13話 回線弱者と7日の成果その1
さっさとトンズラした街に帰ってきた時、俺はあることに気づいた。
そう、時刻が21時を越していたのだ! 俺は早く寝ないと起きれないんだよ。だからさっさとログアウトした。
「ログイン!」
俺はまた戻ってきた! ここに!
朝戻ってきてメールがきてることに気づいた。
運営からのメールだね。そして送られてきているのはデータ。このゲームをしている全体のデータ。ランキングなどものっている。
まず、目に付くのが職業割合の情報。
全体でどのくらいの人がどの職業を選んだのかが丸わかりだった。剣使いは20%程度、魔法使いも20%程度と、剣と魔法の職業を選んだ人が大半のようだ。
俺の選んだ魔法剣士だが、1%ほどしかいなかった。魔法剣士はステータスを物理と魔法に降らないといけないから魔法剣士は火力不足になりやすい。そのてん、物理か魔術に迷ったら振っとけ! の剣使いと魔法使いは人気なのだろう。簡単に強くなれるから
そのことをみなさんしっかり知ってるようですね。
他に選んだ人は俺みたいなよっぽどの無知。または魔法と剣を単純にどちらとも使いたいから選んだのか、もしくは鬼畜プレイをお望みの上級者ぐらいしかいないだろう。
けれど全体的にみると魔法+物理攻撃の職業は5%ぐらいはいる。
なにも魔法剣士だけがあれというわけではないのだ。魔法と、他の物理で攻撃する職業が合わさった職業も他にも存在はしている。俺はその中から剣と魔法を使う魔法剣士という職業を選んだだけなのだ。
他の職業も魔法剣士などよりかはかなりたくさんいるようだ。
次に見たのは最高Lv。その最高Lvが12だそうだ。Lv12の人が1人、その次にLv11の人が二人。10からはかなりたくさんいる。
「いや、まった!」
俺の今のLvってなんだっけ? 確か11だったような気がするんだが。
ステータスを見てみると紛れもなく、Lv11とある。つまり、俺はゲーム内で2番目にLvが高いということだ。
「いや、まった!」
チュートリアルにで無駄に4時間も苦戦していた俺だぞ?
なんで、俺はこんなにLvが高いんだ?
そう、心当たりしかない。絶対に兎王との戦闘じゃないか!
そもそも、このLv11は兎と戦闘してて上がったのだ。他にも少し戦闘はしたけど。いやそう考えると俺は昨日ほぼほぼ兎としかか戦ってなかったのか? そう思うと急に虚しくなった。
とにかく、俺は兎との戦闘だけで11までいった。他の人にも簡単だろう。
などと言うつもりはない。
称号の効果で超強化されてなければ俺は兎王と勝手に呼んでいる正式名ボラビットを倒すことはできなかった。絶対にあんなにはやく戦っていい相手ではなかったはずなのだ。だからこど倒したことで手に入る経験値が多かったのだろう。その影響で俺のは11というトップレベルクラスになっているのだ。
他に今後の目安としてデータを隅々まで見た後、俺の装備代金のゴールドを稼ぎにむかった。
ゲーム開始2日目。
「あ、まだ焼き兎の串食ってなかった」
唐突にそんなことを思いだし、インベントリから取り出した。
めっちゃうまそう。ではいただきます。
ああなにこれ、口の中でとろける~。味わって食べないと。
『スキル〈味覚強化Lv1〉を習得しました』
なんか習得してしまった。まあ習得して悪いことはないからいいや。
まだ残ってる焼き兎もある。しっかりと食べないとね。
ゲーム開始4日目。
「火球」
魔力感知のLvがあがったからか、魔力が魔法になるまでというか、魔力の流れがどうなってるのかがわかるようになった。
火球の場合ならまず、体に魔力がじんわりとあつまり、そっから魔力が体の外に出るととなぜか火球になってる。
そこまで理解して俺は思った。
これ、自分で魔法を発動できるのでは?
と、火球にするのは無理だろうけど、漫画でよく見るエネルギーを集めて放つ技ができるのではと思ったのだ。
まず魔力をあつめることだが魔力操作であつめればいいと思う、そこから体外に放出すればなんかそれっぽくなるはず。
では練習しましょう。
ええと魔力を、今回はわかりやすいように左手にあつめる。結構難しい。なんとか集まったかな?
