまでかなあ。あ、けどHPは結構残ってるわ。無駄に高い防御力のお陰か。
まあ、悪あがきぐらいさせてくれや。
すうううう。
魔力前方向、バーストアタっっっっっク!
という名の魔力をぶつけるだけだ。
魔力も少なかったのもあって全解放しても威力はそこまでないだろうねえ。
「今のは結構効いたぜ?」
ほらねえ。
けど結構効いたのか。
意外と善戦したってことでいいのかな。
もう魔力も切れたし、速すぎて剣でも斬れん。
あああ、兎以外では何気に初めてまけるのか。
「しっかりと楽しめたぜ? じゃあな」
わーお楽しめたってよ。
うげほっ!
しっかりと痛い。
『勇者ポイントを集計します』
『観戦席でお待ちください』
これだけ派手に暴れれたし俺は満足よ
総帥やばすぎだろ、何気に俺って結構強いなはずよ?
兎補正がかかってるし。
それ破られるってやばい。とにかくやばい。
あれには勝てない前提みたいなもんです。気をつけましょう。
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