12話 回線弱者と緊急クエスト 掲示板回2 & 運営からの目線その3
うーん?
兎の化け物達って絶対に俺がさっきぶったおした兎のことかな?
「おーい。ここらへんで兎を見たか?」
いつのまにか近づかれていたようだ。この声はさっき大声をあげた男だな。
「見ませんでしたよ? そもそも兎が南にいるわけないじゃないですか」
とっさに誤魔化してしまったけれど、よかっただろうか。
「君は、クエストを見てここにいるわけじゃないのか?」
クエスト?なんのことだ。
「知らないようだね。今から3時間ほど前に緊急クエストがだされたんだ」
緊急クエスト、なんか知らない間に重要なことが起こったらしい。
男の話ではこういうことらしい。
今から3時間ほど前、緊急クエスト:兎の大移動 というものが依頼されたらしい。
その名の通り本来は北にいるはずの兎が大移動をしているというクエスト。
達成条件は、移動している全兎の討伐。そして西を移動している兎を発見し、討伐しようとしたらしいのだが、めちゃくちゃでかい兎がやたら強くて、足止めにしかならなかったらしい。その足止めもすぐにできなくなった。足止めしていたプレイヤーが全員やられてしまったからだ。
その後、兎が移動している場所が追跡して、ここまで来たとのことだ。
そんなクエスト知らないんですけど?
メニューを開いた人、または街の中にいた人は今のところクエストを依頼されているらしい。
「む?これは」
「どうしたんですか?」
「今アナウンスが聞こえてきてね、クエスト達成ならずということだ。時間制限でもったんだろうかね」
間違いなく、おれのせいじゃねえか。兎が大移動してきた原因は多分俺だろうし、その兎を討伐してクエスト達成を阻止しちまった。
「ところで君はここでなにをしていたのかい?」
む、探られたら俺が兎を討伐したのばれる。
「普通にここで狩りをしていたんです。俺はそろそろ帰ろうと思っていたので、それじゃ」
そう。こういうときはトンズラすればいい。
街に帰りながら不思議におもったことがある。
そもそも、なんで兎は大移動してきたのかということ。
さっきは俺のせいで、とも思ったけれどその一番の原因になりそうな称号の効果には兎から狙われるという効果は消えていたはず、けれど最有力なのが称号なんだよな。
消えたと思っていた効果を隠し効果として発動させておくぐらいなら、あの性悪な称号名や呆れる称号効果を仕込んだり、感覚強化に強化系と感知系どちらもぶちこんだあの運営だからね。やりそうなきがしてならない。
とある場所では。
「主任ー! 大変です」
「どうした」
「兎が、兎達が動き出しました!」
「あん?兎はそりゃ動くだろ」
「違うんですよ兎達が西にむかって動き出してるんです。ボラビットと一緒に」
「すぐに原因を調べろ」
本来ボラビットは北の奥の奥にボスとして控えているモンスター。アテラの場合は称号で引き寄せられてしまったが、本当は有り得ないことなのだ。そして調べて判明したのは、アテラをターゲットとして動き出しているということ。
「またアテラかよ」
「称号の隠し効果にまだ効果継続させたのがまずかったか」
そんなこと考えればすぐわかりそうなのにどうしてわからないのだろうか。
なんともポンコツな運営陣である。いやとても優れた技術を持っているだからこそルージックをつくることができたのだ。アホなのか優秀なのかよくわからない運営はある考えを思いつく。
「これを緊急クエストとしてプレイヤーに依頼して兎を討伐してもらおう。一刻もはやくこの騒動を片付けるんですだ」
「了解です!」
このやり取りのあと即効で緊急クエスト:兎の大移動が依頼された
そして依頼を受けたプレイヤー同士の討伐隊がボロボロにされて死に戻りしていく。
「このままじゃ、アテラと兎が衝突しちまう!」
「ああ、アテラが兎軍接敵しました」
強くなったアテラに兎達はやられていく。
アテラはクエストを受けていない。だからアテラが兎を倒しても、達成にはならなかった。
結局この騒動を押さえることはできなかった運営であった。
ルージックにある掲示板では。
緊急クエスト:兎達の大移動について語ろう
1名無しの魔法使い
みんなは緊急クエスト参加したか?
2名無しの剣使い
もちろん参加しましたとも
3名無しの槍使い
あのでかい兎倒すのは無理。というか昼頃に弓使いがくれた情報の兎がこいつなのでは?
4名無しの弓使い
はいその情報をあげた人です。もちろん参加しました。なんか報酬が豪華そうだったんで。
昼にみた兎はあいつで間違いないです!
5名無しの盾使い
あの兎を倒せるのってやばい人ですね。Lvも相当高いでしょう。
6名無しの弓使い
クエスト不達成になったとき、自分は南で兎捜索をしてて帰ろうとしたとき、なんとそこにいたんです!
7名無しの剣使い
>6 誰を?
8名無しの魔法使い
>6 君は結構引っ張るよね
9名無しの弓使い
なんとそこに街に向かって歩く、昼に見たでかい兎と戦っていた男が!
10名無しの盾使い
重要なことをぶちこんできますね。けれどこれは考察のしがいってものがあります
11名無しの槍使い
前にでかい兎を倒したことがある男。そして謎にだされた緊急クエスト。突然終了した、緊急クエスト。
12名無しの魔法使い
謎が謎を呼ぶ展開となってまいりました。今現在の謎をまとめた。
なぜ緊急クエストがだされたのか
なぜ兎がいたであろうフィールドに前にもでかい兎を倒した男がいるのか
なぜクエストは突然終了したのか
男の正体はなんなのか
13名無しの盾使い
1つめの謎、緊急クエストがだされたのかは知りようがないですね。
2つめは男がたまたま、南にいただけの可能性もあります。
3つめは可能性として時間経過で終了するクエスト。緊急とついてますし、緊急で達成せよという意味だったのかも知れません。
4つめですけど、クエストを受けた人、はこのゲームにいるほとんどのプレイヤーだと思います。
そのプレイヤーが倒そうとしても倒せないと兎を倒せる人となるとかなり限られてくる。
14名無しの弓使い
考察ありがとうございます。考えれば考えるほど謎ですね。
15名無しの剣使い
話変えるけどさ、あのヤバい男は見つけたか?
16名無しの槍使い
>15 話かえないでもらって、同じような特徴のプレイヤーなんてたくさんいるからな。見つけれん。
というかよく弓は同じ人だってわかったよな。それといって特徴もなかったんだろ?
17名無しの弓使い
顔だけはしっかりと覚えてますし、雰囲気でわかりました
18名無しの魔法使い
超能力者かよw
19名無しの盾使い
今後も重要なことがあったら報告しましょ
20名無しの剣使い
ではそういうことで解散!
21名無しの盾使い
>20 うい、解散ですか
22名無しの魔法使い
お前らは俺の役割とらないと気がすまんのか?
まあ解散で
まだゲームが始まって1日すらたってない、だと?
少し生活が忙しくなってきました。今後1月位は投稿頻度落ちるかもです。すいません。