そしてそれを
「放出!」
少しはなれた地面から強い風がふいているようだ。空気感知でしっかりと把握した。
『スキル〈魔力攻撃Lv1〉を習得しました』
今のは魔力による攻撃とういう判定らしい。
効果をみるとだいたいさっきと同じことができるということのようだ。
あっこれ、習得条件に技能40必要じゃないか!
上げておいてよかった技能。いまのとこと技能あげたおかげで位置把握もしやすくなった。
技能って振るときに迷ったけど、かなり使えるな。
ゲーム開始から4日目。
俺は少しづつ剣技を練習している。
剣技を使うとというか、魔法もだけど。発動させようとすると俺は回線の影響で少しの間動けなくなる。
剣技の場合発動させようとするときは必ず敵が近くにいるとき。そんなときに動けなくなると危ないということで今まで使わないようにしてた。けれど少し上手く使えるように練習をしている。
剣技というのは魔力を消費して、威力をあげたりしたりする。
そして剣技を発動させるとき、俺の魔力が持っている剣にながしこまれていき、威力が上昇する。
そこまで理解して俺は思った。
自分で剣に魔力を付与することができるんじゃね?
と、魔力操作で剣に魔力をながしこむようにするだけだ。
では練習してみましょう。
試す相手はそこにいるモンスターです。
魔力を操作して剣に魔力をながしこむ!
そして普通に攻撃しただけでは倒すことができない、そこのモンスターに当てる!
もうすっかりなれて位置なんて把握できている。
切った感覚あり。
『スキル〈魔力付与〉を習得しました』
おお一撃だあー!
しかもスキルまで習得した。
効果は魔力を付与できるというスキル名そのまんま。
えっこれも今日習得した魔力攻撃と同じで技能40必要じゃん!
やはり技能、技能は最高だ!
今日でゲーム開始から7日。いろいろなことがあった。LvやスキルLvがあがったり、北に行ったら兎王が襲ってきたり、北に行ったら兎王が襲ってきたりした。
「今日もモンスターを倒しにいくか」
そう決意して、最近はあまり確認してないステータスをみる。
アテラ Lv15 職業:魔法剣士Lv3
体力70/70
魔力130/130
物理30 +〈7〉
魔術40
防御20 +〈10〉
速度30 +〈2〉
技能40
スキル
剣技Lv4 火魔法Lv4 水魔法Lv2 土魔法Lv2 風魔法Lv3 影魔法Lv5 明魔法Lv1
毒魔法Lv1 魔力回復速度上昇Lv4
空気感知Lv4 聴覚強化Lv5 嗅覚強化Lv4 視覚強化Lv6 味覚強化Lv2 触覚強化Lv1
魔力感知Lv3 魔力操作Lv4 魔力攻撃Lv2 魔力付与Lv3
装備
右手 石の片手剣 物理+7
体 布のローブ 防御+5
足 布のレギンス 防御+3
靴 革靴 防御+2 速度+2
称号
兎への反逆
兎への報復
兎への復讐
いろいろしてたら手に入った魔力攻撃や魔力付与はその名の通り魔力を消費する。
それに加えて魔力操作で魔力さえあれば威力増加できるのでばんばん魔力を使うようになった。得に魔力操作と魔力付与にはお世話になっている。
そんなに魔力を使うとどうなるかというと魔力がすぐなくなるのだ。ということで魔力に多めにステータス振りをしている。
他は魔術と物理に少しずつ、防御よりも速度優先の振り方。
余談だがボーナスポイントはLvが5の倍数になったときにもらえるようだ。
10のときと15のときにアナウンスでボーナスポイントといっていたので間違いないだろう。
魔法などは今向かっているところにいるかもしれない奴に練習台になってもらっておう。というかいつも練習させてもらっている。
「おお、今日は来てくれたか」
俺は向かっているというよりは待っていた。待っていればむこうのほうから来てくれるからだ。
「今日もつきあってもらおうか!」
やって来たのはもう何回目の兎王と愉快な仲間たち。
こいつらとの戦闘は一番慣れてるから一番安全なのだ。
よし頑張りますか。まあそこまで気張らなくても勝てるのは分かってるけど。




