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第四話 学園生活

 俺は宿屋のベットから起き上がり身支度をする。

黄色のネックレスを確認して顔を洗う。そして学園から提供された服装を身につける。まずは上半身に青のシャツを着て赤のネクタイを着け、白ローブで身を包む。そして次は下半身を黒ズボンで包み込む。 

さらに、毛皮に包まれたゴツゴツの茶色靴を履き、最後に金色の鳥が描かれたバッチを白ローブの首に着ける。


 俺『行くか…』

 レリエル『そうね!行きましょうー』


 そして、俺たちは宿屋から出た。


 宿屋から学園への道のりでたわいもない会話をしながら俺たちは歩いている。


 ジノル『ところでさ、みんな自分たちのクラスどう?』


 真っ先に答えたのはレリエルだった。


 レリエル『中々に面白そうな人達でしたわ!』

 ライラ『うん!しかもあのノルマレスさんもいたしね!』


 俺『ん?ノルマレス?』


 俺はその聞き覚えのある名前に思わず反応してしまった。


 ライラ『そう!ノルマレスさん!まだ幼いながらにして他の魔術師を圧倒する人!あの剣聖にも引けをとらないから賢者って呼ばれてるんだ!』


 ライラは今までにないほどの旺盛さ、そして早口でそう言った。


 俺『へ、へぇ〜そうなのか…』


 俺とジノルはその唐突な変貌に驚きながらも会話を

続けた。


 そうして俺たちは無事に学園の前門まで辿り着いた。


 学園の前門には、1人の先生…時間以内に来るか見にきていた。


 ちなみに、ネックレスの類いは身につけても問題にはならない。基本的に外見は学園の服さえ着ていれば問題ないという感じだ。


 そして俺たちは前門を抜け、各々のクラスへと

向かった。


 俺は恐る恐る扉を音を立てず、慎重に開けてみる。


 前のような先制攻撃を受けないように…警戒しながら…俺はその扉の先に居た人物たちを見た。


 人数はざっと3人…16お嬢サミナと16執事ナオマ、

あとは右目なし一本角の男サデラルだ。


 とりあえず、喧嘩している2人は置いといて、

サデラルにあいさつした。


 俺『あ、おはよう』

 サデラル『うむ、被害の汝…元気か?』

 俺『え、あ…あぁ!元気だ!』

 サデラル『そうか…それは、良きこと…』


 俺はそう途切れ途切れに話すサデラルに困惑して、

思わず席に座って秘奥義「寝たフリ」をした。


  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 『フフ…クフフ』


 黒ローブを身にまとった男はそう不敵に笑う。

そんな笑い方に嫌悪感を示したのか…同じく黒ローブを身にまとった女がこう言った。


 『黙れ、稚魚(ちぎょ)


 『稚魚?私がですか?……私にはゾゼルという名があるのに……フ、クフフ』


 男はまた不敵に笑った。


 『…なぜ、こいつみたいな稚魚がここにいるのだ…悪魔様を崇拝していいのは悪魔様から選ばれた者だけだと言うのに…』


 ゾゼル『フフ…酷いですねぇ…私も選ばれた者なんですよ?』


 『黙れ!お前の意見など聞いてない!第一に!悪魔様を慕っているのはこの私だ!引っ込んでろ!』


 そんな2人の会話をただその暗黒に包まれた狂気的な目で見つめていた男がいた。


 『…』


 男は何も言わず、目を閉じた。


  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 俺『はぁ〜疲れた〜ったく自己紹介もなしにいきなり授業とか…流石にきついよ…』


