隙間話 (後の)ファッションリーダー玉鍵
感謝とお詫びの1話でございます。よろしければお納めください
<放送中>
「いらっしゃいませっ、玉鍵様!」
秘技、出待ち。
とあるお得意様のご来店を駐車場に響いた独特の駆動音から速攻で察知し、光の速さで入口の前にスタンバッっていたアルディに、その少女はいつものように『どうも』と素っ気なく答えた。
彼女は夏季用の白い制服姿に身を包んだ女子中学生。このブランドのターゲット層のひとつであり、別段来店するに不自然な人間でも驚くに値する人種ではない。もちろん客である以上もちろん店は歓迎はするが、かと言って店長自らいちいち顔を突き合わせて売るほどでもない。
ただの学生ならば。
目の前の少女はよく言われる『どこにでもいる』とは断じて称することができない存在、特別中の特別として扱わなければならない上客なのだ。
腰まである驚くほど美しい髪を何気なく揺らしたその少女は、ただそこにいるだけで他の客たちはもちろん、その接客をしていた店員たちさえもが目を向けてしまうほどのオーラを放っていた。
(やっぱり可愛いぃぃぃぃぃッ! この仕事やってて良かったぁぁぁぁぁッ! )
店員兼店長である『アルディ・ナザレ』は、世界中の地下都市に店舗を展開する女性向けの総合服飾ブランドに勤める2X才の敏腕スタッフである。
女の子の『きれいになりたい』という願いを『魔法のように叶える』という意味で『Wizard』と名付けられたそのブランドを、ひたすらに強い熱意があるという評価でアルディは本社よりこの店を任された。
彼女がこの店を任されてからというもの、赤字と黒字を繰り返す不安定さから『波女』なる不名誉な称号を本社から頂いているものの、それでもトータルで見れば微黒であるので強く叱責されたことはない。
ただし、その微黒を作り出せた理由はアルディの商才ではなく運だったというのが、これまでの分析から本社が下した評価である。
意欲を買う段階は過ぎ、肩を叩かれる寸前となったアルディはそんな事など露とも知らずに情熱をもって日々の仕事に邁進していた。
――――あるいはその熱意が人知を超えた『何か』の目に留まったのだろうか? 下がるべくして下がっていた彼女の業績は、ある日を境にして大幅に上向くことになる。
それはまさに転機。
伏したまま己の情熱によって焼け死ぬはずだったアルディは、業績のV字回復という復活を見事に果たしたのだった。
「あぁ、本日もお美しい! 我が社は玉鍵様のためならどのような商品もご用意いたします! どんな細かい事であろうと、ぜひ私共に仰ってくださいませ!」
アルディはさながらお姫様に傅くように玉鍵を褒めちぎる。
実際に会社のマニュアルにも自意識の強い中高生をお姫様のように扱って、自社の商品を購入させるテクニックはいくつも載っている。
これは別に悪徳ではない。どんな業界でもお客が気持ちよくお金を落としてくれるように、多少なりともリップサービスは行うものだ。たとえスタッフルームで唾を吐くような相手でも、物を買うなら店員は笑顔を続けることが仕事と割り切る。
しかしこの少女に対するアルディの言葉には、誓ってお世辞の成分は一切入っていない。正真正銘心からの言葉である。いっそ玉鍵というお姫様に仕える侍女として振る舞う事を夢想すると彼女は奇妙な興奮を覚えるほどであった。
仮に第三者がこの場を目撃したとしても、世間知らずの中学生をお世辞で騙そうとしている底意地の悪い店員とは絶対に思わないだろう。
アルディが褒めちぎるその少女は、事実女の目から見てさえ嫉妬心が消えてしまうほどに美しいのだから。
「いやあの、そんな大きな買い物じゃなくて」
