3話 回線弱者と感覚強化
キリがいいので少し短いです。
おはようございます。
今日は学校休みだし今日こそ兎をぶち倒します。
けど兎の位置が分からないと攻撃は当たらないし、位置がわかったとしてもラグいからね。
しっかりと攻撃を当てれるかどうか分からん。
とりあえず朝ご飯食わないと。
ゲームを開始したけどどうすりゃいいんだ。
設定になんかラグを解消する機能ないかな。
そうして初期設定のままにしたあった設定を見直してみる。そこで気になる設定を見つけた。
感覚強化
ゲーム内での感覚設定を強化させる
感覚を強化させる機能らしい。
これなら空気の流れとかで兎の居場所分からないですかねえ。視覚はもう頼りにしてないんだけどね。遅れてるんだから。この目に入る情報が。まあ試しにオンにしてみるか。
『警告:この設定をオンにすると気持ちが悪くなる場合がありますそれでもオンにしますか?
yes or no』
警告が出てきました。何そんなに怖い設定だったの?
ええい男は度胸やってみよう。yes を選択する。
『最終確認:この設定をオンにする場合、自己責任となりますそれでもオンにしますか?
yes or no』
いやここまで確認されたら怖すぎますって。けどそれでも俺はYesを選ぶ!
『感覚強化がオンになりましたそれに連携し機械の強制的ゲーム停止機能がオンになりました』
うーん?なんか強制ゲーム停止機能とか聞こえてきたけど?
あ、なんか書いてあった気がする。ゲーム機の説明に、使用者が命の危険になった場合強制的にゲーム停止させる機能がありますとたしか書いてあったよ。
今はメニューを開いてるからかなんともないんだが。まあ他にもいろんな設定があるし少し見て行きますか。そして役立ちそうなスキルを今度は警告とかもなく設定を済ませる。
メニューを閉じる。相変わらず兎がいるが、オンにしたことでかなんか体の感覚が増加した気がする。
体になんかがある。なんかは分からないけどなんかある。その影響か少し気持ち悪いけどすぐ慣れれる気がする。
左手の前の方からなんか微かに空気の流れを感じる。今まではこんな感覚なかったから多分設定のおかげか。
よし左手の前の方からの力よいうことは兎は左斜め前!そこに向けて
「スラッシュ」
あ、そうだったわ。今まで通り発動には時間がかかるんでしたよ。けど発動するまでの時間はいつも通りでも今日は発動してからの剣を振る速さが速い。称号のおかげかな。
後、体にある何かが動いてる感覚がする。気持ち悪くなってきた。
けど今は兎に集中しないと。
称号で上がった速度とかどういうふうにステータスに表示されてるんだろ、試しに見てみるか
ステータス
アテラ Lv1 職業:魔法剣士Lv1
体力30/30
魔力10/10
物理10 +〈3〉
魔術10
防御10
速度60(上昇中)
技能10
スキル
剣技Lv1 火魔法Lv1 水魔法Lv1 土魔法Lv1 風魔法Lv1
装備
右手 初心者の剣 物理+3
称号
兎に狩られるもの
兎の餌
兎の主食
速度が60になっていて上昇中と書いてある速度60のおかげで降る速さが速かったのかな。
振られた剣は左斜め前へといき
くっ?剣が当たる感覚がしたんだけど、感覚強化かそれとも初めての感覚だからか少し後退りしてしまった。
けど、ようやく攻撃できた。まだ倒せてないけど達成感がある。
次で仕留める。
空気の感覚を早く掴まないと。次は……真横!
『スキル空気感知Lv 1を習得しました』
なんか聞こえてきたけどとりあえず兎への攻撃が先決。次は魔法が当たるかどうか試すか。
「風刃」
また何かが動いて今度は体から抜けていくような感じだ。少ししてスキルが発動する。どうなった?
『兎を1匹倒しました』
おお設定で倒したらアナウンスが聞こえるよう設定しておいてよかったよ。
ようやく俺はチュートリアルを終えたのだった。プレイ時間を確認したら4時間24分だったよ。このプレイ時間でチュートリアル終わってないの多分俺だけ。
チュートリアルが終わったからか体が発光している。
気付いた時には俺は街にいた。