20話 回線弱者とイベントボス
日間ランキング30位台、だと? そんな馬鹿な!
ありがとうございます! 感謝!
「イベントだーああ!」
イベントってどこから受けれるんだ?
「戦力強化イベント開催なのら。イベント会場へはメニューから行けるのらよ。それではなのら」
急に出てくる鳥もどき。
メニューから行けるとなるほど。
「やってきましたイベント会場!」
賑わってますね。人がたくさんですよ。
ポーションなども買ったし万全の体制です。
けど少しステータスの確認するか。
アテラ Lv18 職業:魔法剣士Lv5
体力70/70
魔力180/180 +50/50
物理30 +〈50〉
魔術40 +〈40〉
防御20 +〈70〉
速度30 +〈30〉
技能50
スキル
剣技Lv5 火魔法Lv4 水魔法Lv2 土魔法Lv2 風魔法Lv3
影魔法Lv6 明魔法Lv1 毒魔法Lv1 魔力回復速度上昇Lv5
空気感知Lv6 聴覚強化Lv6 嗅覚強化Lv5 視覚強化Lv7 味覚強化Lv4 触覚強化Lv1
魔力感知Lv5 魔力操作Lv5 魔力攻撃Lv4 魔力付与Lv5
装備
体 ボラビットの皮のローブ 防御+30
靴 ボラビットの皮の足靴 防御+10 速度+30
足 ボラビットの皮のレギンス 防御+20
両手 ボラビットの皮と爪の手袋 防御+10 魔術+10
スキル〈ボラビットの風爪Lv3〉
右手 ボラビットの骨剣 物理+50
スキル〈ボラビットの信念〉
アクセサリー 1/3
ネックレス ボラビットの魂玉
スキル〈ボラビットの魂力Lv2〉
指輪 魔力指輪 魔力+50
魔術指輪 魔術+30
称号
兎への反逆
兎への報復
兎への復讐
適当に売ってた魔力と魔術の指輪も買ったし、魔力不足になる眷属召喚で魔力不足になる心配も薄い。
それぞれのスキルLvも上がってる。試すときが来たって感じ。
さて、どのボスに挑もうか。
少しプレイヤーに話を聞いた感じ剣士タイプ、魔法タイプ、環境タイプとボスがいるそう。
環境タイプだけはようわからんけど、まあ挑むきないからいいや。
やるとしたら断然、剣士タイプ。
剣士へと挑むならあっちか。
ボスへの間に行く扉がボスの3体分だけあり、そこにたくさんのプレイヤーが入っていってる。
取り合いにならないよう個人またはパーティーで別々に挑めるようだ。
うーむ、今思ったんだがソロ、なんだよな。
まあ俺のスタイル的に基本ソロにはなるんだが、それでもパーティーを組んだ方が倒せる確率が上がるからなあ。人数でボスも強さ調整されるらしいからパーティーが最善とも言えないんだよな。
まあ俺は秘密がたくさんある。
ばれたくないのでソロでいいけど。
ふう、精神統一。
やはり目指すは最速攻略。そして欲張るなら初回攻略。
絶対に負けられない戦いがここにある! ぐらいの気持ちで行かないとね。
さあ入場!
『魔力動源兵の間に行きますか?』
イエス!
あれ、何も起き……たわ。
いつも通り遅れてただけだね。視界が真っ白に染まっていった。
ここは?
石造りのシンプルな空間。100メートルはあると思える広大た土地。
離れた場所にいる強者の風格のボスが1体。
黒い、全身の黒に白の線が所々入ったいかにもゴーレムと思える人?
俺から見て装備しているのか、はたまたその黒い装備そのものがゴーレムという存在なのか。
さらに、とても重厚感を感じさせるこれまたあ黒、または闇の色と表現すべき直剣。
『戦闘開始まで10、9、8……』
カウントダウンが始まった。
それまでは何も出来ないようだ。
『2、1。開始!』
始まった!
しょっぱなから畳みかける。
「眷属召喚」
あ、やらかした。まあいいか倒せば問題なし!
ああこの召喚までの動けない時間がもったいない。
空気が教えてくれる。
ゴーレムが近づいて来てると。
そして中兎の召喚が終わる。
「危なくなったら逃げろ! それまで待機!」
敵はこの空気の感覚ならもう10メートル以内。
動け!そのまま突っ込んで来てるなら、そこに合わせて斬りこめばいい。
そこで異変に気づいた、動くのが遅い。いやいつも動きだしは遅い。けれど今はそれよりもはるかに遅い!
もういつもなら動き出せる時間は過ぎてる。今もこんなことを考えてる時間すらある。
なにかがおかしい。
今日、今、この瞬間に限って回線の調子が更に悪くなった?
「あ、まずい!」
もう近すぎる。
ようやく体が動いた! けど、もう間に合わない。
もう遅すぎた俺の剣はゴーレムを斬れるわけもなく、俺が逆に斬られてしまう。
けれどそこまでダメージは大きくない。
なぜ? なぜ? なぜ俺は動き出せない。
んなこと考えんな!
まずは敵の撃破だけを考えろ!
そのための道筋をたてるんだ!
俺に出来るのはたすたに敵の位置を感じて、そこに合わせれるように動きの先を読んで、読んで、そこから俺が合わせれるように常に考える。それしか出来ることはねえ!
まず今、分かることはだいたい5秒。5秒かかる。考えてから動くまでの時間が5秒。
それに動いてからの、剣を振る速さもいつもより遅い。
なら必然と、やるべきことはわかってくる。
いつもより先の動きを読む。いつもより早く考える。それだけのこと。
さっき振った剣を避けるため敵は距離を取ってくれてる。
その距離なら少しかかるだろ。
詰めてくる間に俺の最高火力喰らわしてやるよ!
魔力を俺の手の平へと集中させる。
その動きをわかったのかすぐに向かってきてやがる。
しかもさっきよりも速い!
最高速度じゃなかったのかよ。
そして横へと、回避するように動き出す俺。
魔力は動きながらでも操作出来るんだ。
ならそこに留まっている理由はない。
だから魔力を集中させる前に横へと移動と考えた。
こっちへと迫ってきたとこを打ち当ててやる。
けどそこで誤算があった。
奴は俺が避けても追ってこなかった。
空気も音も臭いも俺のもとへ迫ってくることはなかった。
奴は。
奴は! 待機命令を出して後方へ逃げていた俺の兎に向かっているようだった。
ここからじゃ、守れない!
走ったとしても間に合わない。
「やめろやー!」
俺に向かってきた所に飛ばしてダメージを与えるようの手にある魔力玉をすかさず飛ばそうとした。
けれど、俺の動き出しはいつもより遅かったんだ。
そうして奴の兎への攻撃を許してしまった。
逃げろとはいってあるものの、兎の速度でゴーレムから逃げきれるはずがない。
俺は遅れている目で、本当は少し前に倒されている兎が、ゴーレムの剣で斬られいなくなってしまった。
ゴーレムは俺の方を見て喜んでいるかのようだ。
「ふざけんな! 死ね」
そこに今頃、俺の魔力玉が俺の倒すべき敵に直撃した。
所詮はAIのくせに小賢しい!
なんでそんなことをするのやら。
イベント? 何度やられても再戦出来る?
関係ない、今ここで倒す!
戦闘シーンは書いてて非常にわくわくします。