「当ブランドはハンカチ一枚から全力で取り揃えております。すぐにサンプルをお持ちいたしますので、あちらに掛けてお待ちくださいっ。お飲み物はすべて無料でございます」
客単価などアルディは何も気にせず一部の上得意にのみ開放しているラウンジへと少女を促す。今でこそ本社公認だが、以前はアルディの独断でこの少女をラウンジへと連れて行っていた。その事で他のスタッフに嫌味や告げ口をされた事もあるが、今やアルディの一人天下である。
何故なら今もっともWizardが大事にしている上得意、それが玉鍵たまという目の前にいる可憐な少女その人なのだ。これを先見の明とするならば外野のどんな物言いも通りはしない。玉鍵たまという女学生はそれほどの影響力を持つお客様なのである。
もちろんここまでの影響力を持つまでに至るとは、当時のアルディも思っていなかったが。目の前の少女を独断優遇した動機はとてもシンプルなもの。
(奇麗、可愛い、すんげえ美少女! そのクセちょっとワイルドなところがあるのが実にイイ! うぇへへへへっ)
職業柄、容姿に優れたモデルを何人も見慣れているはずのアルディが、たった一目見ただけで脳が揺れたように感じて倒れてしまったほどの美少女。
そんな可憐な容姿でありながら、どこか男性的なイメージが見え隠れする立ち振る舞いに再び倒れさせられたほどの美少女。
さらにはこの見た目でパイロット。それも超がつくエースというギャップに三度眩暈を覚えて倒れてしまったほどの美少女。
美少女、美少女、美少女。声を大にして叫びたいくらいの圧倒的な美少女。アルディがひたすら待ち望んでいた最高のお客様。
何を隠そう、アルディ・ナザレは美少女が大好きだった。この業界に入った理由も『可愛い少女がアルディ好みの服で着飾る姿を見たい』がためという正直すぎる不純ぶりである。
実際、当然の権利というように任された店舗には本社の意向でどうしても置かなければならない物以外は、店長であるアルディの気に入ったデザインの商品ばかりを置いているくらいなのだ。
その傾向が『標準的な女性の感性』をやや離れていることをアルディは恥じない。世に言う好きなものを仕事にするのは逆に辛いという話を、彼女は全力で蹴り飛ばせるほど好きな事を表に出しまくっていた。
もちろんそれだけで通用するほど服飾業界は甘くない。特にワンシーズン前の流行など見向きもされない女性ファッションにおいて、不動の感性など商売においては害悪でしかないとさえ言える。
ただでさえニッチな感性を持っていたアルディのチョイスは、どれだけ仕入れても見向きもされなかった。
下がるべくしてアルディの評価は下がっていく。抱える在庫はそのまま売り上げへの打撃。倉庫の維持とてタダではない。
だが本社がいよいよ彼女の首を吟味し始めたそのとき、奇跡は起こったのだ。
人間世界における絶対の力『可愛い』を天元突破で持つ美少女、玉鍵たまの来店である。
当時はまだエースとは呼ばれていなかった彼女は、服飾屋の視点から見て驚くほど美しい白いジャージ姿で来店してきた。その日のことをアルディはつい昨日の事のように覚えている。
量産品の地味なジャージのはずなのに、まるでオーダーメイドのような精巧さ。それは10代半ばの未熟な少女らしい、どこか妖しくも清楚という完璧すぎる体形に、やはり完璧すぎるほどにフィットしていた。
美少女の客しか頭にないはずのアルディだが、やはり服飾に関しては嗅覚が働く。一目でそのジャージが既製品を模した一点物と見抜いた後は、もう押せ押せだった。必要なら店の商品を自腹で贈ってしまおうと決断して、目の前の少女に自分好みの服を勧めまくったのである。
