21話 回線弱者とイベントボス2
ああ兎がああ。
よくも俺の強化源をやってくれたな。
絶対に倒す!
さて、このままではさっきまでの動きが出来ん。
「再召喚!」
というわけで兎を呼び戻そう。
さっきやられたのは今日召喚した兎。
兎が転送してあれば。
今日、再召喚が可能になる!
つまり、俺は2回強化出来る!
転送出来る兎は1体だけ。だから先に眷属召喚してしまうと、本当は駄目だったんだよな。
まあこの兎をやらせなければいいだけの話だし。
さあてもうそろそろ、本気で倒そうか!
もう結構本気だったでしょ? という質問には答えれない。
呼び戻せるとはいえ、兎を倒したのは紛れもなくあいつ。
さっきの直撃で3割ほど削れている。
魔力玉なら通じる。
なら今度は奴の行動に気をつけ、兎をやらせないようにしながらぶち飛ばせばいい。
けど、やられっぱなしは尺だ。剣でぶち倒す。
すでに兎には命令をだしてある。
そこからは俺が守れるように動きさえすればいい。
突撃! 集中せよ。
ミスったら動きの遅さから言って致命傷になる。
イメージするのは奴の動きをかわしてからの強烈な一撃。
ゴーレムもこちらへと走ってきている。
そこに合わせれるよう、今だ! 俺の前を斬れるようになめらかに。
あとは仕上げの考え事。
5、4、3……。
体が動くまでの時間は過ぎていく。
ゴーレムのこちらへの走り込みのタイミング的にもドンピシャなはずだ。
足音がすぐそこまで来ている。
っ!
突如として急激に魔力を帯びた物体が、足音の近くに出現した。
これは剣に魔力が付与された?
似ている。俺が魔力を付与した剣に。
1、0。
そして俺の体も動き出した。
やつがもう俺の近くにいる!
ここで決めてやる!
俺が振るう剣が当たる感覚。
間違いなく当たった。
そこに追撃の……。
ぐふっ。
俺の剣が当たると同時にゴーレムの剣も俺に当たる。
魔力で強化されているためとてつもなく思い攻撃。
けれど、俺の考え事は今、5秒終了して、実現する!
魔力全解放!
前方へと!
魔力を集中させるて玉にする余裕はない。
けれど、魔力をそのまま飛ばすだけなら出来るんだよ!
俺は常に考えている。
考えていないと動きが止まってしまうから。
俺の攻撃はまだ終わんねえ!
一歩踏み込んでの斬撃!
『スキル〈命中Lv1〉を習得しました』
命中? まあどうでもいいわな。
もう一撃!
逃がさないよ、ゴーレム。攻撃は受けてもいい、避けるなんて動作を考え込むのを瞬時に出来るほど俺は強くない。
ゴーレムも攻撃を受けること前提の特攻。
前は避けていた剣を避けずに打ち合ってるのがいい証拠。
負けるなんてことはありえないだろう。
圧倒的なステータス強化がかかっている俺。それに先制攻撃はこっちがもらった。
そのまま斬りあい、ゴーレムのHPが1割を切った。
ゴーレムが急に避けに転じ、逃げていったのだ。
「あん?」
急に逃げるとは小賢しい。
おとなしくやられろや!
魔力? しかもこれは、やばい!
やつの手? にとてつもない魔力が集まり出している。
おい、まさかそれをこちらへと撃つ気ではなかろうかね?
絶対そのつもりじゃん!
さすがにあの魔力量を受けたらやられる。
うおおお避けろ!
あ、俺動き出し遅いんだった。
まだ溜めてる最中だろうけど、いつ撃ってくるかなんてわからない。
はやく動け!
あ、魔力の増加が止まった?
ってことはつまり。
次の瞬間に撃ちだされた魔力でとてつもない爆風がおこった。
あっぶねえーー。ギリセーフ!
『スキル〈回避Lv1〉を習得しました』
回避なるスキルも手に入ったわ。今関係ないけど。
この間も俺は動くという思考を止めてない。
だから、こうしてゴーレムに向かって動き出せている。
最後の抵抗じゃ!
さっきの技の反動なのかゴーレムの動きは止まっている。
そこに。
「ダイレクトアタック!」
という名の斬りこみ!
『魔力動源兵を倒しました』
『Lvが20になりましたステータスポイントを獲得しました』
はあ、はあ。
なんかある。
機械仕掛けの剣 物理+30
スキル〈物理強化Lv1〉
《重Lv1》
機械仕掛けの装甲 防御+30
スキル〈防御強化Lv1〉
《重Lv1》
機械仕掛けの靴 速度+30
スキル〈速度強化Lv1〉
《重Lv1》
機械仕掛けの手袋 魔術+30
スキル〈魔術強化Lv1〉
《重Lv1》
機械仕掛けの顔護
スキル〈熱感知Lv1〉
《重Lv1》
ほう。これが報酬なのか? ザ、平均的な装備なのだが目をつけるのはスキルだろう。これによって価値がめちゃくちゃ違ってくる。こえ装備していいんですか?
というかこれつけてらゴーレムの見た目になる気しかしない!
それぐらい、似ている。
似ているではなく本物だろう。黒く特徴的な白線。絶対本物や!
絶対に装備したら間違われるだろ!
まあなにはともあれボス討伐!
どのくらいの早さで倒せたのかな?
多分1番なきがする。
だってこんな装備、他の人が持ってるわけがないだろ。
明らかにボスそのものを現している装備を1番の人以外にあげるだろうか!
まともなゲームならこういうのは特別な装備だというのが相場なのだ。
このゲームがまともなゲームかと問われれば否だろうけど。
ふう。イベントもやることなくなったわ。
のんびりしよっと。
1章終わり、と行きたいところですが運営回と掲示板回をまだいれてないのでそれを話として入れて1章終わりです。
明日は更新できないかもです。すいません。




