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3 本気の春斗君① 容姿編

第3話目投稿です。

思っていた以上に長くなってしまったので春斗君本気は2話に区切ります。

このお話は春斗君との出会いから本気出してもらう約束を取り付ける話です。

 俺と春斗が初めて出会ったのは小学4年の時だ。

 ある放課後、いつも通り近所の友達の真紀と一緒に帰ろうと校門で待っていたら、真紀が二人の男女と喋りながら校舎から出てきたのだ。


「あっ!まいと君お待たせー。」


 俺に気づいた真紀は右手を挙げてブンブン振りながら近寄ってきたので、俺もおう!と片手をあげて返事を返した。


「まいと君、この二人は私と同じクラスのかもがわなつきちゃんと、いずみはると君だよ。まいと君は違うクラスだから知らないだろうけど、私の友達だから仲良くしてね。」


 俺の前に来た真紀はそう言って二人を紹介してくれた。真紀は基本人見知りはしないほうなので、こうやって同じクラスの友達を作ることは別に不思議じゃない。

 俺も人見知りではないし、真紀の選んだ友達なら悪い奴じゃないだろうと思い自己紹介した。


「俺は梶原舞人、宜しくな。えーっと、いずみ君とかもがわさんでいいのかな?」


「泉君じゃなくて春斗でいいよ。俺もまいとって呼びたいし。」


「私も鴨川さんじゃなくて夏希でいいですよ。」


「そっか、じゃあこれから宜しくな、はるととなつきちゃん。」


 喋ってみると案の定二人ともいい奴だった。春斗は俺のことを舞人と呼び、夏希ちゃんは舞人君と呼ぶようになった。二人は家が俺たちとは反対の地域にあるみたいなので正門で少し話してから別れることになった。

 それからは休み時間お互いのクラスに行ってお喋りしたりと自然と仲良くなっていったのだ。休日も四人で公園で遊んだり、お互いの家に行ったりして小学生時代は過ぎていった。


 

 中学生になっても四人の友達関係は続いていた。まあ、同じ学校だし親友と言ってもいいくらい仲が良かったし。

 ただ、入学して3週間くらいして二人とも眼鏡を掛け始めた。俺達は目が悪くなったのかと心配して二人に聞いたら二人とも「両親がこれ掛けて学校行くようにしろって言われた。」って言って苦笑してた。

 俺も真紀もわけが明からないって感じで首をひねるだけだったが、あまり深くは聞かずにその場はスルーしてた。その後も二人は前髪を伸ばして目元を隠したりと俺達から見ても地味な見た目に変貌していった。


 そして一年が過ぎ2年になった。2年になると俺と春斗は同じクラスになり真紀と夏希ちゃんとは別々のクラスになった。同じクラスということもあり俺と春斗は二人で遊ぶことも多くなっていった。

 あのGW中の一日も春斗と二人で遊ぶ約束をしていたので春斗の家にお邪魔していた。そこには春斗の両親もいたのでふと眼鏡を掛けた理由を聞いてみる事にした。春斗も「ちょっと買い出しに行ってくるからリビングで寛いでて」といって家を出ていったので丁度いいと思ったのだ。


「そういえば、眼鏡を掛け始めたのは両親に言われたって聞いたんですけど何でなんです?」


 リビングのソファーでくつろいでた春斗の両親、浩二(こうじ)おじさんと香織(かおり)おばさんは一瞬ビクッと肩を震わせ俺に真剣な眼差しを向けてこう言った。


「舞人君...君は春斗の()()を見たことがあるかね?」


()()ですか?いえ、多分見たことないと思いますけどそれが何か?」


「春斗が()()を出すとうちの妻と娘の冬華(とうか)が半日活動停止してしまう。」


 は?浩二おじさんは何言ってるんだ?と俺は思った。そりゃそうだろ、春斗が()()を出すと香織おばさんと冬華ちゃん(春斗の二つ下の妹)が半日活動停止になる意味が分からん。


「春斗の()()に耐えられるのは夏希ちゃんだけですもんね。いえ、言い方がちょっと違うわね...夏希ちゃん仕様になるといったほうが正しいかしら...」


 香織おばさんはそう言うと頬を少し赤らめてボーっと宙を眺め始めた。


「い、いかん!おい母さんこっちに戻ってきなさい!!実物見てないで思い出しだけでそっちにいかないでくれ!!!」


 そう言いながら浩二おじさんは香織おばさんの肩を揺さぶり、香織おばさんはハッとして「ごめんなさい」と小さく呟いていた。


「とにかく舞人君。私たちは春斗の()()を人様になるべくみせないようにする為に眼鏡を掛けさせているのだよ。」


 まるで魔王を封印してるみたいな言い方だなと俺は思った。そしてそれと同時に春斗の()()を一回でいいから見てみたいとも思った。怖いもの見たさともいうか...そこまで言うならどれ位凄いのかって興味が出るのは当然だろ?

 そんな風に考えてると買い出しに出かけていた春斗が帰ってきたので俺は「ありがとうございました」と話を切り上げて春斗の部屋に戻ったのである。



 そして中学2年の一学期終業式の放課後、帰る前に俺は春斗に言った。


「明日から夏休みじゃん?早速だけどさ明日春斗ん家行ってもいい?」


「ああ、勿論いいよ。夏希と真紀ちゃんも呼ぶか?」


「いや、どうせなら野郎同士二人で遊ぼうぜ。四人で遊ぶのは別の日でもいいだろ?」


「了解。何時でもいいから適当に来てくれ。」


「11時辺りに行くわ。昼は外に食べに行けばいいだろ?」


「んじゃ、待ってるわ。何かあったら電話かメッセくれな。」


「おう。んでさ、一つ頼みたいことがあるんだよ。」


「ん?俺に出来る事ならいいよ。」


「春斗の()()見せてくれない?お前の眼鏡外した格好も全然みてないしさ。」


「うーん...夏希とデートじゃないなら本気出す必要もないんだが...まあ、舞人の頼みだし一回くらいならいいよ。」


「おお!サンキュー!!明日楽しみにしてるわ。」


こうして俺は明日、春斗の()()を見ることになった...

次話で春斗君本気降臨です。

ブックマークと評価してくださってる方本当にありがとうございます。

拙い文章ですが少しでも楽しんでいただけるように頑張ります!


よく春斗と舞人を間違えて書いているのでそれに気づいて直してるときキーってなってますww

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