ジャージひとつにオーダーメイドなんて金をかけるような少女だ。お金を出したのが彼女の親か、彼女本人かは問題ではない。上物を着ているというだけで理由は十分。このような客をお得意様にしないで服飾屋は名乗れない。
趣味ではない。いや、過分に趣味を含むがそれだけではない。アルディは正しく衣装モデルの『存在理由』を認識していたのだ。
美しい少女が着ている衣装。それこそが売れ筋の商品となるのだと。流行を作る起爆剤になるのだと。アルディは個人の嗜好と服飾屋の本能で、煌めくチャンスを手に入れたのだ。自分の趣味さえも全力で満足させる逸材と共に。
かくして不良在庫だったはずのアルディ好みのニッチな衣装は、あらゆる地下都市で追加発注が殺到し、各店舗で奪い合いになるほどの人気商品となった。
しかもトップ・ボトムは当然として、玉鍵に薦めた下着もまた隠れた流行として10代の女学生を中心に流行することになる。
もはやアルディにとってはこの世の春。節電で蒸した日には学生たちのブラウスから彼女好みのブラが透け、街にいる学生たちのスカートがうっかり翻れば彼女好みのショーツが見えるという、まさに夢のような環境となったのだった。評価ドン底から一転、実利まで兼ねた大復活である。
当然のごとく売上が良くなれば本社も手の平を返した。さも大輪の花が咲くまで耐えていたような顔で、愚かな上司と馬鹿にしていたはずのスタッフまでもアルディのセンスを誉めそやす軽薄ぶりである。
しかし良い事ばかりではない。お金になる事には様々な思惑も生まれてくる。
本社が選んだ有望な人材をここの店長として送り込もうとする計画や、どうにかして玉鍵を専属モデルとして引き込むことを指示する命令が出されたとき、アルディは普段の趣味然とした彼女からは想像できないほどの辛辣、かつ周到な方法でそれらを阻止している。
会社のより高いポストなどどうでもいいと突っぱね、強引にやってきた店長候補は地獄のようにイジメ抜いて2週と立たずに追い出した。玉鍵をモデルにせよという話はアルディ自身とても惜しいが、これは国から強力に禁じられたので本社も黙り、彼女も涙を呑んで諦めている。
「本日はどのようなものをお探しでしょうか? おひとりでゆっくりと見て回りたいというのでしたら、わたくしは向こうで控えております」
内心は今日も自分の好みを薦めたくてしょうがない。しかし買い物というのは自分で選ぶことも楽しみ方のひとつだと、店員の顔をした自分が釘を刺してくる。
すぐ買うわけではないが、何気なく流行をチェックしたくて立ち寄ったということもありえる。それを冷やかしなどと陰口を叩いては客商売など成り立たない。
かく言う自分だって店員に付きまとわれたくない日はあるし、逆に相手にされないと腹が立つ日もあるのだから。
「……その、さ、サニタリーショーツ、を」
「―――お任せください。よろしければ別室に店の品をすべてご用意いたしますので、こちらへ。お客様のプライバシーはどんな方法を使ってもお守りいたします。どうかご安心を」
それまで鼻血が出そうなほど興奮していたアルディは、珍しく顔を赤らめ不安そうにしている少女にスウッと理性が戻った。そして同性の年上として強い使命感を持って動き出す。
(あの反応からしてたぶん初めてか、もしくは始まって間もない。生理用品について調べたときに、それ用のショーツがあると知ったのでしょうね。そして――――相談できる身近な同性がいない)
この辺りの話は主に母親などの肉親から教わるものだが、様々な事情から相談できない子供も世の中にはいる。
――――中には気付かれても親に無視されるような、救いのない家庭で泣く少女もいる。
