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回線弱者でもVRMMOを攻略したいです!   作者: 斬突衝打
2章 回線弱者、本格始動
35/40

35話  第二回イベント 苦戦


 イベント開始から2時間が経過した。

 経過したという事は、勇者軍総帥のイベント参加、そして現時点での勇者ポイント上位者の場所が丸わかりになる。


 2364勇者ポイント。アテラは暫定2位!

 つまり、たくさんのプレイヤーに追われるのである!



 だが、アテラにしてみれば、それすらも一撃で倒せてしまう。

 脅威なのは今までとは違いパーティーや単独ではなく、狙う人が協力してアテラを倒しにくること。


 さすがのアテラも飛んで来るたくさんの魔法を交わしながら、近づいてきてる近接職の相手は出来はしない。

 

 一番やばいのが、兎である。

 イベント開始からずっと肩に乗っている兎。


 今までは対戦するのが多くてもパーティーの限界、8人。

 だからこそ、アテラは兎を乗せて戦いが出来ていた。 

 それでもギリギリで地味に兎2匹は、アテラが避けるのをミスったことで、倒されている。

 

 

 なんとか魔法などを避けるのが出来ていたのもまだ人数が少なかったらから。

 今後、パーティーなどよりもたくさんのプレイヤーに狙われる身。


 今までとは比べものにならない一斉放射。避けきれる保障はどこにもない。

 かといって兎を転送すれば弱体化を喰らうのはアテラであり、厳しい状況となってきている。



 だが、そこを何とかするのがアテラクオリティー。

 アテラ自身の発想の勝利というより、アテラの起用富豪さが関係してくる。

 

 

 アテラはスタイルチェンジをし、高機動型魔法砲台となり、プレイヤーの存在を確認すると魔力弾を撃ち込むようになったのだ!


 

 普通の剣士だったなら、魔法を遠くからチクチク撃ち込んだりすれば、勝てただろう。それが大勢で一人に向けて、なら”普通”は、倒されていくものだ。


 だが、アテラは”普通”ではない!

 魔力さえれば臨機応変に、それこそ時には圧倒的防御を誇る要塞に。時には駿足で相手を惑わしたり。

 高火力で倒したりと。


 

 今回もそう。

 一瞬で剣士から魔法使いへと変化したようなものだから。さぞ、アテラを囲む人達も困惑しただろう。

 職業、魔法剣士ならそれは普通なのだろう。

 だが、魔法剣士にしては妙に魔法の威力が強すぎる。


 

 アテラが放つ魔力弾は一瞬で何人もを屠れる。

 廃墟に隠れて撃っていたのに、いつの間にか廃墟はなくなっているではありませんか。廃墟の中にいた人の最後は言うまでもないだろう。

 ということが戦場では起きている。



  

 アテラは一通り、周囲を一掃した。

 危ない! やめんかい! とか考えていたが意外と余裕はあったのではないかと疑わしいほど脳内は賑やかだ。

 

 

 

 

 一人。アテラの目の前に表れた彼。もうそこら辺にプレイヤーは残っていないのか、彼一人だけで来る。 

 無謀だ。

 普通ならアテラにとって全く恐れるに足らないだろう。

 

 

 問題なのは彼がテイマー。使役職なことなのだ。

 そして彼が使役しているのはボラビット。アテラが兎王と呼ぶ存在だった。

 それに加えて、兎もたくさん使役している。 

 

 

 無類の兎好きなのだろうか。

 さっきの攻防で魔力を使ったから今後のことを考えると、魔力はそこまで使いたくない。

 などと、アホと賢いを同時思考するアテラ。

 

 

 使役職に対して有効な手段として、使役者本人に攻撃を当てること。

 それは分かっている。じゃあ斬りにいく!

 アテラがそう思考するのは当たり前のこと。

 

 

 だけど、兎王が彼へ攻撃を防いでしまう。そのでかい図体で庇ったのだ。

 アテラ自慢の攻撃力は兎王には効いていない。兎王の体力は少しも減っていない。

 

 その隙に兎達もアテラに攻撃を仕掛ける。

 残念ながらアテラに対しての攻撃は兎ではほとんど効いていない。

 少しは効いているが、このままではアテラが倒れるまでに時間がかかるのは明白。

  

 

 

 アテラ唯一の弱点。兎への攻撃が全然通らないこと!

 

 兎に対しては称号効果で攻撃力が低下する。それに加えて、機会仕掛けの剣にも加護が付与されているのだ。

 攻撃は、通らない!


 

 

 使役職の彼も瞬時に斬り込んできたアテラの攻撃を、使役するボラビットが庇ってくれ無傷では済まない。

 と思ってしまった。 

 

 現実は、そんなことにはならない。何故か知らないがアテラの攻撃を受けたボラビットの体力は1も減っていなかったのだ。


 なんらかのバグを考えてしまうのは仕方ないことだろう。

 彼とてアテラが2位なのは理解している。


 だからこそ、バグを疑うのだ。2位なんて凄い人の攻撃。いかにボラビットだろうと体力が1も減っていないことなんて有り得ないと思ってしまう。



 

 アテラの方は、剣では傷つけれないことを瞬時に理解し、すぐさま魔力弾へと切り換える。


 兎王狙いではなく使役者狙いで撃つことも忘れない。さっきは庇われただけで兎王まで倒すことはないとクレバーな戦闘をする。

 いつも脳内でアホほど高いテンションの癖に、本質は冷徹な戦士なのだ。

 

 


 放った魔力弾は修業により速い。

 そして、一時的になら、軌道を操作することも可能!


 

 だが兎王の背に隠れている召喚者を容赦なく狙った攻撃。兎王はそのまま庇うように佇む。

 そして、兎王の眼前まで来た魔力弾は急に横に逸れ、また曲がったように使役者を狙い撃つ!

 魔力弾の操作にも膨大な魔力を使う切り札。

 

 

 それを兎王は許さない!


 大きい体だからこそ、少し動くだけで、攻撃を受けきる!


 兎王は、無事!

 又しても兎王は生きている。さっきとは違い少しは減っているが、1割にも達していない。


 

 アテラは魔力をかなり込めている。

 更に魔力弾を操作するのでも魔力を使う。


 今と同じ攻撃はもう5回も出来ない。


 

 使役職の彼はなんとか、現状を理解しようと努めていた。

 だが、やはり理解は出来ない。一番可能性が高いのはバグと考えており、なぜこうなっているのか分からない。

 仮説としてそこまで攻撃力は高くないのかもとは思ったが2位というのを知っているため納得は出来ていない。


 兎達をアテラに対して攻撃指令を出し、アテラに向かわせるが、避けられ、斬られ。

 斬られても兎達は、やはりダメージは受けていない。

 

 こっちはやられないが、相手を倒すことも出来ない。そんな状況に使役職な彼はなっている。



 

 一方アテラも兎の攻撃は避けれるのでやられることはない。

 だが、どんなに頑張っても使役者に攻撃を当てれない。守っている兎王を倒せない。



 

 両者、手詰まり。

 どっちも倒されないし、倒せない。そんな膠着状態。



 

 

 

 

 膠着が終わるのは一瞬。

 外からの異物により膠着は終了する。使役職の彼が倒される。



 

 異物、ノエル。

 勇者ポイント、開始2時間時点で、2932。

 彼女こそ、暫定1位。圧倒的な強者であり、Lv38。

 最高Lvである。


 

 

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