 俺は教室の中、疲れた顔で呟いたつもりでそう

言った。


 ジロル『確かに…最初から授業は面倒くさい‥.』


 俺『うわ!!』


 俺は急に話しかけてきたジロルに大声を上げて

驚いた。


 ジロル『おわぁ!!!』


 そんな俺にジロルは驚き、他のみんなも驚いたようだ。


 ジロル『きゅ、急にどうしたの?』

 俺『いや、急に話しかけてきたからびっくりした』

 ジロル『あ、ごめん…』

 俺『あ、うんいいよ』


 …何故か沈黙が続く、そうするとこんな声が聞こえた。声の主はあの変態男…ザイルのようだ。


 ザイル『お嬢様!下着見せてください!』


 サミナ『ナオ、こいつを殺して‥』

 ナオマ『え?嫌ですよお嬢様…こんな汚れた奴蹴りたくないです』

 サミナ『あなたの好きなチョコ…買ってあげるわ』


 ナオマ『お任せくださいお嬢様!』


 ナオマはそう言ってザイルをクラスの入り口に

蹴っ飛ばした。


 ザイル『ぐふぉ!…くっ…悪くない蹴りだ…思わずあれが暴発しそうだったよ…』


 ザイルはそう言って自分の傷を舐め回しその近くにいた、片腕なし女…ミルマを見て、予測通りの言葉を言った。


 ザイル『あ、体触ってもいい?』


 ミルマ『は?死ね』


 ミルマはそう言ってザイルを蹴っ飛ばした。


 ザイル『ぐふ…今のはよかった』


 そう言ってまた立ち上がって次は厨二病男女…まぁ厨二病兄弟に向けて…


 マータ『いやぁ!こっちに来たよぉ!』


 ザイル『あ、どっちでもいいので気持ちいいことしませんか?』


 ザイルがそう言う前にムルムがザイルのおでこに

手を当て、『風力波動』と言って突き飛ばした。


 どうやら、その攻撃でようやく気絶したようだ。


 そんなことがあったが、俺たちは何事もなかったかのように普通に帰った。


 そういや、今日の授業でいろいろ分かったことあるから思い出しとくか…えーと最初の授業は歴史で…


 この世界の誕生話を聞かされた。んーと確か…

当時この世界は荒れ果てていたらしい。その証拠に未だに荒廃の地サンロールは荒れ果てているそうだ。


 んで、アンエーデルから来た神とやらがこの世界を

再構築したらしい。そしてその神とやらがこの国

サバカルを作り出し、七元徳の守護者をこの国に置き

今に至ったそうだ…ちなみに前まではそいつらと会うことも出来たらしいけど。今、七元徳の守護者たちは忙しいらしく会えないらしい。


 次の授業は数学…主に金の価値を知った。

どうやらお金は全ての国共通らしい、後分かりやすくするために、一応メモした。えーと


 りんご=160銅貨、1銀貨=100銅貨、1金貨=100銀貨

1白金貨=100金貨、1神魔金貨=10000白金貨


 こんな感じだったな…いや、マジで1神魔金貨って

なんだよ!


 そんで…次の授業は国語…うん、本当に日本語……

まぁとはいえ違うとこもあった。それは英語も含まれていたことだ。後、結構楽そうだった。


 んで最後の授業…早いと思う?全然早くないよ…

だって1授業2時間の自然価格だぞ。


 そして、最後の授業は実技…あれは酷かった……


  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ヌルデール『お前ら!今から実技と言う名の虐待を始める!』


 私は厳格に…真剣な面持ちでそう声を発した。


 マラ『へ?』


 マラ・ガンノールが間抜けな表情でそう言った感じがしたが私は気にせず、言葉を続けた。


 ヌルデール『貴様ら!さっさと武器を取り出せ!

ないなら、あそこから持ってこい!早急に!』


 私は声を荒げながら、その武器がある場所に指差した。

 

 そしてみんなが各々の準備を済ませ、位置についた。


 ヌルデール『では…始め!』


 私は天高くまで切り上げるように腕を掲げた。


 こうして私vsSクラスが始まったわけだが…

流石に簡単にはいなかった。実力だけならBクラスは必然だろう…だが、余りにも統率が取れていない…まぁまだ会ったばかりだからなんとも言えないが…

だが……余りにも行動が身勝手すぎるのだ。誰かに合わせようともしない。それだけでない、サボってる奴もいたし、他人を蹴飛ばした奴もいた。なんなら戦闘中なのに私の下着を見たいとか言ってた奴もいた。


 そうこいつらは文字通りdangerousなのだ。


 とりあえず実力分からせるためにボコボコにした。


 いい気味だった。だが、こいつらはまだ立ち上

がった。ただ、下着を見ようとするだけのために動いたしょうもない奴もいたが…奴らは理由さえあれば本気になれるのだと気づけた。なので、さらにボコボコにした。


 結果は私の勝ちであった。当たり前と言ったら当たり前なんだが、結構頑張れたと思ってる。そもそも私も年だし…普通に手強かったし…


 そんなことを思い出して私はまた面倒くさい業務に入っていった。


  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 俺『兎にも角にも早く寝たい!』


 そんなこと言っていると誰かが話しかけてきた。


 『あ!君がマラくん?』

 俺『ん?』


 誰かに名前を呼ばれた気がしたので後ろを振り返ってみた。


 そこにはレリエルとライラ、ジノル、後何か変な

忍者の服着た奴そして…ノルマレスがいた。


 ノルマレス『やぁ!君…あの時のナレスに絡まれてた人だよね?』


 ん?ナレス?あぁいや、そうかあいつか…


 俺は『うん』と素直に答えた。


 ノルマレス『いや〜にしても君…あ、マラちゃん

って呼ぶけど入学試験の時すごかったね!僕思わず

警戒しちゃったよ!』


 いや、マラちゃん…て、いやダメだ!何言ってんだ!そもそもこの世界におそらくその言葉ないみたいだから気にすんな!…よし…


 俺『あぁ〜まぁね』

 ノルマレス『ところでさ、これからサーカスに行くんだけど…君たちも来る?』

 俺『ん〜まぁいいけど許可は取らなきゃ』

 ライラ『それならもう取りましたよ!』


 そんな会話を聞きつけたのか疲れた様子の16お嬢

サミナと16執事ナオマが来た。


 サミナ『ハァハァ…あの、そのサーカスわたくしたちも行っていいですかしら!?』


 ナオマ『ハァ…バカなお嬢様が頼んでるんです。

全然断ってください…』


 2人が息を切らしながらそう言った。


 サミナ『ちょっと!?ナオ!あなた!変なこと言うんじゃありません!』

 ナオマ『だってここまでバカなお嬢様がノルマレス様といるとノルマレス様がバカになってしまうんですから!』


 サミナ『え!?そうなんですの!?

いや、ちょっと待ちなさい!わたくしそもそもバカ

じゃありませんわ!』


 そんな一生続きそうな会話をノルマレスが2人の唇に手を当て止めてみせた。


 ノルマレス『行くなら早く行こうよ!時間は待ってくれないよ!』


 その後からまた1人また1人と増え、結果的に12名で行くことになった。



次回 楽しいサーカス


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