(この子はそこまでではないでしょうけど……父子家庭なのかしら? それとも没した資産家の相続人とか? ほんの一時期だけど、マスコミが期待のエースって称して追いかけ回してたわよね)
顔立ちが良く戦績の良いパイロットが自身の経歴を売り物にして、芸能人のようにマスコミの前に出る事はよくある。
特に『悲惨な境遇で育った』という一文を引っ提げて、悲劇のヒーローorヒロインとして売り出すのは常套手段でさえあった。
だがアイディの目の前で耳まで赤くする少女からは、そんな小賢しさや卑屈さは欠片も感じられない。慣れない体調変化に困惑する、大人が率先して守るべき子供にしか見えなかった。
「なんでもご相談くださいね、服の事でなくても一向に構いません」
――――女性向け総合服飾ブランド『Wizard』。女の子の『きれいになりたい』という願いを『魔法のように叶える』という意味で『Wizard』と名付けられたそのブランドには、隠れたもうひとつの役割がある。
家庭の事情などからくる知識不足で思い悩む少女たちに、正しい体の知識を教えて健やかで安心できる日常が送れるよう支援すること。
他人同士の信頼関係が厳しくなったこの世界で、せめて弱い立場になりがちな女の子の負担を軽くしたい。
魔法使いは女の子のためにいるのだから。
(ここ来るの死ぬほど恥ずかしいんですけど…)
やってきたのは女物オンリーの服飾店。機能性より見栄えを重視した感じのギラギラした店で、ここに務める店員の視力が心配になる。明るいのは良いが光を反射し過ぎだ。目が疲れるぞ。
店の一角には下着の上下がズラリと並んでるコーナーとかあって、内面男のオレには居るだけで落ち着かねえ。
そういやスーツちゃんの話だと、下着は上下を揃えるのが若い女の基本らしい。ズボラなヤツは気にしないそうだが、オレの場合は厳しいスーツちゃんがいるからなぁ……。
《来ないわけにも行かないでしょ? 別のところに行っても恥ずかしい思いをする店が増えるだけゾ》
(だってよぉ……)
「いらっしゃいませっ、玉鍵様!」
これだぜ? 入って早々に名前付きで挨拶されるってどうよ。人によっちゃ特別みたいで嬉しいのかもしれんが、オレは気配消して買い物したい派だ。
毎度店員に親しく話しかけられたら来づらいって。今日は寄ってくれないの? 的な視線を向けられたら店のある通りさえ避けたくなるわ。
《ダイジョブダイジョブ。今日買うのはメイド服でも巫女服でもバニーでもナイでしょ?》
(いつもコスプレ衣装買ってるように言うな。どれひとつ持ってねえわ)
オレが妥協したのは下着だけだ。どうしたって目に見えちまう外側だけは死守すんぞ。
「あぁ、本日もお美しい! 我が社は玉鍵様のためならどのような商品もご用意いたします! どんな細かい事であろうと、ぜひ私共に仰ってくださいませ!」
(舞台役者でもやってたのかこのねーちゃん。お美しいって)
《実際低ちゃん美人だし? まあ仮にブ〇でも店員が面と向かってお客を〇スとは言わないっショ》
(そりゃそうだがよ。陰で変なあだ名つけてる店員は多いって話だぞ?)
《ジャ〇子とかワ〇メとか、似ているブサい芸人とかナー。どれも低ちゃんには無縁ナリ》
まあ、この体の見た目が良いのはいい加減オレも認めるがよ。中身と性別が違うせいかどうしても他人事に感じるんだよなぁ。
それでもこの体で生きているのは事実だから、こうして日々に生じる些事のひとつひとつを自分で片づけにゃならん。
「いやあの、そんな大きな買い物じゃなくて」
《不安げで草。まんま気弱な女の子みたい》
(うるせえ! こちとら下着ひとつ取っても全部異世界の物に感じてしょうがねえんだよ! まして生理に穿く下着とか未知の世界だわ!)
