表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/25

2 四天王

第二話目投稿です。

相変わらず温かい目でお願いします。


俺の名は梶原舞人(かじわらまいと)

白鷗(はくおう)高等学校1年A組の一人だ。

突然だが、この白鷗には学年ごとに四天王と呼ばれる奴らがいる。

白鷗はA~Dクラスまであり、男子だけで言えば一学年で60人ほどいる。

当然、その中にはかっこいい奴、いわゆるイケメンと呼ばれる奴もいればブサイクな奴もいるわけだ。

四天王と言うのは、まあ簡単に言えばその学年のイケメントップ4って事だな。

えっ?それを決めるのは誰かって??

そんなのその学年の女子たちが決めるにきまってるじゃん。


1-A 小林陽介(こばやしようすけ)

スポーツ万能で勉強もそれなりに出来るさわやかイケメン。


1-Bにいる学年一の秀才、クール系イケメン宇野学(うのまなぶ)


1-D、童顔で可愛いと評判の虹川光(にじかわひかる)


そして1-Aにいる俺、梶原舞人だ。


俺は1-Cいる桜井真紀と恋人関係にあるのでそれほどでもないが、ほかの三人はフリーなのでよく女子から告白されているらしい。

まあ、三人ともまだ誰とも付き合う気はないみたいだが...


「なあ、舞人。」


「ん?どうした陽介??」


休み時間、トイレの帰りに陽介から声をかけられた。

同じクラスだし知らない仲でもないから普通に会話する。


「お前ってあの泉と友達なんだよな?」


「ああ、小学校からの親友だな。それがどうかしたのか?」


「いや、それがどうかってのはないんだが、、泉ってあまり喋らないし友達もお前くらいしかいないって感じじゃん?

俺は中学お前らとは違かったから昔からそうだったのかなって思ってさ」


「あー、なるほどね。確かに春斗は昔からあまり友達作る感じじゃなかったな。真紀が夏希ちゃんと親友だから自然と4人で遊ぶことが多くなって仲良くなったって感じかな。」


「地味カップルの親友同士で仲良くなったって事か。なるほど、教えてくれてサンキューな。」


「あいよ。まあ、春斗も喋ればいい奴だってわかるし陽介も少しは喋ってみたら?」


「ははは。機会があったら喋ってみるよ。んじゃな。」


「おう!」


そういうと陽介はトイレに向かい俺は教室に戻った。

白鷗に入って一か月。中学時代に言われていた地味カップルの呼び名は今も健在である。

(地味カップルか...確かに表面だけ見ればそうだよなー。)

そう思いながら席に着くと、俺はちらりと春斗のほうを見た。

俺の席は真ん中の一番後ろの席で春斗は窓際の前から二番目の席に座ってるのでよく見える。

中学から伸ばしている前髪で目元を隠し、お洒落とは程遠い眼鏡を掛けて春斗は頬杖を突きながら外をボーっと眺めている。

(あいつの()()、今見たらどうなるんだろうな...)

不意にそんな事を思い慌てて首を横に振り回した。

やばっ!あいつの()()はある意味凶器だ。二年前ですらあれ程の破壊力だったのに今見たら男の俺ですら惚れてしまうかもしれん!

そう、俺が春斗の()()の容姿を見たのは中学二年の時だった...

次回で舞人が本気春斗をみた話を書きます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