今日買いに来たのはサニタリーショーツ、とかいう生理用の下着だ。汚れが付き難く落ちやすい材質で、パンツなのに生理用品用のポケットが付いてたりするらしい。それと生理の事は人によってはっきり言わずにブルーデーとか言ったりするらしいな。知らんけど。
《前の醜態を反省して、次までにちゃんと準備したいって言ったの低ちゃんジャン》
初めて生理になったときは半ばパニックになっちまったからな。人間初めての事ってのは何でも怖いモンだって思い知ったぜ。
まだ2回目にはちょっと早いが、スーツちゃん曰く体調不良や精神状態によって急に来たりすることがあるらしいし、そうなってからオタオタしないために色々と調べてやってきたってわけだ。
……中身男のオレが女物の総合サイトを回って生理関係覗いてるってのは、事情を知ってるヤツが見たらさぞ気持ち悪いだろうなぁ。今の体は正真正銘『XX染色体』なんで許してくれや。
(またタコに付け込まれたら困るからな。ああいう連中は人が弱ってる時こそ狙ってくるからよ)
《そういえば西蘭とかいうオペレーターは行方不明らしいヨ?》
(…………………………………………)
《長考スギ。低ちゃんがトイレでクルクルパンツと格闘してたとき契約迫ってきたキモい女だよ》
(あ。あーあー、ハイハイ。星川たちに助けてもらったときか。そういやそんな名前だった気がしないでもない)
《痴呆乙》
(もう接点が出来そうにねえし忘れていいだろ。はい削除削除)
まあなんだ、そういった経緯を踏まえて見つけた物のひとつが生理用ショーツってわけだ。
客観的に言ってこの商品は理にかなってると確かに思う。調べ終わった後でなんか知らんがグッタリしたが。未知の情報ばっかでいちいち脳が疲れるのが原因か。
――――お世辞抜きで命を育む体ってのはホント大変なんだな。それでいて大抵の女子は周囲に気付かせずに過ごすんだからよ。変な例えかもだが一丁前のパイロットみたいな心構えだ、マジ尊敬するぜ。敵が強くても弱みを見せずに耐え忍ぶことが重要ってな。
《あの出来事があったからこうしてるのに。もうちょっと生理が重かったら変な事になってたかもヨ》
幸いにしてオレの場合はかなり軽いらしいのが救いだ。血もあまり出ないし体調もそれほど悪くならない。
それでさえあんだけ慌てちまったわけで。これで薬飲まないと起きてられないような重いヤツだったらと思うと、確かにゾッとするぜ。ひ弱な男には耐えられねえよ……。
「本日はどのようなものをお探しでしょうか? おひとりでゆっくりと見て回りたいというのでしたら、わたくしは向こうで控えております」
(あ゛ー、出来ることならそうしてぇぇぇぇぇ)
《わざわざお店に来たのは店員さんに聞くためじゃろ。ガーンバレ、ガーンバレ♪》
こぉんの野郎、他人事だと思いやがって。スーツちゃんが調べてくれりゃ一発だってのに。オレもサイトの紹介広告見ただけでギブアップだったがよ。
服にせよ下着にせよ小難しい横文字ばっかで全然頭に入ってこなかった。サイズひとつ取っても男物に比べて妙に細けえのな。
「……その、さ、サニタリーショーツ、を」
(あああああああ)
《羞恥で絶叫する内面、ゴチになります》
ただでさえ場違いな空間で何を言わされてんだオレは。客も店員も右も左も女女女。その中でさらに女らしい理由から女物の下着を教えてもらいに来店するって、もう泣きてえ。
なんら恥じることの無いごくごく当たり前で必要な事のはずなのに。何でこんなに恥ずかしいんだよぉ。
―――――え。こ、これってもしかして女の脳に引っ張られてる? ちょっとしたことで泣きたくなったり、恥ずかしがったりって。え、ちょ、恐っ。
(オレは男、オレは男、オレは男)
《突然どうしたの?》
(女の脳が男の精神を侵食し始めたかもしれん! 助けてくれスーツちゃん!)
《ダイジョブダイジョブ。低ちゃんが完全な女の子になっても、スーツちゃんは一向にかまわん!》
オレが構うんだよ! オレが!




